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2010.02.21 (Sun)

おふくろの味はゆでタマゴ ~フランス家庭料理事情

 まいったね。
 フランス版おふくろの味には、まいったね。


 以前も書いたように、フランスには専業主婦がほとんどいない。
 なぜなら、出産をしても女性が仕事を辞めなくていいからだ。



s-researchgoo.jpg
「goo research」より)



 仕事を続けたい女性が仕事を続けられるのは、素晴らしい。
 だがフランスでは、専業主婦になりたい女性が仕事を辞められない雰囲気がある。そこは逆に自由じゃなくなっちまってるきらいがある、ということは前に書いた


 そればっかりじゃなく、物事には光があれば影もあるわな。
 たとえば、父ちゃんも母ちゃんも働きに出てるとなれば、家事は誰がやるのか。
 もちろん二人で分業するんだが、スーパーマンじゃねえんだ。おのずと限界がある。どっかしらを削ぎ落とさなきゃなんねえ。

 三度のメシもまたしかりだ。
 今回はそのメシという面から、現代フランス家庭事情について書いてみようと思うぜ。


 子猫ちゃんたちは、フランスと言えばグルメの国だと思ってるんじゃないかな。
 しかし、フランス人たちが普段食ってるものというのは、実に質素なもんだぜ。
 質素と言っても、「冷蔵庫の残り物をさっとクッキング」なんていうレベルにすら達してないのよ。
 昆布と鰹節で出汁をとるのは手間がかかるから「ほんだし」を使うとか、そんないいもんじゃないのよ。


 アンタ、「ピカール」ってなんだか知ってるかい?
 金属磨き液ってわけじゃ、ねえんだぜ。



s-pikal.jpg
(日本のピカール、日本磨料工業株式会社ウェブサイトより)




s-picard.jpg
(フランスのピカール、kelmagasin.comより)



 フランスのピカールってのは、フランスでは有名なスーパーなのよ。
 何がすごいって、店内の商品はすべて冷凍食品なんだぜ。
 冷凍食品しか売ってないんだ。

 店の広さは普通のスーパーと変わらないか、むしろよりデカイくらいだってのによ。
 これがまあ、何から何まで売っててな。味もそう悪くない。安くはないが、忙しい時には便利なもんだ。

 店舗数は、なんとフランス全土で700を超えるそうだ。それだけ需要があるってことだな。
 子どもをほっぽり出して仕事して、あげく晩飯は冷凍食品なんて言うと、日本じゃ悪い親の典型と言われそうだが。フランスじゃあしっかりと市民権を得ているということがわかってもらえただろうか。

 もちろん、普通のスーパーにも冷凍食品は売られていて、人気がある。土曜日なんかは一週間分の冷凍食品を買い込もうとする人でいっぱいだぜ。
 ただ、どうしたって冷凍モノってのは、ピザだの揚げ物だので、塩分やカロリーは高くなるよな。
 そんなこんなでフランスではいま、増えすぎた肥満児が社会問題化してんのよ。おいおい、アンタらが日頃バカにしているアメリカと、何も変わらねえじゃねえか。


 おっと、フランスをなめてもらっちゃ困るぜ。
 まだまだこんなもんじゃねえんだ。
 ピカールで売ってる晩飯なんてのは、ほんのご愛嬌なのよ。


 番長あるとき、フランス人に、アンタにとって家庭の味っていうと何なんだい、って聞いてみたんだな。
 こっちの頭の中には、キッシュ(生クリームと卵を混ぜたパイ生地にベーコンや野菜を入れて焼いた料理)やポトフ(肉や野菜の煮込み)なんかが、あらかじめイメージとして頭の中に浮かんでるわけじゃねえか。

 そしたら、ポンフリだって言うんだよ。
 ポンフリってのは、正確に言うとポム・フリット、英語で言うところのフライドポテトだ。
 そりゃオマエ、フライドポテトもうまいだろうけど、日本で「かあちゃん自慢の一品と言えば白いご飯だい」って言うようなもんだぜ。

 おっと、誤解のないようにしておかなきゃあな。日本ではフライドポテトと言うと添え物っぽい印象かもしれんが、フランスではメインディッシュに合わせて出てくるライスの皿みたいな存在だ。
 ステーキやムール貝の蒸したもの、あるいはサンドイッチなんかと一緒に、大量に皿に盛られたのが出てくる。コイツはその、皿盛りライスこそが家庭の味だって言ってるわけだ。メインはねえのかよ。


 まあ、これはたまたまトンデモ母ちゃんだったのかもしれねえ。
 また別の野郎にも聞いてみた。
 今度はウフ・マヨネーズだと答えやがった。

 どうやらフランス料理っぽくなってきたと思ったかい? ところがぎっちょんキリギリス。
 ウフってのは卵のこと。マヨネーズはマヨネーズだな。
 あのな、ウフ・マヨネーズってのはさ、ゆで卵のマヨネーズがけのことなのよ。



s-oeufmayonnaise.jpg
「regime homme」より、ウフ・マヨネーズ)



 いや、ウフ・マヨネーズ自体は、確かに由緒正しいフランス料理らしい。
 レストランでも、気取らない感じのところはメニューに載せてる。
 マヨネーズの味に凝ったり、生野菜を添えてみたり、連中に言わせりゃそれなりに奥の深いもんらしい。

 だが番長、日本のフランス料理店でこのウフ・マヨネーズを出すというところを、寡聞にして知らねえ。
 理由はわからんし、ひょっとしたらそういう店もあるのかもしれないが、薄々想像は付く。こんなもん出したら日本人は怒るだろうってな。

 だってだぜ、ゆで卵にマヨネーズをのっけてモサモサ食うなんて、夜中に小腹を空かせた食いしん坊が胃の活動を抑えるため、やむを得ずすることじゃねえか。


 この粗食というか貧食ぶり、番長のまわりが特別だってわけじゃあないらしい。
 パリに住んで40年になるという日本人、ミツコ・ザハー先輩はこんなふうに書いてらっしゃる。



 そこで、フランス人のおふくろの味ってなんなのか、という話題になったのだが、意外な事実が判明した。うちのママンが料理したのを見たことないとか、料理が嫌いとか、料理すると家中匂うから、キッチンが汚れるからやらないとか、嘘でしょ? みたいな話ばかりですぐには信じられなかった。

(中略)

 では、と質問を変えてみた。子供の頃は何を食べていたのか?

 朝はネスクイック(インスタント・チョコレートをミルクで溶く)とコーンフレーク、とかカフェオレにタルティーヌ(バゲットにバター)がほとんど、昼はカンティーヌ(給食)、おやつはパンオショコラが一般的のようだ。だが聞いてひっくり返るのはディナーである。パリの母親の80%は仕事を持っているということもあるだろうが、毎日の子供の夕飯のお粗末なことと言ったら……。

 「お昼に給食をきちんと食べていれば栄養はちゃんと摂れているハズよ、夜は軽い方が消化にも良いし」という理由のもとにハム1枚(だけ)とか、出来合いのクレープにジャム(だけ)とか、冷凍ピザをチーンする(だけ)とか、なんとも……淋しい。スパゲティにケチャップとグルイエール・チーズの時はご馳走だと思った、と聞いて私は悲しくなってしまった。

 それも、週に半分以上はベビーシッターやお手伝いさんと一緒に食事をして、親は(半数が離婚家庭)子供達が寝てから出掛けたり、友人達を呼んで遅い時間に食事するので何を食べていたのか知らない、と言う。


(ミツコ・ザハー著「パリジャンは味オンチ」p46-47)



 な。
 こうなってくると、なんだかむしろ、泣ける話になってきただろ。

 食い意地の張った番長からすると、こうなってくるともはや家事をする時間がないというだけの問題ではなく、この人たちは、フランス人たちってのは、食うことの喜び、食への執念ってもの自体が欠けてるんじゃあねえかすら思えてくるぜ。


 このあたりの貧食っぷりと、共働き家庭が多いこととの間にはたして関係があるのかどうか。
 それは番長にはわからねえ。
 しかし、こんな食事でもいいんだっていうハードルの低さが、働く女性を楽にしているってところは確実にあるだろうな。
 コンビニ弁当や菓子パンなんてのはかわいいもんじゃねえか。

 フランスはいま、先進国の中では例外的に、出生率がどんどん上がっている。少子化に悩む日本では、フランスに学べ!ってな議論も多い。
 だが、もしフランスを真似ることで出生率の向上を目指そうというんであれば、こういう統計の数字には現れないところまでしっかりマネしていかねえと、成果は上がらないだろうぜ。


 いや、まいったね。
 日本では食育なんてことが盛んに言われているが、フランス人に言わせりゃ、それもアナクロなのかもしれねえな。




bancho200.gif




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テーマ : フランス ジャンル : 海外情報

10:32  |  俺節フランス  |  トラックバック(1)  |  コメント(25)  |  編集  |  上へ↑

*Comment

■ボンジュール、番長さん!

今日の記事も興味深く読ませていただきました。

同じく食い意地の張った自分には本当にフランスの子供たちがかわいそうに思えてしまいました。
フランス帰りの人たちが口をそろえて美味しい、美味しいというフランスのパン屋さんも、実はフランス人にはそんなに利用されていないのでしょうか?

日本人はとかく自虐的というか、やたらと「日本はダメだ、欧米に学べ!」と言いたがりますね。
もちろんそういう面はあろうかと思いますが、番長さんのおっしゃるように、裏側にある事実はあまり伝わってきませんね。
何かを犠牲にしなければできないことだって沢山あるのに!

国内の政治に関しても、報道は矛盾だらけです。
テレビをつけると頭が痛くなる今日この頃です(^^;
shoko |  2010.02.21(日) 19:43 |  URL |  【コメント編集】

■凄まじいですね

いやー冷凍食品専用スーパーがあるとは知りませんでした。ここまでの効率主義、あっぱれですわ、ハイ。(茹でたてパスタの美味しさとか、一生知らなくて良いからともかく働けよゴラッって事ですよね?イタリア人には考えられないでしょうね。)専業主婦は犯罪者扱いに近いし。。。なんなんですかねえ。私個人的な話で申し訳無いのですが、専業主”夫”も何人か知り合いに居ますよお。そんなんはもう”ゴミくず”ランクなんですかね、フランス人の考え方だと。おお怖っ。
くらら |  2010.02.21(日) 22:17 |  URL |  【コメント編集】

こんにちは番長さん、いつもながら楽しませてもらってます。
特に前回のは目から鱗でした、、、68年をあんな快活に説明するとは。笑


でも、どうなんでしょうかね。
難しいですよね、働く男女ビョウドウ社会をめぐっては。
例えば週末で時間のある日は、すこし時間をかけて自分で料理するみたいな話もよく聞きます。毎日タママヨではないのかもなと。でも番長さんのおっしゃる通り、貧食になってる家庭(とくに若い年代層)が多いのも事実ですよね。これはどこの現代社会も抱える問題なんでしょうかね。

あと、いくら女性が働き出したと言っても、家事は結局女性が賄ってるケースが多い気もします。現代のフランスでも。

男女平等というのはタテマエで、結局女性は働くことによって更に窮屈な生活を強いられてる場合もあるなと。日本の場合はそれがもっとひどい気もしますが。
ファム・アクチュエル(笑)みたいな雑誌をみてると「専業主婦の魅力」とか「働かないという選択」とかも最近多くなってきて、逆に家庭や家事をある程度犠牲にして働くことにたいする疑問も見え隠れしたり。

なんというか、ところかわればジェンダー問題もかわる、というかんじですね。

あ、ちなみに「ホムラ」には大爆しました笑

これからも楽しみにしてます!
ちは |  2010.02.22(月) 03:35 |  URL |  【コメント編集】

■Re: ボンジュール、番長さん!

 shokoさん、押忍! いや、バゲットはもちろんみんな食ってるが、あれは基本的に朝食うもんだからな。もしくはサンドイッチで昼食に歩きながら食うとか。って書いてて思ったが、もちろん家庭によるだろうけど、バゲットを朝食わないところもあるだろうな。というのも、自分で焼いていない限り、パン屋まで買いに行かなきゃなんねえだろ。朝が慌ただしいのは万国共通だ、面倒くせえもんな。残念ながら日本にある「フランス本」の著書の皆さんは交際相手が華やかすぎて、中流・下流階級の暮らしぶりにはあんまり目がいかねえものと見えるぜ。
フランス番長 |  2010.02.22(月) 09:27 |  URL |  【コメント編集】

■Re: 凄まじいですね

 くららさん、毎度! お住まいの国には冷凍食品専用スーパーはないかい? もっとも、食事なんかどうでもいいというのも、それはそれで一つの考え方だ。番長は御免蒙るが、人がする分にはご自由にってとこだな。ちなみに、誤解のないよう一言添えておくと、フランスにも専業主婦はいるんだぜ。30代で80%が働いてるってことは、少なく見積もっても2割は働いていないということだ。その相当な部分がおそらく専業主婦だろう。ただ、なんか専業主婦じゃないぜ的な空気を出すのがうまい感じするんだよなあ。
フランス番長 |  2010.02.22(月) 09:31 |  URL |  【コメント編集】

■ちはさん、押忍!

 そうだなあ、おっしゃるとおり、日曜日なんかは豪華に食べる家庭も多いようだな。食事に関しては個人差というか家庭差がかなり大きいんで、番長も一概にこうだと決めつけるつもりはねえぜ。しかし、まあこりゃこっちの勝手な思いこみなんだが、思い描くフランスの家庭料理と実態の間にでっかいギャップがあるのもまた事実だと思うのよ。
 男女平等がフランスですらタテマエだってのは番長も同感だな。いや、日本よりは100倍マシだと思うぜ。日本の男どもははっきり言って甘え過ぎよ。ただ、フランスでも育休を取る男ってのはまだまだ少数派のようだし、カミさんに財布を預けるって考え方がないところは日本より劣ってるよな。で、コドドもそうだったが、専業主婦見直しみたいな揺り戻しも来てるようだな。ボボの次は専業主婦(夫)がアラモードになるかもしれねえな!
フランス番長 |  2010.02.22(月) 09:39 |  URL |  【コメント編集】

■ポムフリにウフマヨ!

番長、どうも。今回も衝撃的な内容ですねー。でも納得です。
以前、フランス人のベビーシッターをしたときに、うちの子供にはバランスのいい食事を取らせていると言って、
・パスタ(塩も入れずにぐでぐでにゆでたものをバターであえただけ)
・お肉(シャガールの袋を開けて塩もせずに焼いただけ)
・コーン(缶詰あけただけ)
を用意していました。今思えばまだいいほうですね。
これが日によって、パスタがパンになり、お肉が出来合いのお魚フライになり、コーンがきゅうりになり、、4歳の子供だったんですが、一人で狭いキッチンに座らせて食べさせるんです。そんな風にご飯食べてもおいしくないだろうなーと(実際おいしくないと思いますが)思っていました。
若者はおかしとコーラが大好きだし、日本のフランスに対するおしゃれなイメージとは全然違いますねー。
それにしてもフランス人の食べるパスタって、なんであんなにぐでんぐでんなんですかー?
ゆう |  2010.02.22(月) 21:22 |  URL |  【コメント編集】

■マヂですか?!

仙台の学校給食並みじゃないですか?!!!

番長、押忍です!にわかに信じ難いですが現実なんでしょうね。ピカールだなんて、、、金属磨きのピカールは私も持っていましたが、、、

というのも私の旦那はフランス人で毎晩ご飯を作ってくれるんですが、食べる事には煩くて敵わないくらいなんですよ。出来合いの物なんて食べさしてやもらえないし、夕食には必ずパンとワインとチーズ、それもいろいろ組み合わせやら食べる順番やらがあるらしくて、いちいち煩いんですわ。フランス人からしてみれば常識なのかもしれませんし私が人前で恥をかかない様との事でしょうが、こっちにしたら殆どファシストなんですよ。

でも今のフランスの食卓がこんなんじゃあ、普段は煩い煩いなんて思っていたフレンチのマナーが、いつか消えてくんじゃないかと、かえって心配になりました。
ポピースイス |  2010.02.22(月) 22:37 |  URL |  【コメント編集】

■Re: ポムフリにウフマヨ!

 ゆうさん、押忍! フランスのスーパーマルシェっていうかハイパーマルシェに行って最初に思ったのは、アメリカそっくりってことだな。品揃えといいデカさといい。まあホント、フランスのどこにグルメがいるのかいなって感じだな。あのパスタ、ぐでんぐでんに20分くらい煮込んだアレだが、やっぱりフランス人はあの味が好きなんだろうよ。これは冗談じゃないんだぜ。マズイと思えば改めるだろうからな、その方がゆで時間は短くてすむわけだし。そんなわけだから、フランス人の味覚なんてとても信じられねえんだよな。
フランス番長 |  2010.02.23(火) 07:36 |  URL |  【コメント編集】

■Re: マヂですか?!

 ポピースイスさん、押忍! 子どもに過不足なく栄養を摂らせたいってのも親心ってもんだと番長思ってたが、まんざらそういうものでもないらしいな。旦那さん、毎食作るなんて素晴らしいじゃねえか。幼い頃からよほど食べるものに恵まれてきた、育ちのいい方なんだろう。
ま、ファシストまで行くとちと困るが。凝りすぎなくてもいいのよ、手抜きでいいんだからさ。たとえばポトフなんて超簡単につくれると思うがなあ。ちなみに、番長の日本人の知人に、冷凍食品を解凍せずに食っちまうという人がいるが、そんなに面倒かねえ!
フランス番長 |  2010.02.23(火) 07:47 |  URL |  【コメント編集】

■そうなんだ。。

まいどす。
鉄道の時も思いましたが、距離的にはさほど離れてもいないのに、国境越えるだけで随分色々と違ってくるもんなんですね。。。お隣のイタリアでは、「ママの料理が食べられなくなるなんてアリエナイよ!だから結婚もしないよ!」とか言うマンモーニ(マザコン?)の人達が多くて困ってると言うじゃないですか。不惑も過ぎた一流企業管理職のオジサンが、お昼は必ず自宅に戻ってママの茹でたパスタを食うのだとかなんとか。

食い物と言えば、なんか最近フランスでも日本風のbentoが流行りつつあるとどこかで読んだ気がするのですが、実際のところはどうなんでしょ?

#ウフ・マヨネーズ、いつか宅飲みすることがあれば使わせてもらいます。「今夜はフランス料理をふるまってやるぜお前ら」
kenjiro |  2010.02.23(火) 07:51 |  URL |  【コメント編集】

■ウフマヨネーズって、

おっと書き漏らしがあった。
ふと思ったのですが、ゆで卵にマヨネーズって、原料的には卵on卵ですよね。日本で典型的な家庭の味とされる味噌汁も、味噌と豆腐で大豆in大豆。彼らも日本人に対して、同じようなツッコミを入れてるかもしれませんね。「大豆スープに大豆プリンを入れたのがお袋の味って君らwww」みたいな感じで。
kenjiro |  2010.02.23(火) 08:00 |  URL |  【コメント編集】

■Re: そうなんだ。。

 kenjiroさん、毎度! これがびっくりすることに、あんなもん食わされていながら、フランス人も相当なマザコンなのよ。いや番長、イタリア人のことはよく知らねえし、連中に比べれば個人主義のフランス人はおそらくマシなんだろうと思う。それにしても、日本人の若者に比べたらよっぽどママっ子っていうか、ママとベタベタしてる感じがあるな。番長なんざ、オフクロとは電話ですらほとんどしゃべらねえが。bentoな、確かにちらほら見かけるぜ。まあ、新しもの好きが食いついてるって感じで、まだまだsushiみたいな広がりはないな。
 ウフマヨ、ぜひ活用してやってくれよ。ちなみにあれは秋田だったか、コメの漬物ってのがあるんだそうだ。もちろん、それをおかずに白米を食うんだぜ。さすがは米どころだよなあ。
フランス番長 |  2010.02.23(火) 23:10 |  URL |  【コメント編集】

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このコメントは管理人のみ閲覧できます
 |  2010.02.25(木) 13:26 |   |  【コメント編集】

■未公開コメントさん、押忍!

 番長の記事が果たして素晴らしいと言っていただけるほどのものかは自信ねえが……。ま、日本人だけならともかく、世界中の人がフランスと言えばグルメの国だと思い込ん出るよな。いや、それも確かに間違いじゃあねえとは思うが、日常生活はまた別だわなあ。てなわけで今後ともキャトル・シス・キャトル・ヌフ!
フランス番長 |  2010.02.25(木) 21:31 |  URL |  【コメント編集】

■お初にお目にかかります

番長!
はじめまして。
「フランス人のおふくろの味って何ぞや」というのを調べていてこのblogにたどり着きました。
あまりにも面白くって、最初から最後まで一気に読んでしまいました!!
番長にホレてしまいそうです!!(彼氏がいなければ。)
私もフランスでモノプリに行って、その食材の少なさにあ然として帰ってきました。
特に野菜類はかなり厳しかったです…
一方で、蓋を開ければ、温めればすぐに食べられる食品(ハム、チーズを含む)の充実ぶりはちょっと感動でした。
ボン・マルシェの食品売り場まで行けば、日本と同種類(またはそれ以上)の生鮮食品に出会えますが、近所のスーパーは不毛地帯でした…
日本のスーパーってすごいなぁって改めて思いました。(店員さん立ってるし、感じいいし)
私の彼氏(仏人)は食べ物に執着なし!サンドイッチ、ピザ、Danetteで構成されているので、あんなしょぼいスーパーでも問題ないそうです。
これからも更新楽しみにしています。
今後ともキャトル・シス・キャトル・ヌフ!
Sonia |  2010.05.07(金) 21:56 |  URL |  【コメント編集】

■Re: お初にお目にかかります

 Soniaさん、押忍! アンシャンテのビヤーンブニュだぜ。番長の記事を褒めていただいて恐縮よ。おっと! 記事は記事、コイゴコロと混同しちゃあいけねえ、番長に惚れるとヤケドしちまうぜ。さて食材のお話。モノプリだなんだって街中にもスーパーはきっちりあるが、充実度はかなり低いことが多いよな。野菜なんてのはすっかりしなびちまって目もあてられねえ、なんてこともしょっちゅうだからな。もっとも、主力商品はパックを開ければすぐに食べられる加工食品類ってことなんだろう。とは言え、ボン・マルシェが近くにあるなんてうらやましいじゃねえか。あとはマルシェを狙ってくしかねえだろうな、生鮮食品は。しかし、言われて改めて気付いたが、そういやフランスのレジうちってみんな座ってるよな。ま、ある意味店員思いってことなんだろうが。ていうか、日本のレジうちさんたちもみんな座りゃあいいんじゃねえか? 疲れるだろうに。最後に、先に言われちまったが、今後ともキャトル・シス・キャトル・ヌフ!
フランス番長 |  2010.05.07(金) 22:48 |  URL |  【コメント編集】

■おハシの国の人だから

番長さん、こんにちわ。
数日前に知ってしまってから、最初から見てヒーヒー笑わせてもらってます。
”やっぱりな”と言う感じですね。スーパーは汚いし、パリぜんぬの髪もワックスやフォームじゃないシットリ感があるし・・・。
行く度に笑えるネタを提供してもらえるのですが、これってフツーなの?か教えてください。先月のことです。
シャンゼリゼのサンク5でポメリーを二杯すするのが帰国前の儀式なのですが(思いっきりベタな事をして満腹状態で帰りたいので)、アテのプレッツェルを半分位食べて手を休めていたところ、ギャルソンが来て”持って行っていいか?”的なしぐさをするので”構わない”的なしぐさをすると、すぐ隣の会社帰りのサラリーマン二人組に持って行きました。
驚いた顔で見ていると二人が笑顔で”メルシー”・・・またビックリ・・・。
世界中の観光客の前でする位だから”それが何か?”な事なのでしょうか。
次はクリスマスに行く予定ですが、番長と同じ街にいるんだぁって嬉しくなりそうです。
最近、運転しながら前の車のナンバーを”トロワ・セット・デュ・・・”と読むのがクセになりました。
これからもキャトル・シス・キャトル・ヌフです。
saiko |  2010.07.25(日) 14:28 |  URL |  【コメント編集】

■Re: おハシの国の人だから

 saikoさん、押忍! 番長の記事を楽しんでいただけてるようで何よりだぜ。ところでその、プレッツェル払い下げのお話。すごく面白いエピソードだが、では番長に同じような経験があるかと問われれば、それはちとないねえ。そのサラリーマンたちが特別だったんじゃねえかな。フランス人はドケチ、もとい経済感覚が優れているが、人のすることに干渉しないって面もあるからなあ。酔っぱらいでもない限りそりゃねえぜって感じもするが……。ところで、ナンバーを見て数字を発音してみる練習、番長もよくやったもんだぜ。いつまでたっても14と15の区別が付かなかったりしたもんよ。ま、ともあれ今後ともキャトル・シス・キャトル・ヌフ!
フランス番長 |  2010.07.26(月) 16:44 |  URL |  【コメント編集】

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このコメントは管理人のみ閲覧できます
 |  2010.07.26(月) 19:45 |   |  【コメント編集】

■日本での奇妙な動き。

料理嫌い、掃除や整理整頓嫌い、行儀悪い、器量悪い、身体ガリガリ、わがまま、オシャレしない、自らの稼ぎなし、異性には興味旺盛で結婚2回、子供合計3人、子供ほったらかしで躾けない(当然、親そっくり)、欧州への新婚旅行代、住む家を建てる土地代、建築代すべて実家に出してもらったものすごい女性の知人が、昔いました(日本での話)。2番目の夫に逃げられて(人の性格そんなに変わらないので最初の夫にも逃げられたと推測)、金を出してくれたおとなしそうな母親のせいにしていました。某精神科医にかかったら「母親のせいではない」とあっさり言われ文句は言わなくなったようです。ところが、その某精神科のお医者様本人が今や「フランス化」を熱心に日本で勧めているのです。 「オシャレしない」「行儀悪い」を除けば(身内からでも、国からでも金を出してもらうのに変わりありません)この女性、仏ではまともな部類に入るのでは... こんな女性が日本で増えたら大変です。なぜ今、フランス化を勧める動きが見られるのか分かりません。
ブチ猫 |  2011.01.18(火) 18:04 |  URL |  【コメント編集】

■Re: 日本での奇妙な動き。

 ブチ猫さん、押忍! はっはっは、まあその女性のことはわからねえが、日本で「フランス化」を進める動きなるものがあるとすりゃ、それはやっぱりフランスという言葉の持つオーラみたいなものがいまだに生きてるってことなんだろうな。耳ざわりがいいのよ。信じるヤツはサンク・ヌフ・シス・トロワってとこだぜ。
フランス番長 |  2011.01.25(火) 13:15 |  URL |  【コメント編集】

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 |  2011.09.01(木) 19:59 |   |  【コメント編集】

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 |  2012.06.18(月) 22:14 |   |  【コメント編集】

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