2010.09.13 (Mon)
番長、ツイッターをはじめるの巻
まいったね。
ツイッターには、まいったね。
いよう諸君、達者にしてたかい。久々登場の番長だぜ。
去る者は日々に疎しなんて言うが、ありゃホントだな。日本に戻ってきた途端、フランスに関する事物がとんと耳に入ってこなくなっちまった。サルコジ閣下がイランにいらんちょっかいを出してるってことくらいかな。ありゃ奥方の方だったか。ま、そんなレベルでね。なんとも情けない話よ。
日本で目にするフランス語といえば、菓子屋の看板くらい。これまで一番役に立ったのは、「セシール」のCMが何を言ってるのかわかるようになったってことかな。やれやれ。
しかしまあ、せっかくフランスと縁ができたわけだ。なんとか関心を持続させられないもんかなと思ってね。番長、ナウなヤングにバカ受けだって聞いたツイッターてのを始めてみたのよ。
ババン! アカウントは「francebancho」だぜ。
ところが、困ったことがあってだな。諸君のお力にすがりてえんだ。
番長、おしゃべりをするスピードでフランス語をつぶやけるほど達者じゃねえ。できれば日本語でフランスに関する話を聞いたりつぶやいたりしたいんだな。
しかし、いろいろ検索しても、どうもそれっぽいのが見つからねえのよ。
そんなわけで、フランスに関する話題がつぶやかれてるハッシュタグとか、フランスに詳しいブロガーのアカウントとかがあったら、ぜひ教えてほしいんだな。ツイートしてもらうんでも、ここにコメントをつけてもらうんでも、なんでも構わねえ。
もちろん、ここを読んでもらってた諸君からのフォローも大歓迎だぜ。こちらからもフォローさせていただくぜ。うーむ、こういうことはきっちり連載してるころにやっておくべきだったな。後悔は先に立たないねえ。
ともあれ、いまんとこ番長、フォローしてるのはル・モンドとフィガロだけってな有様だ。寂しすぎるぜ!
もし何もないってんなら、そんときゃ番長、おとなしくシャッポを脱ぐさ。
ご紹介、ひとつキャトル・シス・キャトル・ヌフ!

ツイッターには、まいったね。
いよう諸君、達者にしてたかい。久々登場の番長だぜ。
去る者は日々に疎しなんて言うが、ありゃホントだな。日本に戻ってきた途端、フランスに関する事物がとんと耳に入ってこなくなっちまった。サルコジ閣下がイランにいらんちょっかいを出してるってことくらいかな。ありゃ奥方の方だったか。ま、そんなレベルでね。なんとも情けない話よ。
日本で目にするフランス語といえば、菓子屋の看板くらい。これまで一番役に立ったのは、「セシール」のCMが何を言ってるのかわかるようになったってことかな。やれやれ。
しかしまあ、せっかくフランスと縁ができたわけだ。なんとか関心を持続させられないもんかなと思ってね。番長、ナウなヤングにバカ受けだって聞いたツイッターてのを始めてみたのよ。
ババン! アカウントは「francebancho」だぜ。
ところが、困ったことがあってだな。諸君のお力にすがりてえんだ。
番長、おしゃべりをするスピードでフランス語をつぶやけるほど達者じゃねえ。できれば日本語でフランスに関する話を聞いたりつぶやいたりしたいんだな。
しかし、いろいろ検索しても、どうもそれっぽいのが見つからねえのよ。
そんなわけで、フランスに関する話題がつぶやかれてるハッシュタグとか、フランスに詳しいブロガーのアカウントとかがあったら、ぜひ教えてほしいんだな。ツイートしてもらうんでも、ここにコメントをつけてもらうんでも、なんでも構わねえ。
もちろん、ここを読んでもらってた諸君からのフォローも大歓迎だぜ。こちらからもフォローさせていただくぜ。うーむ、こういうことはきっちり連載してるころにやっておくべきだったな。後悔は先に立たないねえ。
ともあれ、いまんとこ番長、フォローしてるのはル・モンドとフィガロだけってな有様だ。寂しすぎるぜ!
もし何もないってんなら、そんときゃ番長、おとなしくシャッポを脱ぐさ。
ご紹介、ひとつキャトル・シス・キャトル・ヌフ!

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2010.06.07 (Mon)
FC2おすすめブログ認定記念! これまでの記事を総まくりの巻だぜ
いや、まいったねえ!
いつもは尻下がりの「まいったね」で始まる番長だが、喜びに顔をほころばせつつの「まいったね」、尻上がりのイントネーションでお願いするぜ。
というのも。いや、お気づきの御仁も多かろうとは思うが、左の「ごあいさつ」欄をよーく見てくれよな。なんと、ブログのシステムを運営するFC2さんから、フランス番長が「おすすめ」の認定をされたのよ。ありがたいことじゃねえか。
この「FC2おすすめブログ」、カテゴリー別に分けられていてね。数あるブログの中でフランス番長は客観的に見るとどう分類されるのかな、と気になるところだよな。
いやいや、自分で言うのもなんだけど、知性と教養にあふれるペエジだもんなあここは。フランスに関して、日本ではあまり知られていない、ひょっとしたらフランスに住んでる日本人でもあんまり知らないかもしれないことを書いてるなこの人は、なーんてところが評価を受けちまったかな、やっぱ。てことはこれしかねえだろ、カテゴリー「知識・情報」。
……違う。
おっとっと、オイオイそうおだてねえでくれよ。番長若干20歳、まだまだ若輩者よ。そりゃこれからフランスに来る人にとって有益なことも書いてるかもしれねえが、だからってまさか、カテゴリー「教育・福祉」ってかい? いやいや教育だなんておこがま……違う。
そうかそうか、ハッハッハ、番長の記事と言えばにじみでるエスプリとあふれるユーモアだもんな。そこんところを評価していただけりゃあこれに勝る喜びはないぜ。つまりはあれだろ、「お笑い」ってことだろ? 違う。あ、そう。
まさか! 「アイドル」か! 違うね。そうね。そうだろうけどさ。
ところでこの「アイドル」カテゴリー、それぞれのファンの人には悪いが、番長ぜんぜんご存じじゃない人ばっかりなんだが。いや、アハハ、これは番長がフランスにかぶれちまって日本の事情についていけてねえからなんだろうな。イカンイカン。
ちなみに「有名人」ってカテゴリーもあるんだが、こちらも登録されている中で最も有名だろうお人が「帝都大戦」の嶋田久作か二代目快楽亭ブラック師匠か、という有様。
あれ、ひょっとしてこのFC2の「おすすめ」って、あんまり、アレか……?
ああ、それで番長のカテゴリーね。なんと「日記」だったぜ。う、日常雑記は全然書いてねえし、更新頻度も2日にいっぺんと、大して高くねえんだが……。っと、こんなこと書いてると認定を剥奪されちまうかな。剣呑剣呑。
さて。改めてふり返ってみると、去年の12月にこのサイトを立ち上げてからというもの、既に結構な本数の記事を書いてるんだな。数えてみたら91本あるようだ。
しかし、そのときの気分で毎回のテーマを決めてるもんだから、日付の順番で読むと中身がバラッバラなんだよな。君にバラバラハートは赤い薔薇ってなもんよ。あ、番長なに言ってんだと思ったアンタ、これトシちゃんの歌な。
こいつは、新たにふらっとこのサイトにたどり着いた人には不親切ってもんだよな。
というわけで、今回はテーマ別に記事を並べ直してみることにしたぜ。
言ってみりゃこのサイトの目次、メニューみたいなもんだと思ってもらえりゃ幸いよ。
一部、一つの記事で二つのテーマにまたがってるものは重複して出てくるが、そのへんはご勘弁いただきたいぜ。
■「フランス幻想」入門
日本で思われているステキ・フランスとはかけ離れた実像を、比較的わかりやすく示してるんじゃねえかな、というのがこのへんの記事だ。犬のフンが多いとかフランス人はフロギライだなんてのは、フランスに対するイメージとしては手垢が付いてるかもしれねえが、よそさまよりもチョイ深めの掘り下げ方はしてるつもりだぜ。
■B級観光ツアー
いずれも写真を中心に組み立てた記事なんだが、特にリヨンとカンヌの(下)は、悪いことはいわねえからまあ見てもらいたいぜ。損はさせねえよ。このカンヌのエスカレーターを見れば、ああフランスってのはゆるい、脇の甘いところのある国なんだなってのが、よーくわかってもらえるはずだ。
■結婚・家族・子育て・少子化
フランスと聞いてルイ・ヴィトンとかラデュレのマカロンとかを思い浮かべている子猫ちゃんたちは、まだしも相手をしやすいんだが。フランスってのは女性にとってものすっごく暮らしやすい国なんだっていう幻想があって、これはなかなか手強いんだよな。いや、もちろんそういう面もあるぜ。ただ、日本人がなぞるようにマネをしたってダメだろうよ、ってお話なのよ。
■鉄道ネタ
フランス国鉄ことSNCFに翻弄される番長の姿を描いた長編ドキュメンタリーが「対決」および「死闘」のシリーズだ。番長はちゃんと目的地に到達できるのか、手に汗握りながら読んでくれよな。自然とフランス社会の一端も垣間見えてくるはずだ。ゆるキャラも、かわいいぜ。
■生活習慣
このへんは生活に根差した、身の回りの話だ。ティッシュの話なんかは典型だが、空気のように当たり前だと思っていることが日本と違ってたりする。地味と言えば地味なんだが、どれもなかなかに味わい深いぜ。
■感覚の違い
ひらたくいえば文化の違いってことになるんだが、その中でも目には見えないセンスの違いの話だ。フランス帰りの美容師イコール腕が良いってわけじゃ、どうやらなさそうだぜ。部屋の照明は落としぎみ、暗めにするのが格好良いと思ってるアンタも、ちと考え直した方がいいかもよ。
■スーパーマーケット
なんとスーパーだけで一つのテーマとして独立させられるくらいの記事を書いてたぜ。それだけネタの宝庫ってことだな。こういう生活に密着した空間だからこそ、人の気質のなんてのも如実に現れるってえもんよ。
■グルメ
フランスと言えば美食の国だなんてのも、これまたイメージに過ぎないんじゃねえかってのよ。日本の方がよほどグルメ大国だと思うぜ。かの有名なミシュラン・ガイドが日仏で中身が違うなんてのも、あんまり知られてないんじゃねえかな?
■B級グルメ
こちらはコーラや綿菓子など、いたってどうでもいい感じの食い物に関する話を集めてみたぜ。軽ーく読み流してもらえりゃ幸いよ。しかし、コカコーラ・ゼロのカロリーが世界各国で違うなんて、アンタ知ってたかい?
■テレビ
フランスのテレビはつまらねえ。これがまあ、びっくりするくらいつまらねえのよ。なぜか、という背景について切り込んだ記事群だ。ひとことで言ってしまうと、力が入ってないんだよな。
■フランスかぶれ
上のお二人は何冊も著書をものしてらっしゃる著名人で、ワケ知り顔で「フランスから見ると日本は~」てな論をぶってくださるんだが、どうも中身がおかしいぜという番長からのご意見。三番目のは、ネットでフランス人を騙って商売をしてる、ように見えるヤツがいたんでご指摘をさせていただいた。いずれの記事も長いんで注意してくれよな。
■フランス語
日本でおおはやりのセレクトショップの「シェル」はフランス語が語源だと言うんだが、ちと意味が変じゃねえかとツッコミを入れたら好評。返す刀で「コキュ」にも切り込んだんだが、待っていたのは泥の沼だったという一件だ。
■硬派ネタ
政治や経済、社会問題なんかの話だ。番長、硬軟取り混ぜて書いてきたつもりだったが、こうしてふり返ってみると硬派な記事は圧倒的に少ねえな。ま、そのへんが番長の限界ってこった!
■移民国家フランス
フランスに移民が多いってことはあまり知られてねえんじゃねえかな。しかも、フランス政府の都合で呼んでおきながら、用済みとなればはいサヨウナラってな扱いを受けているってことは。日本人の知らないフランスの一面ってのは、ここに極まるぜ。
■コルシカ
「移民国家シリーズ」の後を受けて始めた、地中海に浮かぶコルシカ島に関する話だ。大方の日本人にはナポレオンの出身地くらいの意識しかないだろうが、コルシカを見ると本土フランスのことがよーく見えてくるぜ。
■ジャーナリズム
新聞やテレビの報道にまつわる話題。フランスと聞くと、表現の自由に重きを置いていそうだし、さぞかし報道も自由闊達にされてるんだろうなあというイメージはないかい? さにあらず、なんだな。権力とジャーナリズムの密着度は、むしろ日本より高いかもしれねえ。
■サルコジ閣下
フランスに君臨あそばすサルコジ閣下に関する記事も、数え上げればこれだけあったぜ。記事に名前が出てくるってだけならもっと山ほどあるんだが、やめといたよ。いや、番長としちゃそんなに相手にしたくねえタイプの御仁なんだが、何を書いても顔を出してくるんだよな、このオッサンは。いやはや大したもんだぜ。
■季節ネタ
基本的にこのサイトでは、フランスでどんな行事があるかについては語ってねえ。たとえばガレット・デ・ロワだとか、パック(感謝祭、イースター)だとか、そういう話は他のフランス系サイトやブログに山ほど載ってるからよ。わざわざ取り上げてるからには、それなりの理由があるってこった。
■ちょっとヘン?な風景
このへんは、日本人の目でフランスを見るといろいろおかしなモノがあるぜ、っていう程度の話。せんべいでもかじりながら、お気楽に読んでくれよな。
以上!
思ったよりも長ーいリストになっちまったなあ。
今後のこのサイトがどうなるのか、それは番長にもわからねえが、あまりムリせず続けていこうと思うんで、そこんとこキャトル・シス・キャトル・ヌフ!

いつもは尻下がりの「まいったね」で始まる番長だが、喜びに顔をほころばせつつの「まいったね」、尻上がりのイントネーションでお願いするぜ。
というのも。いや、お気づきの御仁も多かろうとは思うが、左の「ごあいさつ」欄をよーく見てくれよな。なんと、ブログのシステムを運営するFC2さんから、フランス番長が「おすすめ」の認定をされたのよ。ありがたいことじゃねえか。
この「FC2おすすめブログ」、カテゴリー別に分けられていてね。数あるブログの中でフランス番長は客観的に見るとどう分類されるのかな、と気になるところだよな。
いやいや、自分で言うのもなんだけど、知性と教養にあふれるペエジだもんなあここは。フランスに関して、日本ではあまり知られていない、ひょっとしたらフランスに住んでる日本人でもあんまり知らないかもしれないことを書いてるなこの人は、なーんてところが評価を受けちまったかな、やっぱ。てことはこれしかねえだろ、カテゴリー「知識・情報」。
……違う。
おっとっと、オイオイそうおだてねえでくれよ。番長若干20歳、まだまだ若輩者よ。そりゃこれからフランスに来る人にとって有益なことも書いてるかもしれねえが、だからってまさか、カテゴリー「教育・福祉」ってかい? いやいや教育だなんておこがま……違う。
そうかそうか、ハッハッハ、番長の記事と言えばにじみでるエスプリとあふれるユーモアだもんな。そこんところを評価していただけりゃあこれに勝る喜びはないぜ。つまりはあれだろ、「お笑い」ってことだろ? 違う。あ、そう。
まさか! 「アイドル」か! 違うね。そうね。そうだろうけどさ。
ところでこの「アイドル」カテゴリー、それぞれのファンの人には悪いが、番長ぜんぜんご存じじゃない人ばっかりなんだが。いや、アハハ、これは番長がフランスにかぶれちまって日本の事情についていけてねえからなんだろうな。イカンイカン。
ちなみに「有名人」ってカテゴリーもあるんだが、こちらも登録されている中で最も有名だろうお人が「帝都大戦」の嶋田久作か二代目快楽亭ブラック師匠か、という有様。
あれ、ひょっとしてこのFC2の「おすすめ」って、あんまり、アレか……?
ああ、それで番長のカテゴリーね。なんと「日記」だったぜ。う、日常雑記は全然書いてねえし、更新頻度も2日にいっぺんと、大して高くねえんだが……。っと、こんなこと書いてると認定を剥奪されちまうかな。剣呑剣呑。
さて。改めてふり返ってみると、去年の12月にこのサイトを立ち上げてからというもの、既に結構な本数の記事を書いてるんだな。数えてみたら91本あるようだ。
しかし、そのときの気分で毎回のテーマを決めてるもんだから、日付の順番で読むと中身がバラッバラなんだよな。君にバラバラハートは赤い薔薇ってなもんよ。あ、番長なに言ってんだと思ったアンタ、これトシちゃんの歌な。
こいつは、新たにふらっとこのサイトにたどり着いた人には不親切ってもんだよな。
というわけで、今回はテーマ別に記事を並べ直してみることにしたぜ。
言ってみりゃこのサイトの目次、メニューみたいなもんだと思ってもらえりゃ幸いよ。
一部、一つの記事で二つのテーマにまたがってるものは重複して出てくるが、そのへんはご勘弁いただきたいぜ。
■「フランス幻想」入門
2010年01月13日/憤慨、フン害!
2010年01月22日/フランスのマルシェ、これが真の姿?だ!
2010年04月18日/風呂ギライにも歴史アリだぜ
2009年12月31日/フランスの大晦日名物と言えば、紅白歌合戦ならぬ……
2010年05月24日/フランスの犯罪、日本の4倍!
日本で思われているステキ・フランスとはかけ離れた実像を、比較的わかりやすく示してるんじゃねえかな、というのがこのへんの記事だ。犬のフンが多いとかフランス人はフロギライだなんてのは、フランスに対するイメージとしては手垢が付いてるかもしれねえが、よそさまよりもチョイ深めの掘り下げ方はしてるつもりだぜ。
■B級観光ツアー
2009年12月29日/恐怖!リヨンの観覧車
2010年01月15日/カンヌがいまいちセレブじゃない(上)
2010年01月16日/カンヌがいまいちセレブじゃない(中)
2010年01月18日/カンヌがいまいちセレブじゃない(下)
いずれも写真を中心に組み立てた記事なんだが、特にリヨンとカンヌの(下)は、悪いことはいわねえからまあ見てもらいたいぜ。損はさせねえよ。このカンヌのエスカレーターを見れば、ああフランスってのはゆるい、脇の甘いところのある国なんだなってのが、よーくわかってもらえるはずだ。
■結婚・家族・子育て・少子化
2009年12月16日/「フランス婚」ってなんなんだ
2009年12月28日/フランスで事実婚が多い理由、番長がお教えするぜ
2010年02月19日/専業主婦に居場所なし! Mai68世代
2010年02月21日/おふくろの味はゆでタマゴ ~フランス家庭料理事情
2010年02月25日/子育ては人任せ! ヌヌヌのヌヌーさん事情
2010年03月27日/ヌヌーさんの伝統 18世紀パリの赤ん坊は95%が乳母預かり
2010年01月20日/魁!コドド塾 添い寝できないフランス
2010年02月27日/検証!なぜフランスでは出生率が上がったか?
2009年12月18日/番長に聞け! フランス人夫の金銭感覚、の巻
フランスと聞いてルイ・ヴィトンとかラデュレのマカロンとかを思い浮かべている子猫ちゃんたちは、まだしも相手をしやすいんだが。フランスってのは女性にとってものすっごく暮らしやすい国なんだっていう幻想があって、これはなかなか手強いんだよな。いや、もちろんそういう面もあるぜ。ただ、日本人がなぞるようにマネをしたってダメだろうよ、ってお話なのよ。
■鉄道ネタ
2010年02月10日/対決! 番長vsSNCF
2010年02月12日/死闘! 番長vsSNCF(上)
2010年02月13日/死闘! 番長vsSNCF(下)
2010年02月15日/パリメトロ、あの世行き
2010年02月04日/時刻表がストを織り込み済みだ
2010年02月06日/フランス国鉄のゆるキャラはカワイイ
2010年02月17日/SNCFじゃないよ、ONCFだよ
フランス国鉄ことSNCFに翻弄される番長の姿を描いた長編ドキュメンタリーが「対決」および「死闘」のシリーズだ。番長はちゃんと目的地に到達できるのか、手に汗握りながら読んでくれよな。自然とフランス社会の一端も垣間見えてくるはずだ。ゆるキャラも、かわいいぜ。
■生活習慣
2010年04月14日/ティッシュじゃねえよ、紙ハンカチだ
2010年02月23日/台所洗剤のラベルが……
2010年04月20日/ガンは風呂場で使うものだぜ
2010年04月18日/風呂ギライにも歴史アリだぜ
2010年04月04日/モドキ硬貨のババ抜き行脚
2010年06月05日/自動化される粗大ゴミ処理!? フランスごみ事情
このへんは生活に根差した、身の回りの話だ。ティッシュの話なんかは典型だが、空気のように当たり前だと思っていることが日本と違ってたりする。地味と言えば地味なんだが、どれもなかなかに味わい深いぜ。
■感覚の違い
2010年04月16日/フランスは暗いぜ!
2010年03月23日/出しとけ出しとけ、ハダ出しとけ!
2010年03月25日/やっぱり違うぜ、笑いのセンス
2009年12月22日/番長が切られる!フランス美容室へビヤーンブニュの巻だぜ
ひらたくいえば文化の違いってことになるんだが、その中でも目には見えないセンスの違いの話だ。フランス帰りの美容師イコール腕が良いってわけじゃ、どうやらなさそうだぜ。部屋の照明は落としぎみ、暗めにするのが格好良いと思ってるアンタも、ちと考え直した方がいいかもよ。
■スーパーマーケット
2010年04月06日/レジは地獄への一里塚だぜ
2010年04月08日/スーパーの食料品売り場がコキタナーイ
2010年04月10日/お店の中で俺バッグ
2010年04月12日/飲みねえ食いねえ、スーパーでもデモ
2010年03月11日/100円ショップはないけれど……
なんとスーパーだけで一つのテーマとして独立させられるくらいの記事を書いてたぜ。それだけネタの宝庫ってことだな。こういう生活に密着した空間だからこそ、人の気質のなんてのも如実に現れるってえもんよ。
■グルメ
2010年02月21日/おふくろの味はゆでタマゴ ~フランス家庭料理事情
2010年03月29日/なんか違うぜ、日仏のミシュラン・ガイド
2010年04月02日/日本にいないグルマン・ビブ
2009年12月08日/ボージョレ・ヌーボーは安酒だった
フランスと言えば美食の国だなんてのも、これまたイメージに過ぎないんじゃねえかってのよ。日本の方がよほどグルメ大国だと思うぜ。かの有名なミシュラン・ガイドが日仏で中身が違うなんてのも、あんまり知られてないんじゃねえかな?
■B級グルメ
2010年01月04日/コカコーラ・ゼロのカロリーを世界13カ国で調べてみた
2010年04月24日/チーズに砂糖をかけて食う
2010年04月26日/なんなんだ日本のイメージ
2010年01月30日/バーバパパは食い物だ
こちらはコーラや綿菓子など、いたってどうでもいい感じの食い物に関する話を集めてみたぜ。軽ーく読み流してもらえりゃ幸いよ。しかし、コカコーラ・ゼロのカロリーが世界各国で違うなんて、アンタ知ってたかい?
■テレビ
2010年03月15日/フランスのテレビはアメリカ頼み
2010年03月17日/桃栗3年柿8年、クイズ毎日45年!
2010年03月19日/きゃなり見られてるぜキャナル・プリュス
2010年03月21日/フランステレビのつまらなさ、背景にあの将軍の影
2010年03月25日/やっぱり違うぜ、笑いのセンス
2009年12月10日/「ミス・フランス」たあ、どういう了見だ
フランスのテレビはつまらねえ。これがまあ、びっくりするくらいつまらねえのよ。なぜか、という背景について切り込んだ記事群だ。ひとことで言ってしまうと、力が入ってないんだよな。
■フランスかぶれ
2010年03月05日/イタいぜ!フランスかぶれ 「ラクして得するフランス人 まじめで損する日本人」吉村葉子先輩
2010年03月01日/おとぼけマダムのとんちんかん問答 「地震がくるといいながら高層ビルを建てる日本」 デュラン・れい子先輩
2010年01月24日/Allo!Marcel はニセフランス人?
上のお二人は何冊も著書をものしてらっしゃる著名人で、ワケ知り顔で「フランスから見ると日本は~」てな論をぶってくださるんだが、どうも中身がおかしいぜという番長からのご意見。三番目のは、ネットでフランス人を騙って商売をしてる、ように見えるヤツがいたんでご指摘をさせていただいた。いずれの記事も長いんで注意してくれよな。
■フランス語
2010年01月07日/cher(シェル)の意味、知ってんのかい?
2010年02月01日/コキュはフランス語じゃなかった!か?
2010年02月02日/コキュはフランス語じゃなく、ベトナム語でもなかった!か?
2010年01月26日/キャバクラで使えるフランス語
日本でおおはやりのセレクトショップの「シェル」はフランス語が語源だと言うんだが、ちと意味が変じゃねえかとツッコミを入れたら好評。返す刀で「コキュ」にも切り込んだんだが、待っていたのは泥の沼だったという一件だ。
■硬派ネタ
2010年01月28日/骨までライシテほしいのよ
2010年03月09日/フランス税金事情
2010年03月13日/投票は義務だ!
2010年01月09日/フランス第7の都市、どこだか知ってるかい?
2010年03月03日/人気投票、意外なトップ
政治や経済、社会問題なんかの話だ。番長、硬軟取り混ぜて書いてきたつもりだったが、こうしてふり返ってみると硬派な記事は圧倒的に少ねえな。ま、そのへんが番長の限界ってこった!
■移民国家フランス
2010年04月22日/ドウカしてるぜ、移民国家フランス
2010年04月28日/同じ意味だぜ7つの言葉 移民国家フランス(2)
2010年04月30日/深い因縁アルじぇりあ 移民国家フランス(3)
2010年05月06日/止められねえぜハヤリ言葉 移民国家フランス(4)
2010年05月08日/フランスのラップはよくキレる? 移民国家フランス(5)
フランスに移民が多いってことはあまり知られてねえんじゃねえかな。しかも、フランス政府の都合で呼んでおきながら、用済みとなればはいサヨウナラってな扱いを受けているってことは。日本人の知らないフランスの一面ってのは、ここに極まるぜ。
■コルシカ
2010年05月10日/コルシカ、トリコロールの見えない島 移民国家フランス番外編
2010年05月14日/スレ違う、ふたりのキモチ… 本土フランスとコルシカ
2010年05月18日/コルシカ語が公用語にならないワケ 少数民族を認めないフランス
2010年05月12日/そこかしこにクロアタマ コネタ・コルス
2010年05月16日/ナポレオンがいっぱい コネタ・コルス(2)
2010年05月20日/コルシカ鉄道は切符ばさみもカワイイ コネタ・コルス(3)
「移民国家シリーズ」の後を受けて始めた、地中海に浮かぶコルシカ島に関する話だ。大方の日本人にはナポレオンの出身地くらいの意識しかないだろうが、コルシカを見ると本土フランスのことがよーく見えてくるぜ。
■ジャーナリズム
2010年05月26日/事件報道、乏しい理由
2010年05月28日/サ・サ・サルコの大爆ショー! ありえない番組
2010年05月30日/ネットリ密着、サルコとメディア
2010年06月01日/若者は新聞タダ! モン・ジュルナル・オフェル
2010年06月03日/フランスで部数が一番多い新聞、どーこだ?
新聞やテレビの報道にまつわる話題。フランスと聞くと、表現の自由に重きを置いていそうだし、さぞかし報道も自由闊達にされてるんだろうなあというイメージはないかい? さにあらず、なんだな。権力とジャーナリズムの密着度は、むしろ日本より高いかもしれねえ。
■サルコジ閣下
2010年01月02日/その男ニコラ・サルコジ
2010年01月05日/祝!閣下が銅メダル受賞
2010年05月28日/サ・サ・サルコの大爆ショー! ありえない番組
2010年05月30日/ネットリ密着、サルコとメディア
2010年05月08日/フランスのラップはよくキレる? 移民国家フランス(5)
フランスに君臨あそばすサルコジ閣下に関する記事も、数え上げればこれだけあったぜ。記事に名前が出てくるってだけならもっと山ほどあるんだが、やめといたよ。いや、番長としちゃそんなに相手にしたくねえタイプの御仁なんだが、何を書いても顔を出してくるんだよな、このオッサンは。いやはや大したもんだぜ。
■季節ネタ
2009年12月23日/フランスのサンタは窓から侵入する
2009年12月31日/フランスの大晦日名物と言えば、紅白歌合戦ならぬ……
2010年03月31日/4月の魚はしょっぱいぜ
2010年03月07日/命がけだよ、バカンスは!
基本的にこのサイトでは、フランスでどんな行事があるかについては語ってねえ。たとえばガレット・デ・ロワだとか、パック(感謝祭、イースター)だとか、そういう話は他のフランス系サイトやブログに山ほど載ってるからよ。わざわざ取り上げてるからには、それなりの理由があるってこった。
■ちょっとヘン?な風景
2009年12月06日/暖簾も襖もトリコロールよ
2010年05月22日/変幻自在のマリアンヌちゃんだぜ
2010年05月04日/ボルドーのちょっと変わった日本料理店
2010年05月02日/占いの広告がいかがわしい
2009年12月19日/番長が斬る! フランスでも高齢化問題
2009年12月27日/キーボードも俺を翻弄しやがる
2010年01月11日/フランス流、車の売り方
このへんは、日本人の目でフランスを見るといろいろおかしなモノがあるぜ、っていう程度の話。せんべいでもかじりながら、お気楽に読んでくれよな。
以上!
思ったよりも長ーいリストになっちまったなあ。
今後のこのサイトがどうなるのか、それは番長にもわからねえが、あまりムリせず続けていこうと思うんで、そこんとこキャトル・シス・キャトル・ヌフ!

2010.01.04 (Mon)
コカコーラ・ゼロのカロリーを世界13カ国で調べてみた
まいったね。
コカコーラ・ゼロのカロリーにはまいったね。

アンタ、炭酸飲料好きか?
番長は物心ついた時分から大好きでな。のどごしがたまらねえじゃねえか。
しかし、うまいモノってのはたいていカラダには悪いモノなんだな。
炭酸飲料もご同様よ。飲み過ぎると太っちまう。
番長界隈じゃ、腹の肉に締まりのねえヤツは4番手・5番手のザコと相場が決まってる。
考えてもみな、「ビー・バップ・ハイスクール」のキンこと大前均太郎とか、「スラムダンク」の桜木軍団にいる高宮とか、ドリフターズの高木ブーとかな。
こちとら番を張ってるんだ、そんなことじゃ示しがつかねえだろ。
そこで、なんだな、ちょこっと食品のカロリーを気にしてみることにしたのよ。
バ、バカヤロウ、ダイエットじゃねえ。そんなチャラチャラしたもんじゃあ断じてねえ。
まあそうだな、自分磨き、とでも言ってもらおうか。
番長が愛飲してんのが、いわゆる「ゼロカロリー飲料」よ。
砂糖の代わりに人工甘味料を入れたりしてるんで若干味がとがってるが、なに、炭酸飲料なんてのは元よりとがったロックな飲み物よ。おばあちゃんお手製の甘酒じゃねえんだ。そこは大して気にならねえな。
ペプシ・ネックスだファンタ・ゼロだと最近じゃ各社がこぞって出してくれるんで、自分磨きに打ち込む硬骨漢にはうってつけだ。
しかし、やっぱり炭酸飲料と言えばコカコーラにとどめを刺すよな。
そこでブラックボディのコカコーラ・ゼロよ。

(コカコーラ社のサイトより)
きっちり炭酸が決まってて、しっかりコカコーラの味。これで0カロリーだってんだから、まったく夢のようなドリンクだよな。

ノドが渇いたときのみならず、ちょいと甘いものを口にしたくなったとき、はたまた炭酸のしゅわしゅわ感で胃をゴマカシたいときなどなど、八面六臂の大活躍ぶりよ。
自分磨きを始めたのは日本にいたころだが、もちろんフランスに来てからも引き続き飲んでたぜ。
それでなくてもこっちの食材は、肉だチーズだとカロリーの気になるものが主流。ほっときゃ目方は増える一方だからな。
競合商品のペプシ・ネックスはフランスにはない。代わりにペプシ・マックスやペプシ・ライトてのがあるが、味はネックスとはちょいと違う。
そこ行くとコカコーラ・ゼロはどこへ行っても簡単に手に入るぜ。番長を慕ってんのかな、けなげなヤツよ。
そうそう、この世界中どこへ行っても同じ味のものが飲めるという安心感もいいな。ことに途上国なんかへ行くと、とんでもねえものをつかまされることがあるからな。
ともかく、番長にとってコカコーラ・ゼロは生活必需品だ。
ところがある時、何の気もなくラベルを見て、思わずのけぞっちまった。

「250ミリリットルあたり0.75キロカロリー」と書かれてるじゃねえか!
い、いや、こんなもん微々たる量よ。
自分磨きに支障をきたすほどじゃねえ。
むしろあれだろ、ほら、冷蔵庫でカッキーンと冷やしたコーラは、消化するときに体内の熱を奪うじゃねえか。人間の身体は体温を一定に保つために熱量を使うから、取り込んだカロリーとの差し引きで考えれば、おそらく答えはマイナスよ。
そりゃ、0カロリーだと言うから調子に乗ってガブガブ飲んでたことは否めねえ。しかし番長たるもの、これしきのことで動じたりはしねえ。断じてしねえぜ。
だがな、ゼロだと信じていた番長の純心はいったいどうなるんだオイ!
調べてみたら、「コカコーラ・ゼロはゼロカロリーではない」というのはあちこちの媒体で取り上げられてやがった。少なくともネット上では、なかば常識化した話のようだな。
上記を含めていくつかのサイトを調べたところ、日本では法律(健康増進法の定める栄養表示基準)によって、100ミリリットルあたり5キロカロリーに満たないものは0と表記してよい、とされているんだそうだ。
で、フランスにはそんな決まりはないから、カロリーが明記されてたってわけだな。
しかも。
フランス版のラベルによると、コカコーラ・ゼロの「ゼロ」とは、カロリーゼロではなく砂糖ゼロ、砂糖を使っていませんよ、という意味なんだそうだ。
よく読むと、日本語版のコカコーラ社サイトにも同様の説明がされていた。
そうかよ。そう言われちゃ、ぐうの音も出ないぜ。
ところがだ。
あるとき野暮用でロンドンに出かけた番長、見ちまった。
コカコーラ・ゼロのラベルに、0.5キロカロリーって書いてあるのよ。
なんだこりゃ、国によってカロリーが違うのか?
法律によって表記の仕方が違うのか?
こうなると気になっちまう。行った先々の国でゼロのラベルを集めてみたぜ。
主にヨーロッパの国々なんだが、これが数値に相当のバラツキがあったのよ。
以下にその結果、13カ国分を、カロリー表記ごとに大まかに分類して、ドカンと大発表だ!
■Aグループ■ 0キロカロリーと表記:2カ国
(1)日本

冒頭に出したが、日本のラベルは他の12カ国と比べると特異。こんな風にタテに数字が並んでいるのは日本だけだぜ。さすがはタテ書き言語だな、って書き方は横書きだが。
(2)ドイツ

調べた中では、ドイツだけが日本と同じ表記をしていたぜ。番長も正直、フランス人よりはドイツ野郎の方が気があうんだよな。「時間は守る」とか、常識がちゃんと通じるからな。
■Bグループ■ 0.8キロカロリーと表記:4カ国
(3)ベルギー

(4)オランダ

(5)ルクセンブルク

この3カ国はベネルクスとして古くからつながりが深く、政策を共通させていることでも知られているからな。表記が共通しているのも合点がいくぜ。
(6)フランス

0.8じゃなく0.75キロカロリーなんだが、これ以外の国で表記されている数字とはだいぶ異なるので、このグループに入れてみた。
こんな考え方ができる。
コカコーラ・ゼロはだいたい0.76キロカロリー。
ベネルクスでは小数点第2位の7を切り上げ、もしくは四捨五入した。だから0.8。
フランスは小数点第2位を0.05刻みで表記する決まりだから、いちばん近い0.75にした。
どうだい、推測の域を出ないが、理にはかなってんだろ。
■Cグループ■ 1キロカロリーと表記:3カ国
(7)オーストリア

(8)チェコ

(9)ポーランド

この3カ国も地理的に近いからな。
Bグループから察するに、小数点第1位を切り上げてんだろ。
■Dグループ■ 0.27~0.5キロカロリーと表記、ただし100ミリリットルあたり:3カ国
いままで特に触れてこなかったが、ここまで書いたうち日本を除く8カ国は、すべて250ミリリットルあたりのカロリーとして表記している。コップ1杯分あたり、ということらしい。
しかし、このグループには100ミリリットルあたりのカロリーだけが書かれていた。そういう決まりなんだろう。
ゆえにカロリーの数値も5分の2くらいになってるぜ。
このへんが表記のバラツキを生むひとつの要因だろうな。
(10)ノルウェー

0.3キロカロリー。
(11)イギリス

0.5キロカロリー。
まあ、ざっくりと0.5単位で区切るようになってるのかもな。
(12)モロッコ

0.27キロカロリー。ずいぶん刻んでくるじゃねえか。
ここまで詳しく書いてあるということは、これがコカコーラ・ゼロのカロリーなんだろう。
これを「モロッコ定数」と呼ぶことにするぜ。
これで問題は解決、と思っただろ。
ところがぎっちょんキリギリス、ここからがややこしい。
モロッコ定数をもとに計算すると、250ミリリットルあたりでは0.675キロカロリーとなる。
どう四捨五入しても、切り上げや切り捨てをしても、ベネルクスの0.8やフランスの0.75という数字はでてこねえのよ。
こりゃどうしたこった?
まだ終わらねえぜ。
■その他
(13)スペイン

0.5キロカロリー。なんだが、これは250ミリリットルあたりだと書いてあるのよ。
イギリスは100ミリリットルあたり0.5だってのに。
ラベルの数字部分を拡大した画像をよく見てもらいてえ。

ピンボケで申し訳ないが、このスペインのラベルには100ミリリットルあたりのカロリーも記されていて、そこには0.2キロカロリーとある。
どうやらスペイン人お得意のボケってわけじゃないらしい。
なんだオイ、スペインのコカコーラ・ゼロはカロリーが少ないのか?
ここでハタと気がついて、各国のラベルを見返してみたのよ。
Bグループのラベルにも、目立たぬながら100ミリリットルあたりのカロリーが記載されていて、みな「0.3キロカロリー」となっていた。
これはわかる。モロッコ定数の0.27を四捨五入したんだろう。
ここからさらに、事態は混迷の度合いを深めることになる。
Cグループで紹介したオーストリアのラベルを拡大してみよう。
やっぱり250ミリリットルあたり(六角形のカドを取ったような図形のなか)と100ミリリットルあたり(長方形の枠内)の2つの数字があって、

ちょうど光が写り込んじまって申し訳ないが、100ミリリットルあたりの熱量(Brennwert)は0.2キロカロリー。
対して、250ミリリットルあたりだと1キロカロリーに跳ね上がっちまっている。
算数の時間と行こうか。
250ミリリットル ÷ 100ミリリットル = 2.5
1キロカロリー ÷ 0.2キロカロリー = 5
計算があわねえ!
実はCグループに属する他の国、チェコとポーランドもまったく同様の表記をしている。
なんじゃこりゃ!
だいぶとっちらかっちまったな。ここいらでまとめておこうか。
以上のことから番長が導き出した推論はこうだ。
ことによると、国ごとに成分がちょっと違ってるんじゃねえか?
たとえばビールは、気温や湿度が高い国になるほど薄味のものが好まれる。ベトナムの「ビアホイ」って知ってるかい。かの国じゃ、ビールに氷を入れて飲むこともあるのよ。
スペインは暑い。夏なんかうだるように暑くて、昼間は息ができねえくらいだ。だからみんな昼寝(シエスタ)の時間をとる。そんな国だから薄味にしている。可能性はありそうだぜ。
となると、コカコーラ・ゼロの味は万国共通ってわけじゃなかったのか!?
このままじゃあ、埒があかねえ。
しょうがねえから番長、日本コカ・コーラ社に問い合わせてみたぜ。
いや、まいったね。
長いこと引っ張ったにもかかわらず、番長の力及ばず。すっきりしねえ結末になっちまった。
ひとつだけわかったことがある。
世界はまだまだ、謎に満ちてんのよ。

コカコーラ・ゼロのカロリーにはまいったね。

アンタ、炭酸飲料好きか?
番長は物心ついた時分から大好きでな。のどごしがたまらねえじゃねえか。
しかし、うまいモノってのはたいていカラダには悪いモノなんだな。
炭酸飲料もご同様よ。飲み過ぎると太っちまう。
番長界隈じゃ、腹の肉に締まりのねえヤツは4番手・5番手のザコと相場が決まってる。
考えてもみな、「ビー・バップ・ハイスクール」のキンこと大前均太郎とか、「スラムダンク」の桜木軍団にいる高宮とか、ドリフターズの高木ブーとかな。
こちとら番を張ってるんだ、そんなことじゃ示しがつかねえだろ。
そこで、なんだな、ちょこっと食品のカロリーを気にしてみることにしたのよ。
バ、バカヤロウ、ダイエットじゃねえ。そんなチャラチャラしたもんじゃあ断じてねえ。
まあそうだな、自分磨き、とでも言ってもらおうか。
番長が愛飲してんのが、いわゆる「ゼロカロリー飲料」よ。
砂糖の代わりに人工甘味料を入れたりしてるんで若干味がとがってるが、なに、炭酸飲料なんてのは元よりとがったロックな飲み物よ。おばあちゃんお手製の甘酒じゃねえんだ。そこは大して気にならねえな。
ペプシ・ネックスだファンタ・ゼロだと最近じゃ各社がこぞって出してくれるんで、自分磨きに打ち込む硬骨漢にはうってつけだ。
しかし、やっぱり炭酸飲料と言えばコカコーラにとどめを刺すよな。
そこでブラックボディのコカコーラ・ゼロよ。

(コカコーラ社のサイトより)
きっちり炭酸が決まってて、しっかりコカコーラの味。これで0カロリーだってんだから、まったく夢のようなドリンクだよな。

ノドが渇いたときのみならず、ちょいと甘いものを口にしたくなったとき、はたまた炭酸のしゅわしゅわ感で胃をゴマカシたいときなどなど、八面六臂の大活躍ぶりよ。
自分磨きを始めたのは日本にいたころだが、もちろんフランスに来てからも引き続き飲んでたぜ。
それでなくてもこっちの食材は、肉だチーズだとカロリーの気になるものが主流。ほっときゃ目方は増える一方だからな。
競合商品のペプシ・ネックスはフランスにはない。代わりにペプシ・マックスやペプシ・ライトてのがあるが、味はネックスとはちょいと違う。
そこ行くとコカコーラ・ゼロはどこへ行っても簡単に手に入るぜ。番長を慕ってんのかな、けなげなヤツよ。
そうそう、この世界中どこへ行っても同じ味のものが飲めるという安心感もいいな。ことに途上国なんかへ行くと、とんでもねえものをつかまされることがあるからな。
ともかく、番長にとってコカコーラ・ゼロは生活必需品だ。
ところがある時、何の気もなくラベルを見て、思わずのけぞっちまった。

「250ミリリットルあたり0.75キロカロリー」と書かれてるじゃねえか!
い、いや、こんなもん微々たる量よ。
自分磨きに支障をきたすほどじゃねえ。
むしろあれだろ、ほら、冷蔵庫でカッキーンと冷やしたコーラは、消化するときに体内の熱を奪うじゃねえか。人間の身体は体温を一定に保つために熱量を使うから、取り込んだカロリーとの差し引きで考えれば、おそらく答えはマイナスよ。
そりゃ、0カロリーだと言うから調子に乗ってガブガブ飲んでたことは否めねえ。しかし番長たるもの、これしきのことで動じたりはしねえ。断じてしねえぜ。
だがな、ゼロだと信じていた番長の純心はいったいどうなるんだオイ!
調べてみたら、「コカコーラ・ゼロはゼロカロリーではない」というのはあちこちの媒体で取り上げられてやがった。少なくともネット上では、なかば常識化した話のようだな。
Excite Bit コネタ「ドリンクの「ゼロ」や「ノン」は0じゃない!?」(2006年3月)
サイゾーウーマン「ノーカロリーコカ・コーラ、実は砂糖入り! 本当にゼロカロリーなの?」(2008年12月)
アメーバニュース「ゼロカロリーってほんとにゼロなの?」(2009年10月)
上記を含めていくつかのサイトを調べたところ、日本では法律(健康増進法の定める栄養表示基準)によって、100ミリリットルあたり5キロカロリーに満たないものは0と表記してよい、とされているんだそうだ。
で、フランスにはそんな決まりはないから、カロリーが明記されてたってわけだな。
しかも。
フランス版のラベルによると、コカコーラ・ゼロの「ゼロ」とは、カロリーゼロではなく砂糖ゼロ、砂糖を使っていませんよ、という意味なんだそうだ。
よく読むと、日本語版のコカコーラ社サイトにも同様の説明がされていた。
そうかよ。そう言われちゃ、ぐうの音も出ないぜ。
ところがだ。
あるとき野暮用でロンドンに出かけた番長、見ちまった。
コカコーラ・ゼロのラベルに、0.5キロカロリーって書いてあるのよ。
なんだこりゃ、国によってカロリーが違うのか?
法律によって表記の仕方が違うのか?
こうなると気になっちまう。行った先々の国でゼロのラベルを集めてみたぜ。
主にヨーロッパの国々なんだが、これが数値に相当のバラツキがあったのよ。
以下にその結果、13カ国分を、カロリー表記ごとに大まかに分類して、ドカンと大発表だ!
■Aグループ■ 0キロカロリーと表記:2カ国
(1)日本

冒頭に出したが、日本のラベルは他の12カ国と比べると特異。こんな風にタテに数字が並んでいるのは日本だけだぜ。さすがはタテ書き言語だな、って書き方は横書きだが。
(2)ドイツ

調べた中では、ドイツだけが日本と同じ表記をしていたぜ。番長も正直、フランス人よりはドイツ野郎の方が気があうんだよな。「時間は守る」とか、常識がちゃんと通じるからな。
■Bグループ■ 0.8キロカロリーと表記:4カ国
(3)ベルギー

(4)オランダ

(5)ルクセンブルク

この3カ国はベネルクスとして古くからつながりが深く、政策を共通させていることでも知られているからな。表記が共通しているのも合点がいくぜ。
(6)フランス

0.8じゃなく0.75キロカロリーなんだが、これ以外の国で表記されている数字とはだいぶ異なるので、このグループに入れてみた。
こんな考え方ができる。
コカコーラ・ゼロはだいたい0.76キロカロリー。
ベネルクスでは小数点第2位の7を切り上げ、もしくは四捨五入した。だから0.8。
フランスは小数点第2位を0.05刻みで表記する決まりだから、いちばん近い0.75にした。
どうだい、推測の域を出ないが、理にはかなってんだろ。
■Cグループ■ 1キロカロリーと表記:3カ国
(7)オーストリア

(8)チェコ

(9)ポーランド

この3カ国も地理的に近いからな。
Bグループから察するに、小数点第1位を切り上げてんだろ。
■Dグループ■ 0.27~0.5キロカロリーと表記、ただし100ミリリットルあたり:3カ国
いままで特に触れてこなかったが、ここまで書いたうち日本を除く8カ国は、すべて250ミリリットルあたりのカロリーとして表記している。コップ1杯分あたり、ということらしい。
しかし、このグループには100ミリリットルあたりのカロリーだけが書かれていた。そういう決まりなんだろう。
ゆえにカロリーの数値も5分の2くらいになってるぜ。
このへんが表記のバラツキを生むひとつの要因だろうな。
(10)ノルウェー

0.3キロカロリー。
(11)イギリス

0.5キロカロリー。
まあ、ざっくりと0.5単位で区切るようになってるのかもな。
(12)モロッコ

0.27キロカロリー。ずいぶん刻んでくるじゃねえか。
ここまで詳しく書いてあるということは、これがコカコーラ・ゼロのカロリーなんだろう。
これを「モロッコ定数」と呼ぶことにするぜ。
これで問題は解決、と思っただろ。
ところがぎっちょんキリギリス、ここからがややこしい。
モロッコ定数をもとに計算すると、250ミリリットルあたりでは0.675キロカロリーとなる。
どう四捨五入しても、切り上げや切り捨てをしても、ベネルクスの0.8やフランスの0.75という数字はでてこねえのよ。
こりゃどうしたこった?
まだ終わらねえぜ。
■その他
(13)スペイン

0.5キロカロリー。なんだが、これは250ミリリットルあたりだと書いてあるのよ。
イギリスは100ミリリットルあたり0.5だってのに。
ラベルの数字部分を拡大した画像をよく見てもらいてえ。

ピンボケで申し訳ないが、このスペインのラベルには100ミリリットルあたりのカロリーも記されていて、そこには0.2キロカロリーとある。
どうやらスペイン人お得意のボケってわけじゃないらしい。
なんだオイ、スペインのコカコーラ・ゼロはカロリーが少ないのか?
ここでハタと気がついて、各国のラベルを見返してみたのよ。
Bグループのラベルにも、目立たぬながら100ミリリットルあたりのカロリーが記載されていて、みな「0.3キロカロリー」となっていた。
これはわかる。モロッコ定数の0.27を四捨五入したんだろう。
ここからさらに、事態は混迷の度合いを深めることになる。
Cグループで紹介したオーストリアのラベルを拡大してみよう。
やっぱり250ミリリットルあたり(六角形のカドを取ったような図形のなか)と100ミリリットルあたり(長方形の枠内)の2つの数字があって、

ちょうど光が写り込んじまって申し訳ないが、100ミリリットルあたりの熱量(Brennwert)は0.2キロカロリー。
対して、250ミリリットルあたりだと1キロカロリーに跳ね上がっちまっている。
算数の時間と行こうか。
250ミリリットル ÷ 100ミリリットル = 2.5
1キロカロリー ÷ 0.2キロカロリー = 5
計算があわねえ!
実はCグループに属する他の国、チェコとポーランドもまったく同様の表記をしている。
なんじゃこりゃ!
だいぶとっちらかっちまったな。ここいらでまとめておこうか。
■■コカコーラ・ゼロは何キロカロリーなのか?■■
(a) 最も細かくカロリーを表記しているのはモロッコで、100ミリリットルあたり0.27キロカロリー。
(b) ならば250ミリリットルあたり0.675キロカロリーになるはずだが、そういう表記のラベルはない。
(c) スペインでは250ミリリットルあたり0.5キロカロリー。
(d) オーストリア・チェコ・ポーランドはなんか変だ。
以上のことから番長が導き出した推論はこうだ。
ことによると、国ごとに成分がちょっと違ってるんじゃねえか?
たとえばビールは、気温や湿度が高い国になるほど薄味のものが好まれる。ベトナムの「ビアホイ」って知ってるかい。かの国じゃ、ビールに氷を入れて飲むこともあるのよ。
スペインは暑い。夏なんかうだるように暑くて、昼間は息ができねえくらいだ。だからみんな昼寝(シエスタ)の時間をとる。そんな国だから薄味にしている。可能性はありそうだぜ。
となると、コカコーラ・ゼロの味は万国共通ってわけじゃなかったのか!?
このままじゃあ、埒があかねえ。
しょうがねえから番長、日本コカ・コーラ社に問い合わせてみたぜ。
番長: 無粋なことを聞くようだが、コカコーラ・ゼロってのは、カロリーはどれくらいあるんだい?
日本コカ・コーラ社(以下「コカ」): 商品には0カロリーと表記してございますが、厳密には100ミリリットルあたり1キロカロリー未満ということになっております。法律に基づきましてですね……
番長: おっと、はばかりながら番長、そのくだりは知ってんのよ。どうだい、もう少し詳しい数値を教えてくれるわけにはいかねえもんかな。
コカ: 申し訳ございません、こちらの方には詳しい資料がございませんもので。
番長: ふむ、お宅さんになきゃどこにあるのかな。まあいい、実は番長、主にヨーロッパなんだが、国によってカロリー表記にバラツキがあることに気づいたのよ。
コカ: はあ。
番長: 100ミリリットルあたりで言うと、スペインでは0.2キロカロリーなのに、フランスでは0.3キロカロリー。モロッコでは0.27キロカロリーとあった。
コカ: モロッコではそういう風に表記してるんですか。
番長: それで番長、思ったのよ。ひょっとしてこりゃ、国によって同じコカコーラ・ゼロでも成分に違いがあるんじゃねえのかな、ってね。そのへんどうなんだい?
コカ: 申し訳ございません、海外のコカコーラ社製品に関しましては、こちらの方には資料がございませんのでわかりかねます。しかし、変わりはないはずではございますが。
番長: あらそうなの。
コカ: 成分の表記に関する法律は各国によって異なりますので、そういったこともあるのかもしれません。
番長: ほう、それじゃあやっぱり、コカコーラの商標で出してる商品の味ってのは、基本的には世界どこへ行っても同じはずなんだな。
コカ: そうではないかと。申し訳ございません、こちらの方には詳しい資料がありませんので。
番長: (困ったときにはそういう風に答えるマニュアルなのかな)
いや、まいったね。
長いこと引っ張ったにもかかわらず、番長の力及ばず。すっきりしねえ結末になっちまった。
ひとつだけわかったことがある。
世界はまだまだ、謎に満ちてんのよ。

おまけ。
ナポレオンの出身地として知られるコルシカ島には、その名も「コルシカコーラ」ってドリンクがある。
なんとコイツにもカロリーオフの「コルシカコーラ・ライト」があるのよ。
味の方は……なんだな、番長の口にはちっとあわなかったな。