2009.12.29 (Tue)
恐怖!リヨンの観覧車
まいったね。
リヨンの観覧車には、まったくもってまいったね。
リヨンといえば、フランス中部の大都市。
市単独の人口ではパリ、マルセイユに次ぐ3位だが、近隣の市を合わせた都市圏人口は165万人に及び、フランス第2の規模を誇っている。
古くから金融の中心地として知られ、大手銀行の多くが本店をパリではなくリヨンに置いているんだぜ。
絹織物の産地としても有名で、かつて養蚕業が盛んだった日本とも縁が深いのよ。
上州の富岡製糸場、あの指導にあたったのはリヨン出のフランス人だし、生糸を輸出する拠点港があった横浜とは姉妹都市の提携をしてるっていうぜ。
そのリヨン市のどまんなかにあるのが、ベラクール広場。

(フランス語版ウィキペディア、「ベラクール広場」より)
ここに冬場だけ、12月から2月ごろまでの間に限って現れるのが、この観覧車だ。

なんでも移動式の観覧車らしい。
こんなでっかいものが冬場以外、いったいどこにいやがるのかは知らねえが。
てっぺんから見る景色は絶景で、

世界遺産にも登録されている、リヨンの歴史地区が一望に見渡せるのよ。

それもそのはず、高さは約60メートル。
ビルでたとえるとおよそ15階相当にもなる。

背後の建物と比べりゃ、高さはわかるだろ?
なのに、日本じゃ考えられねえ放任っぷりなのよ。

よーく見てほしい、ゴンドラを。

屋根がついてるだけで、窓ガラスなどはなーんもない吹きっさらし。
ところが、

ベルトやバーといった安全装置、座席への固定器具が一切ないんだ。
その気になりゃ、あるいは不注意からでも、簡単に落っこちることができるのよ。
この坊やに注目してくれるか。

な。
こちらのご婦人も、

このとおり、素の状態で座席に座ってるのよ。
高くなるに従って風が強くなって、ずいぶんと揺れやがるんだな、これが。
常に落下の恐怖に立ち向かわなきゃなんねえ。
しかも、

日本の観覧車に比べると相当スピードが速い。
番長、ざっと計算してみたんだが、およそ通常の観覧車の6倍くらいと出た。
体感で言えば、スキー場の高速リフトってとこかな。
あんまりスピードが速いんで、ヒョイと飛び乗るなんてことはできねえ。
当然の結果として、新しく客が乗り込むときには、

観覧車自体の動きを止めることになる。

ゴンドラに乗ってるほうは、高いところで宙吊りよ。
風は強いし、動きが止まるときには慣性の法則にしたがってガックリと衝撃がくる。
生きた心地がしねえぜ。
しがみつこうったってゴンドラの中央にある軸の部分くらいしかないわけだが、

まかり間違ってこの軸をまわそうもんなら、なんとコーヒーカップのようにゴンドラ自体が回転しちまうんだぜ!
しかもこの観覧車、全部で3周するのよ。
日本じゃ普通、この大きさなら1周で終わりだよなあ。
普段そっけないくせに、妙なところでサービス精神旺盛じゃねえかよ、フランス!

夜はきれいにライトアップされるこの観覧車、リヨンじゃ冬の風物詩なのよ。
機会があったら、ぜひ乗ってみてくれよな。
そこいらのジェットコースターなんかより、はるかにおっそろしいぜ。
いや、まいったね。
番長、決して高所恐怖症ってわけじゃないんだが、さすがにタマキン縮み上がっちまったぜ。
にしても、日本じゃ考えらんねえよな。
それだけ自己責任という考え方が徹底してるのか、日本人が甘え過ぎなのか。
ま、フランスのことだから、落っこちたときのことを深く考えてねえだけのことだと思うけどな。

リヨンの観覧車には、まったくもってまいったね。
リヨンといえば、フランス中部の大都市。
市単独の人口ではパリ、マルセイユに次ぐ3位だが、近隣の市を合わせた都市圏人口は165万人に及び、フランス第2の規模を誇っている。
古くから金融の中心地として知られ、大手銀行の多くが本店をパリではなくリヨンに置いているんだぜ。
絹織物の産地としても有名で、かつて養蚕業が盛んだった日本とも縁が深いのよ。
上州の富岡製糸場、あの指導にあたったのはリヨン出のフランス人だし、生糸を輸出する拠点港があった横浜とは姉妹都市の提携をしてるっていうぜ。
そのリヨン市のどまんなかにあるのが、ベラクール広場。

(フランス語版ウィキペディア、「ベラクール広場」より)
ここに冬場だけ、12月から2月ごろまでの間に限って現れるのが、この観覧車だ。

なんでも移動式の観覧車らしい。
こんなでっかいものが冬場以外、いったいどこにいやがるのかは知らねえが。
てっぺんから見る景色は絶景で、

世界遺産にも登録されている、リヨンの歴史地区が一望に見渡せるのよ。

それもそのはず、高さは約60メートル。
ビルでたとえるとおよそ15階相当にもなる。

背後の建物と比べりゃ、高さはわかるだろ?
なのに、日本じゃ考えられねえ放任っぷりなのよ。

よーく見てほしい、ゴンドラを。

屋根がついてるだけで、窓ガラスなどはなーんもない吹きっさらし。
ところが、

ベルトやバーといった安全装置、座席への固定器具が一切ないんだ。
その気になりゃ、あるいは不注意からでも、簡単に落っこちることができるのよ。
この坊やに注目してくれるか。

な。
こちらのご婦人も、

このとおり、素の状態で座席に座ってるのよ。
高くなるに従って風が強くなって、ずいぶんと揺れやがるんだな、これが。
常に落下の恐怖に立ち向かわなきゃなんねえ。
しかも、

日本の観覧車に比べると相当スピードが速い。
番長、ざっと計算してみたんだが、およそ通常の観覧車の6倍くらいと出た。
体感で言えば、スキー場の高速リフトってとこかな。
あんまりスピードが速いんで、ヒョイと飛び乗るなんてことはできねえ。
当然の結果として、新しく客が乗り込むときには、

観覧車自体の動きを止めることになる。

ゴンドラに乗ってるほうは、高いところで宙吊りよ。
風は強いし、動きが止まるときには慣性の法則にしたがってガックリと衝撃がくる。
生きた心地がしねえぜ。
しがみつこうったってゴンドラの中央にある軸の部分くらいしかないわけだが、

まかり間違ってこの軸をまわそうもんなら、なんとコーヒーカップのようにゴンドラ自体が回転しちまうんだぜ!
しかもこの観覧車、全部で3周するのよ。
日本じゃ普通、この大きさなら1周で終わりだよなあ。
普段そっけないくせに、妙なところでサービス精神旺盛じゃねえかよ、フランス!

夜はきれいにライトアップされるこの観覧車、リヨンじゃ冬の風物詩なのよ。
機会があったら、ぜひ乗ってみてくれよな。
そこいらのジェットコースターなんかより、はるかにおっそろしいぜ。
いや、まいったね。
番長、決して高所恐怖症ってわけじゃないんだが、さすがにタマキン縮み上がっちまったぜ。
にしても、日本じゃ考えらんねえよな。
それだけ自己責任という考え方が徹底してるのか、日本人が甘え過ぎなのか。
ま、フランスのことだから、落っこちたときのことを深く考えてねえだけのことだと思うけどな。

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