2010.02.01 (Mon)
コキュはフランス語じゃなかった!か?
まいったね。
「cocue」(コキュ)ってブランド名には、まいったね。

(コキュのウェブサイトより)
アンタ、コキュってなんだか知ってるかい?
例によって例のごとく、番長は全然ご存じなかったのよ。アパレルのブランド名だって言うんだからな。
番長にとってアパレル四天王と言えば、カンコーに富士ヨット、トンボにスクールタイガーだぜ。知らねえか。みんな学生服のメーカーよ。
ちょっと前に、シェルっていう代官山のセレクトショップの名前に茶々を入れたことがあったな。
コキュの存在は、そのときいただいたコメントで知ったのよ。
これには番長、ちと驚いちまった。
なんせコキュってのは、フランス語ではとんでもない意味になるのよ。
この問題に関しては、ウェブ上では相当広く取り上げられてる。ちょっとしたトリビアみたいになってるようだな。
大阪大学言語文化研究科の春木仁孝教授も苦言を呈されているので、ちと長いが引用しよう。
な、まいったろ。
これに比べりゃシェルなんてのはかわいいもんよ。もっとメジャーな意味が別にあったってだけで、cherって単語には「親愛な」って意味もある。
しかし、コキュに関して言えば、他の意味はない。強いて言えば、教授も書いてるが、寝取られ男というよりはマヌケ野郎、ヒョウロクダマ、といった、単なるののしり言葉としての感じが強まっているくらいだ。
言ってみりゃ、バカって札をぶら下げて歩いてるようなもんだぜ。
こんな話を知ってるかい。フランス人は帝国ホテルに泊まりたがらないって。
「Tu est cocu」ホテル、テュ・エ・コキュ・ホテル、すなわち「オマエはマヌケだ」ホテルと聞こえるからだそうだ。
それくらいコキュってのは有名な悪口雑言なんだな。
なんと「コキュ文化」って言葉もある。
フランスの文学や演劇には、妻を寝取られた夫を描いた作品がたくさんあって、あんまりありすぎるもんだから一つの文化としてカウントされてるんだな。
それくらいコキュってのはよく知られた言葉でもある。
そんなことも調べずにノリでコキュと名付けたんだとしたら、それこそとんだコキュ野郎だ。
しかし、どうもおかしくねえか。
だってだぜ、フランス語から適当に名前を付けるにしたって、理由ってもんがあるだろうよ。
日本には変なフランス語の店名やマンション名がいっぱいあるが、どうしてそういう名前を付けようと考えたのかは理解できるもんだ。
たとえばcherがそうだな。ま、詳しいことは別の記事にこってり書いたんで、ここでは省略させてもらうぜ。
じゃ、お菓子のシュークリームはどうだ。これ、シューはフランス語だが、クリームは英語なんだな。フランス語では「シュ・ア・ラ・クレム」と呼ぶ。英語では「プロフィトロール」とか「クリームパフ」と呼ぶそうだ。英仏語がごっちゃになっちまった例だ。
あるいは、参天製薬の「サンテドウ」って目薬、知ってるかい? 昔はテレビCMも流れてたが、これ「目の健康」って意味のフランス語なんだな。ただし、正確にはサンテデズュウってな発音になる。目って意味なら複数形にすべきだからだ。
発音の問題では、ミルフィーユってのが有名だな。パイ生地とクリームが何層にも重なったお菓子だが、日本風の発音をフランスですると「千人の女の子」という意味になっちまう。ただしく発音すればミルフイユってとこだ。
どうだい。大したことないだろ。
この程度の間違い、ご愛嬌ってなもんだ。
だが、何をどう間違えるとcocueって名前が付くのか、そうなる理由が思い浮かばねえ。
だいたい、ブランド名に使うくらいだぜ。仏和辞典の1回くらいはひくだろうよ。そしたら即思いとどまるわな。
ひょっとしたら、わかっていて付けた、いわゆる「確信犯」ってヤツなんだろうか。コキュ文化なんてのを逆手に取った。
しかし、だとしたら「cocu」って付けると思うんだよな。eは付けない。
春木先生もおっしゃっているように、cocuは男性形で「妻を寝取られた男」だから、eが付いたcocueは女性形で「夫を寝取られた女」ってことになる。
これがどうもピンとこねえんだな。コキュってのはやっぱ男に使う言葉だよ。
フランスでも日本でも、中世以降は長らく男尊女卑の考え方が続いてきた。妻を寝取られるのは一つの事件だが、夫を寝取られるって、そりゃ単なる浮気だからな。妻を寝取られるから文学的にも意味が生まれるんであってさ。
さらにわからないのが、このコキュってブランドには、まったくフランスっぽさがないことだ。
もう一度、冒頭で紹介したコキュのウェブサイトを見てもらおうか。

デルモのチャンネーが着てる服も、ショーウインドーの中の服も、フランスの雰囲気は全然出してねえよな。
公式ウェブサイトの「BRAND CONCEPT」という欄には、こんな記述があった。
「オリエンタル」ってのは、東洋の、ってことだ。フランスは西洋、オクシデンタル。つまり全くの逆だ。
エスニック(民族的?)やフォークロア(伝承・風習)って言葉も、フランスの持つイメージからは程遠いじゃねえか。
実際に売り物のラインアップを見ても、いわゆるアジアンテイストなものや、どこぞの先住民が着てそうな温かみのある感じのものが主流で、フランスっぽさはどこにもないのよ。
こいつはひょっとして、cocueってフランス語じゃないんじゃねえか?
そんな視点でウェブを検索してみたところ、こんな記述をみつけた。
なあにい? ベトナム語だあ?
おいおい、こいつはおだやかじゃねえぞ。
事の次第をハッキリさせるため、番長さっそく受話器を取った。
電話先はもちろん、ブランド「コキュ」を手がける株式会社ワールドよ。
ワールドと言えば、国内のアパレルメーカーでも最大手。
コキュに限らず、タケオキクチ・インディヴィ・オゾック・アンタイトルなどなど、さすがの番長でも聞いたことくらいはあるブランド多数を傘下に置くゴイスーな会社だ。
音の響き、だとよ。
もひとつ煮え切らない結果になっちまったが、やっぱりコキュってのはフランス語ではない様子だ。
ベトナム語源説はむしろ強まってきたな。
もうちょっと頑張って調べてみたぜ。
コキュが代官山にショップ1号店をオープンしたのは1996年4月の。このころの様子は、同年7月18日付の日経流通新聞に「ベトナム製雑貨出そろう」という見出しで、こんな記事になっている。
やっぱりコキュは、ベトナム雑貨の店だった。
だとしたらやっぱ、ベトナム語から店名を付けるのが自然なんじゃねえか?
長くなってきたな、ここらで中締めと行こうか。
もしコキュがベトナム語だったとしたら。
コキュって言葉は何も悪くない。
フィンランドのアホ元首相、ナイジェリアのオバサンジョ元大統領を字面でバカにするみたいなもんじゃねえか。
むしろ、こりゃフランス語だと勝手に解釈し、挙げ句にののしった人間の「フランス脳」の方こそが笑われてしかるべきだぜ。
ビシッ!
どうだい、決まっただろう。
番長もそう思った。
ところがどっこい、話はこれじゃ終わらなかったんだな。
こうなりゃ乗りかかった船だってんで、ベトナム語の辞書を調べてみることにしたのよ。
ところが、ない。
調べても調べても、ベトナム語の辞書にcocueって単語は載ってねえ!
(つづく)
「cocue」(コキュ)ってブランド名には、まいったね。

(コキュのウェブサイトより)
アンタ、コキュってなんだか知ってるかい?
例によって例のごとく、番長は全然ご存じなかったのよ。アパレルのブランド名だって言うんだからな。
番長にとってアパレル四天王と言えば、カンコーに富士ヨット、トンボにスクールタイガーだぜ。知らねえか。みんな学生服のメーカーよ。
ちょっと前に、シェルっていう代官山のセレクトショップの名前に茶々を入れたことがあったな。
コキュの存在は、そのときいただいたコメントで知ったのよ。
これには番長、ちと驚いちまった。
なんせコキュってのは、フランス語ではとんでもない意味になるのよ。
この問題に関しては、ウェブ上では相当広く取り上げられてる。ちょっとしたトリビアみたいになってるようだな。
大阪大学言語文化研究科の春木仁孝教授も苦言を呈されているので、ちと長いが引用しよう。
キュと言えば、これもかなり有名なブランドに cocue コキュというのがあるようです。靴を中心に女性物を販売するお店のようですが、おしりとは関係はありませんが、これもかなり困った名前です。普通は男性形のcocuがよく使われますが、これはちょっと昔風の言い方だと「妻を寝取られた男」という意味です。今風に言えば、「妻に不倫をされた夫」ということになるでしょうが、ニュアンスとしては「他の男性に妻を奪われた情けない男/馬鹿な男」といったところです。誰かを馬鹿にするときなどに、ののしり言葉としても使われたりします。cocue はその女性形で男性形ほどは使われませんが、「夫を他の女性に奪われた女」という意味になります。いくらおしゃれな靴でも、cocue という文字が入っている靴をフランスで履くのはかなり勇気がいることでしょう。腹いせに値段の高い靴を買って履いているのよ、という意味かもしれませんが。
な、まいったろ。
これに比べりゃシェルなんてのはかわいいもんよ。もっとメジャーな意味が別にあったってだけで、cherって単語には「親愛な」って意味もある。
しかし、コキュに関して言えば、他の意味はない。強いて言えば、教授も書いてるが、寝取られ男というよりはマヌケ野郎、ヒョウロクダマ、といった、単なるののしり言葉としての感じが強まっているくらいだ。
言ってみりゃ、バカって札をぶら下げて歩いてるようなもんだぜ。
こんな話を知ってるかい。フランス人は帝国ホテルに泊まりたがらないって。
「Tu est cocu」ホテル、テュ・エ・コキュ・ホテル、すなわち「オマエはマヌケだ」ホテルと聞こえるからだそうだ。
それくらいコキュってのは有名な悪口雑言なんだな。
なんと「コキュ文化」って言葉もある。
フランスの文学や演劇には、妻を寝取られた夫を描いた作品がたくさんあって、あんまりありすぎるもんだから一つの文化としてカウントされてるんだな。
それくらいコキュってのはよく知られた言葉でもある。
そんなことも調べずにノリでコキュと名付けたんだとしたら、それこそとんだコキュ野郎だ。
しかし、どうもおかしくねえか。
だってだぜ、フランス語から適当に名前を付けるにしたって、理由ってもんがあるだろうよ。
日本には変なフランス語の店名やマンション名がいっぱいあるが、どうしてそういう名前を付けようと考えたのかは理解できるもんだ。
たとえばcherがそうだな。ま、詳しいことは別の記事にこってり書いたんで、ここでは省略させてもらうぜ。
じゃ、お菓子のシュークリームはどうだ。これ、シューはフランス語だが、クリームは英語なんだな。フランス語では「シュ・ア・ラ・クレム」と呼ぶ。英語では「プロフィトロール」とか「クリームパフ」と呼ぶそうだ。英仏語がごっちゃになっちまった例だ。
あるいは、参天製薬の「サンテドウ」って目薬、知ってるかい? 昔はテレビCMも流れてたが、これ「目の健康」って意味のフランス語なんだな。ただし、正確にはサンテデズュウってな発音になる。目って意味なら複数形にすべきだからだ。
発音の問題では、ミルフィーユってのが有名だな。パイ生地とクリームが何層にも重なったお菓子だが、日本風の発音をフランスですると「千人の女の子」という意味になっちまう。ただしく発音すればミルフイユってとこだ。
どうだい。大したことないだろ。
この程度の間違い、ご愛嬌ってなもんだ。
だが、何をどう間違えるとcocueって名前が付くのか、そうなる理由が思い浮かばねえ。
だいたい、ブランド名に使うくらいだぜ。仏和辞典の1回くらいはひくだろうよ。そしたら即思いとどまるわな。
ひょっとしたら、わかっていて付けた、いわゆる「確信犯」ってヤツなんだろうか。コキュ文化なんてのを逆手に取った。
しかし、だとしたら「cocu」って付けると思うんだよな。eは付けない。
春木先生もおっしゃっているように、cocuは男性形で「妻を寝取られた男」だから、eが付いたcocueは女性形で「夫を寝取られた女」ってことになる。
これがどうもピンとこねえんだな。コキュってのはやっぱ男に使う言葉だよ。
フランスでも日本でも、中世以降は長らく男尊女卑の考え方が続いてきた。妻を寝取られるのは一つの事件だが、夫を寝取られるって、そりゃ単なる浮気だからな。妻を寝取られるから文学的にも意味が生まれるんであってさ。
さらにわからないのが、このコキュってブランドには、まったくフランスっぽさがないことだ。
もう一度、冒頭で紹介したコキュのウェブサイトを見てもらおうか。

デルモのチャンネーが着てる服も、ショーウインドーの中の服も、フランスの雰囲気は全然出してねえよな。
公式ウェブサイトの「BRAND CONCEPT」という欄には、こんな記述があった。
自分自身の価値観を持った人に向けて、"オリエンタル” "エスニック” "フォークロア”をキーワードに、ファッションをモダンに表現するブランド。
「オリエンタル」ってのは、東洋の、ってことだ。フランスは西洋、オクシデンタル。つまり全くの逆だ。
エスニック(民族的?)やフォークロア(伝承・風習)って言葉も、フランスの持つイメージからは程遠いじゃねえか。
実際に売り物のラインアップを見ても、いわゆるアジアンテイストなものや、どこぞの先住民が着てそうな温かみのある感じのものが主流で、フランスっぽさはどこにもないのよ。
こいつはひょっとして、cocueってフランス語じゃないんじゃねえか?
そんな視点でウェブを検索してみたところ、こんな記述をみつけた。
ちなみにコキュという言葉は、フランス語で「寝取られた夫」と言う意味がありますが、ブランドのコキュはベトナム語からきています。
なあにい? ベトナム語だあ?
おいおい、こいつはおだやかじゃねえぞ。
事の次第をハッキリさせるため、番長さっそく受話器を取った。
電話先はもちろん、ブランド「コキュ」を手がける株式会社ワールドよ。
ワールドと言えば、国内のアパレルメーカーでも最大手。
コキュに限らず、タケオキクチ・インディヴィ・オゾック・アンタイトルなどなど、さすがの番長でも聞いたことくらいはあるブランド多数を傘下に置くゴイスーな会社だ。
番長: すまねえな、ちょいとものを尋ねたいんだが。
ワールド社広報の女性(以下「ワ社」): なんでございましょうか?
番長: あんたんとこのブランドに、コキュってのがあるよな。
ワ社: はい、ございます。
番長: その語源というか、由来について知りたいんだが。
ワ社: は、かしこまりました。少々お待ち下さいませ。
(しばし保留音)
ワ社: 大変お待たせいたしました。
番長: そうでもねえよ。
ワ社: 実は以前にも同様のご質問をいただいたことがあるようなんですが、
番長: (ははーん、番長みたいな物好きが他にもいやがるな。あと、客の質問をデータベース化してやがるな)
ワ社: 音の響きから付けたということです。
番長: 音の響き?
ワ社: はい。
番長: コキュコキュってか。首の骨でも鳴らしてんのか、小気味よくビールでも飲んでるのか。
ワ社: はあ。
番長: それにしたって、何かしらは元になった言葉ってのが何かあるんじゃないのかい。コキュって突然思いつくわけでもなかろうぜ。
ワ社: それが、申し訳ありませんが、そこまで詳しくはわからないんです。コキュというのはもともと代官山にあったセレクトショップなんですが、
番長: (また代官山のセレクトショップかよ)
ワ社: そこを弊社が2001年12月に他社からM&Aで購入いたしました。なので、弊社で名付けをしたわけではないんです。
番長: なるほどね。他社って、なんて会社だい?
ワ社: 少々お待ち下さい。えーと、株式会社コキュですね。
番長: そのまんまだな。当時の店長なり店員なりは、御社の中に残っていないのかね。
ワ社: はい、それが、もう残っていないんです。
番長: 1人も?
ワ社: はい。
番長: そうかい、そりゃわからねえわけだな。そいつは悪かったよ。
ワ社: いえいえ、こちらこそお役に立てず申し訳ございません。
番長: ちょっと確認してえんだが、フランス語が由来ってわけじゃねえのかな?
ワ社: いえ、そういう話は聞いたことがございませんが。
番長: フランス語の「コキュ」には寝取られ女って意味があるんだが。
ワ社: はあ。
番長: うーむ。あるいは、ベトナム語ってことはないかな。
ワ社: あ、それなら可能性はあるかもしれませんね。コキュは以前からベトナムの商品を中心に扱っておりましたから。
番長: ほう。じゃ、コキュにはフランスの商品もあるのかな?
ワ社: それはございませんね。
音の響き、だとよ。
もひとつ煮え切らない結果になっちまったが、やっぱりコキュってのはフランス語ではない様子だ。
ベトナム語源説はむしろ強まってきたな。
もうちょっと頑張って調べてみたぜ。
コキュが代官山にショップ1号店をオープンしたのは1996年4月の。このころの様子は、同年7月18日付の日経流通新聞に「ベトナム製雑貨出そろう」という見出しで、こんな記事になっている。
東京・代官山の「COCUE(コキュ)」はベトナム製雑貨の店。四月に開店した。イグサ素材のバッグやベトナムの民族衣装、アオザイを中心に家具や食器など、シンプルでエスニック色を抑えた生活雑貨が店内に整然と並ぶ。
商品はすべて日本でデザインし、ベトナムで製造した同店オリジナル。バッグはイグサの手編み中心に約三十種類。マチを大きく取ったバケツ型や買い物かご型が多く、素材のナチュラルさが魅力。(以下略)
やっぱりコキュは、ベトナム雑貨の店だった。
だとしたらやっぱ、ベトナム語から店名を付けるのが自然なんじゃねえか?
長くなってきたな、ここらで中締めと行こうか。
もしコキュがベトナム語だったとしたら。
コキュって言葉は何も悪くない。
フィンランドのアホ元首相、ナイジェリアのオバサンジョ元大統領を字面でバカにするみたいなもんじゃねえか。
むしろ、こりゃフランス語だと勝手に解釈し、挙げ句にののしった人間の「フランス脳」の方こそが笑われてしかるべきだぜ。
ビシッ!
どうだい、決まっただろう。
番長もそう思った。
ところがどっこい、話はこれじゃ終わらなかったんだな。
こうなりゃ乗りかかった船だってんで、ベトナム語の辞書を調べてみることにしたのよ。
ところが、ない。
調べても調べても、ベトナム語の辞書にcocueって単語は載ってねえ!
(つづく)
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