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2010.03.11 (Thu)

100円ショップはないけれど……

 まいったね。
 フランスの物価には、まいったね。


 フランスって物価どうなの?と聞かれることがある。
 これがなかなか答えにくい。
 と言うのも、為替相場ってのが間に挟まっていて、ジャマをしやがるからだ。

 ご存じの通り、ユーロが日本円に換算するといくらの価値になるかってのは、常に変化している。
 最近のユーロはとても安く、1ユーロ=125円くらい。こいつは、財政が破綻しそうなギリシャなど「PIGS」(ポルトガル・イタリア・ギリシャ・スペイン)と呼ばれる国々が足を引っ張っているからだ。
 世界的に景気の良かった2008年7月には1ユーロ=170円だった。
 1万ユーロの自動車を買うのに当時は170万円が必要だったが、今では125万円を払うだけでいい。

 ってな風にどうしても考えちまうのよ。外国人の悲しいサガだな。
 フランスに住んでいる限り、1万ユーロは1万ユーロ。1年半前に1万ユーロした車が今では6000ユーロになりました、ってわけじゃねえからなあ。


 とは言え、暮らしになれてくると、だんだん現地の物価ってのを肌で感じることができるようになる。
 最初のうちはいちいち円換算して判断していたのが、ユーロの価格表示だけでなんとなく高いんだか安いんだかわかるようになる。
 そりゃそうよ、慣れの問題だ。
 ただ、こういう感覚ってのは、なかなかビシッとした比較がしにくいんだよなあ。

 番長の肌感覚で言うと、フランスの物価はおおむね日本と同じくらいだが、こと日用雑貨に関しては、明らかに日本の方が安くて質がいい。
 それを一番感じるのはラップだ。っつってもイーストエンド・プラス・ユリじゃねえぜ。サランラップ、クレラップのラップな。フランスのは安いモノでも1本2ユーロ強、普通のもので4ユーロくらいするうえに、スゲエ切りにくい。カッターのついてる紙箱の部分がとにかくもろくて、すぐへにょんへにょんになっちまうのよ。

 フランスの方が安くて良いものも、そりゃもちろんある。
 筆頭はやっぱりワインだろうな。1ユーロ台から。もちろんチーズとかバゲット(フランスパン)とかも安いっちゃあ安いが、こいつは日本では味噌や醤油が安い、みたいな話だからなあ。
 そうそう、肉が安いね。町の肉屋へ行くとそうでもないが、カルフールみたいなでかいスーパーに行くと安くていっぱい入ったパック詰めが売ってる。
 おっと、あんまり安すぎるのには注意してくれよ。なんだか色が黒っぽく、ラベルのどこかに「animaux」(アニモー:動物)って書いてあったら要注意だぜ。そいつはペット用の肉だ。

 交通費もおおむね安いな。
 格安航空会社が多いおかげで航空運賃は日本に比べて破格の安さ。対抗してるからか、鉄道料金も安い印象だ。ああ、でもガソリン代はむしろフランスの方が高いかもしれねえ。

 あとは、そうねえ。同じユーロ圏でも、スペインは明らかにフランスより物価が安いな。おおよそ9割って感じだろうか。モノにもよるんだが、フランスはとにかく外食にカネがかかる。レストランでかかるカネは、ドイツに比べても高いような気がする。


 と、くだくだ書いてきたが、どうもスッキリしねえ。
 そりゃそうだ、ぜんぶ番長の主観だからな。
 感じ。気がする。かもしれん。ウーム、どうしてもふにゃふにゃとした言葉遣いになっちまうなあ。
 もっとこう、ビシッとしたモノサシはねえのか。

 こういうときに便利なのが「ビッグマック指数」だぜ。
 そうよ、あの、世界の言葉ことマクドナルドよ。
 ビッグマックってのは、おおよそ全世界で同じ品質のものが売られている。マクドナルドにも各国によって違いがあって、その国にしかない商品もあるが、さすがにビッグマックを置いてねえとこはない。看板商品だからな。肉を二枚挟んであるところなんかも変わらねえぜ。

 そのビッグマックが1個できるまでには、実に様々なカネが動いている。
 まずは原材料費。つくる人や売る人の人件費、調理や店舗の維持に掛かる光熱費、広告費、物流にかかる費用なんかのコストも上乗せされている。
 それでいて、ギリギリまでコストを削って値段を付けられてんだな。
 たとえばだ。でっかいダイヤの指輪があったとして、そんなものはおそらく世界中どこで買っても同じ値段なんだよ。ベンツはどこで買ったってベンツの値段がするし、テレビやiPodみたいな電化製品も似たような傾向がある。その国ならではの事情を反映しにくいんだな。

 そんな意味で、ビッグマックは物価を比較するにはうってつけじゃないか、というわけだな。
 この指数はイギリスのエコノミストという雑誌が発表している。



s-bigmac.jpg
(エコノミスト誌のサイトより)



 それによると、日本のビッグマック指数は3.50ドル。アメリカは3.58ドルで、イギリスは3.67ドル。スイスになると6.30ドルと高く、最も高いのはノルウェーで7.02ドルということになる。逆に安いのは中国で、1.83ドルだった。
 じゃあフランスはどうかというと、該当する数字はない。ユーロ圏としてまとめて数値化されているからだ。4.84ドルと、日本やアメリカに比べてだいぶ高くなっている。
 ビッグマック指数で見る限り、フランスの物価は日本より高いと言えそうだ。

 ただ、もちろんこの指数は一つの指標に過ぎない。たとえばトルコは3.83ドル、ハンガリーは3.86ドルとなっているが、この2カ国が日本やアメリカより物価が高いとは考えにくいところだぜ。
 そもそもユーロ圏と一口に言っても、フィンランドからスロバキアまでと幅広いからな。しかも、一つの国の中でも値段は違ったりする。
 ビッグマックも一つのモノサシとしては面白いが、さて、物価の違いを説明できるものは他にねえもんか。
 てなことを考えていたときに、ああこれかもしれねえ、と思い当たったのがコレよ。



s-2euro1.jpg



 2ユーロショップだ。
 店内で売ってるものは日用品類なんだが、すべての商品が2ユーロなのよ。
 そう、要するに日本で言うところの100円ショップだ。
 で、これが2ユーロと相場が決まってるんだな。



s-2euro2.jpg



 ご覧の通りよ。
 売ってるものは様々で、たとえば文房具、小さい置き時計、コップ類、歯ブラシ、ビーチサンダルなんかだが。
 日本円に換算すると、おおよそ250~300円ショップってなくらいになるかな。
 これだと、日用雑貨が日本に比べて高いってことが感覚的につかみやすいんじゃないだろうか。

 しかも、どこで作ったものだか知らんが、日本のものに比べて明らかに質が低いんだよな。
 日本の100円ショップには、こんなものも売ってるの、こんなものも100円なの!っていう驚きがあるじゃねえかよ、なあ。そういうのは皆無で、ああなるほど2ユーロね、という納得プライスなものばっかりなんだな。
 もっとも、日本の100円ショップが凄すぎるのかもしれねえ。おそらく、あの価格であの品質を維持している店舗網ってのは、世界中どこを見渡してもないだろうぜ。

 フランスでも、普通のスーパー、モノプリだカルフールだに行けば、それなりのモノがおいてある。ところが、妙に高いのよ。だから2ユーロという価格でもショップが成立してるんだろうな。


 いや、まいったね。
 番長、コンビニにはもともとあまり行かないので、フランスになくても特に不便だと感じることはないんだが。
 100円ショップがないのには、まいっちまうぜ。




bancho200.gif



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