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2010.03.23 (Tue)
出しとけ出しとけ、ハダ出しとけ!
まいったね。
ムダとしか思えない露出には、まいったね。
フランスでは、番組によって視聴年齢の制限が設けられている。
暴力的、性的なシーンがあると、そのレベルに応じて「-18」「-16」「-12]「-10」などと区分けがされるんだな。
それぞれの数字の年齢に達していない子どもはこの番組を見ちゃだめよ、という意味だ。

番組冒頭にその旨の表示が画面下部にされ、

放送中は丸で囲った数字が常に薄く示されてんのよ。
似たような仕組みは日本にもあるよな。有名な映倫には「PG12」「R15+」「R18+」という区分があって、「バトル・ロワイヤル」なんかは暴力的なシーンが多いってんで15歳未満は見られなかった。ポルノ映画(ってまだやってるのかね)やアダルトビデオにも18禁という指標がある。
しかし、日本では、地上波のテレビ番組にそういう区分はない。
そもそも18禁に該当するようなものは放映してねえし、10禁や12禁といった細かい年齢制限の刻み方はしてねえからな。
フランスでも、さすがに地上波で18禁ってのにはほとんどお目にかからない。
だが、「-10」「-12」あたりは珍しくねえ。毎日のようにあると言っても過言じゃないな。
たとえば、日本でもよく知られているアメリカ製ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」は-10のレーティング。 武器商人を描いたアメリカ映画の「ロード・オブ・ウォー」は-12だったぜ。
もちろん、こういう設定がされているからと言って、強制的にテレビの電源が落ちるわけじゃねえ。だが、この手の問題に関心の高い親にとって、目安にはなる。
日本のアニメは暴力的だから放映をやめよう、なんて議論もされるくらいだ。暴力的ったって「北斗の拳」を流してるわけじゃねえ。「ドラゴンボール」でもバイオレンスなんだそうだ。総じてフランス人は日本人よりも、テレビのもたらす害悪について敏感だ、と言えそうだな。
だが、どうにも番長には腑に落ちねえ番組がある。
月イチくらいのペースで土曜のゴールデンタイムにやっていて、直訳すると「世界で一番でっかいキャバレー」というタイトルなんだが。
夜8時35分から約2時間の放送で、大きな舞台のある劇場に観客を入れ、マジックやらコントやら大道芸やらを次々に披露させるという、たいして面白くもないけど人畜無害な番組だ。
これならお子さまも安心、ということで年齢制限はない。
ところが、番組の冒頭で毎回、1ダースくらいのお姉さんがわらわらとステージ上に出てくる。で、司会者の男性を囲むように並ぶんだが、なぜかみなさん上半身全裸、はっきりとビーチク全開、ルーマ見えなんだな。
下半身は、そうねえ、クジャクのようだというか、あるいはリオのカーニバルに出てくるダンサーみたいな感じの衣装というかな。こちらも大変な露出具合なのよ。
で、お顔の方はそろってにっこりスマイルね。
司会者はきっちりとタキシードを着込んでるんだぜ。なんだって彼女たちはハダカなんだ。マネの「草上の食事」以来の伝統ってヤツなんだろうか。何の説明もねえのよ。
最初に見たときは番長、あっけにとられちまったぜ。エロさはさしてないし、設定がキャバレーだからそう場違いってわけでもねえんだろうが、なんなんだこれは、ってな。

(画面右上の人たちがお姉さん。あえて引きの画像を選んだぜ)
日本でも、かつては女性の裸が出てくる番組があった。海賊チャンネルとか11PMの行水コーナーとかな。それでも、ほとんどは深夜番組だったと思う。
今は深夜も合わせて、地上波からビーチクは完全に駆逐されてるよな。
この番組はゴールデンタイムのど真ん中、週末の土曜日にやっている。
しかも、流してるのは国営放送のフランス2なのよ。
日本でいうところのNHKだぜ。
「クイズ日本人の質問」で、古舘伊知郎や大桃美代子の後ろに裸のお姉さんたちが並んでいる絵柄を想像できるかい?
喩えるならそういうことが起きてんのよ。
このお姉さんたち、ステージ上に立ってるだけで、踊るわけでもなければ歌うわけでもなく、いわば背景というかセットみたいなもんで、オープニングが終わるとそそくさと舞台袖へハケていく。
オープニングと言っても、司会者が最初のあいさつをしてゲストのタレントを紹介している間、5分もないくらいだ。
かえすがえすも、まったく存在意義がわからねえぜ。
キャバレーっていう設定を表すための道具、舞台装置なのかな。
こいつは18禁とはいかないまでも、10禁や12禁くらいには相当するんじゃねえかという気もするんだが、そうはならないんだな。
砂浜でトップレスになってる人がざらにいるのを見ても思うが、どうもフランスでは女性が胸をさらすことに対する抵抗感が少ないようだ。
まあ、トップレスったって、たいていはおばさんで、残りはおばあちゃんだがな。
それがかえって抵抗のなさを雄弁に物語っているような気もするぜ。
テレビコマーシャルや街角の広告ポスターでも、化粧品や薬、食品など様々なジャンルで、裸の女性、時には男性を使っているのをよく見かけるぜ。さすがに乳首は出てこねえが、日本に比べてずいぶん多いような気がする。
あと、エロ本のポスターが街角の目を引く所にドーンと張ってあったりもする。
さらに身近なところで言うと、胸元のざっくり開いた服の多いこと多いこと。そういう服しか売ってねえんじゃねえかってくらいだ。おばさんはともかく、おばあちゃんも超開いたのを着てんのよ。垂れてようがしなびてようが関係ナシ。
いや、番長も男。女性が露出して悪い気はしねえよ。
しかし、いくら若い子だったとしても、秘すれば花、ってヤツだと思うんだな。隠れてるからいいのよ。ドーンと出されても困るのよ。小悪魔気取られても対応できないのよ。しなびる一方なのよ。
いや、まいったね。
どっちかと言うと番長、ムダなハダカの方を取り締まってほしいぜ。

ムダとしか思えない露出には、まいったね。
フランスでは、番組によって視聴年齢の制限が設けられている。
暴力的、性的なシーンがあると、そのレベルに応じて「-18」「-16」「-12]「-10」などと区分けがされるんだな。
それぞれの数字の年齢に達していない子どもはこの番組を見ちゃだめよ、という意味だ。

番組冒頭にその旨の表示が画面下部にされ、

放送中は丸で囲った数字が常に薄く示されてんのよ。
似たような仕組みは日本にもあるよな。有名な映倫には「PG12」「R15+」「R18+」という区分があって、「バトル・ロワイヤル」なんかは暴力的なシーンが多いってんで15歳未満は見られなかった。ポルノ映画(ってまだやってるのかね)やアダルトビデオにも18禁という指標がある。
しかし、日本では、地上波のテレビ番組にそういう区分はない。
そもそも18禁に該当するようなものは放映してねえし、10禁や12禁といった細かい年齢制限の刻み方はしてねえからな。
フランスでも、さすがに地上波で18禁ってのにはほとんどお目にかからない。
だが、「-10」「-12」あたりは珍しくねえ。毎日のようにあると言っても過言じゃないな。
たとえば、日本でもよく知られているアメリカ製ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」は-10のレーティング。 武器商人を描いたアメリカ映画の「ロード・オブ・ウォー」は-12だったぜ。
もちろん、こういう設定がされているからと言って、強制的にテレビの電源が落ちるわけじゃねえ。だが、この手の問題に関心の高い親にとって、目安にはなる。
日本のアニメは暴力的だから放映をやめよう、なんて議論もされるくらいだ。暴力的ったって「北斗の拳」を流してるわけじゃねえ。「ドラゴンボール」でもバイオレンスなんだそうだ。総じてフランス人は日本人よりも、テレビのもたらす害悪について敏感だ、と言えそうだな。
だが、どうにも番長には腑に落ちねえ番組がある。
月イチくらいのペースで土曜のゴールデンタイムにやっていて、直訳すると「世界で一番でっかいキャバレー」というタイトルなんだが。
夜8時35分から約2時間の放送で、大きな舞台のある劇場に観客を入れ、マジックやらコントやら大道芸やらを次々に披露させるという、たいして面白くもないけど人畜無害な番組だ。
これならお子さまも安心、ということで年齢制限はない。
ところが、番組の冒頭で毎回、1ダースくらいのお姉さんがわらわらとステージ上に出てくる。で、司会者の男性を囲むように並ぶんだが、なぜかみなさん上半身全裸、はっきりとビーチク全開、ルーマ見えなんだな。
下半身は、そうねえ、クジャクのようだというか、あるいはリオのカーニバルに出てくるダンサーみたいな感じの衣装というかな。こちらも大変な露出具合なのよ。
で、お顔の方はそろってにっこりスマイルね。
司会者はきっちりとタキシードを着込んでるんだぜ。なんだって彼女たちはハダカなんだ。マネの「草上の食事」以来の伝統ってヤツなんだろうか。何の説明もねえのよ。
最初に見たときは番長、あっけにとられちまったぜ。エロさはさしてないし、設定がキャバレーだからそう場違いってわけでもねえんだろうが、なんなんだこれは、ってな。

(画面右上の人たちがお姉さん。あえて引きの画像を選んだぜ)
日本でも、かつては女性の裸が出てくる番組があった。海賊チャンネルとか11PMの行水コーナーとかな。それでも、ほとんどは深夜番組だったと思う。
今は深夜も合わせて、地上波からビーチクは完全に駆逐されてるよな。
この番組はゴールデンタイムのど真ん中、週末の土曜日にやっている。
しかも、流してるのは国営放送のフランス2なのよ。
日本でいうところのNHKだぜ。
「クイズ日本人の質問」で、古舘伊知郎や大桃美代子の後ろに裸のお姉さんたちが並んでいる絵柄を想像できるかい?
喩えるならそういうことが起きてんのよ。
このお姉さんたち、ステージ上に立ってるだけで、踊るわけでもなければ歌うわけでもなく、いわば背景というかセットみたいなもんで、オープニングが終わるとそそくさと舞台袖へハケていく。
オープニングと言っても、司会者が最初のあいさつをしてゲストのタレントを紹介している間、5分もないくらいだ。
かえすがえすも、まったく存在意義がわからねえぜ。
キャバレーっていう設定を表すための道具、舞台装置なのかな。
こいつは18禁とはいかないまでも、10禁や12禁くらいには相当するんじゃねえかという気もするんだが、そうはならないんだな。
砂浜でトップレスになってる人がざらにいるのを見ても思うが、どうもフランスでは女性が胸をさらすことに対する抵抗感が少ないようだ。
まあ、トップレスったって、たいていはおばさんで、残りはおばあちゃんだがな。
それがかえって抵抗のなさを雄弁に物語っているような気もするぜ。
テレビコマーシャルや街角の広告ポスターでも、化粧品や薬、食品など様々なジャンルで、裸の女性、時には男性を使っているのをよく見かけるぜ。さすがに乳首は出てこねえが、日本に比べてずいぶん多いような気がする。
あと、エロ本のポスターが街角の目を引く所にドーンと張ってあったりもする。
さらに身近なところで言うと、胸元のざっくり開いた服の多いこと多いこと。そういう服しか売ってねえんじゃねえかってくらいだ。おばさんはともかく、おばあちゃんも超開いたのを着てんのよ。垂れてようがしなびてようが関係ナシ。
いや、番長も男。女性が露出して悪い気はしねえよ。
しかし、いくら若い子だったとしても、秘すれば花、ってヤツだと思うんだな。隠れてるからいいのよ。ドーンと出されても困るのよ。小悪魔気取られても対応できないのよ。しなびる一方なのよ。
いや、まいったね。
どっちかと言うと番長、ムダなハダカの方を取り締まってほしいぜ。

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