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2010.03.25 (Thu)

やっぱり違うぜ、笑いのセンス

 まいったね。
 ギャグセンスの違いには、まいったね。


 前回、女性のハダカに対するセンスが、フランスと日本ではだいぶ違うという話を書いた。
 フランス社会は女性の裸体に対して鷹揚だよ。必要以上に。
 ことほどさように、彼我のセンスの差ってのは大きい。
 で、センスの違いと言えば気になるのが、何と言っても笑いのセンスなのよ。

 笑いってのはすこぶる文化的な行動だ。その壁を超えるってのはなかなか難しい。
 たとえば、いまの日本でアメリカンジョークと言えば、アメリカ人が好きなツマラナイ冗談という意味になっちまってるよな。お前それアメリカンジョークかよ、みたいな。
 だからと言ってアメリカ人がツマラナイ人間だというわけじゃねえ。笑いのツボってのは同じ日本人の間でも違いがあるんだ。まして国境を越えたら、そりゃ理解を超えるってこともあって当然だよな。
 そこは優劣の問題じゃないんだってことを強調しておくぜ。


 しかし、わからんものはわからんのよ。

 フランスのテレビ番組がつまらない。この話は過去に何度も書いてきた。
 ドラマはアメリカのものばっかりをやってる。バラエティ番組の大半はクイズ番組で占められ、マンネリズムがはなはだしい

 とは言え、他にもバラエティ番組はある。ハダカの回で書いた「世界一でっかいキャバレー」って番組のように、一芸を持った人が次々と現れて芸を披露する、ってタイプの番組はよく見かける。勝ち抜きスタイルのものもあるな。
 ほかに多いのは「ずっこけビデオ・ベスト100」みたいな番組。赤ちゃんやペットのかわいいハプニングとか、鹿爪らしい顔した政治家のまぬけな失態とか、どれも見たことのあるようなものばかり。クリントン(男の方)が居眠りしてる映像って、それオマエ何年前のだよっての。過去に世界中で何度も放送された映像の焼き直しに過ぎねえ。
 加トちゃんケンちゃんごきげんテレビって番組が日本にあって、同じコトをやってたぜ。25年前だけどな、ハッ!と言ってやりてえところだな。いや、あっちの方がずっとレベルは高いぜ。なんせフランスのは、視聴者から投稿を募って発表してるってわけじゃないんだからな。

 それはともかく、番長が気になっちまってしょうがねえのが、フランスのこの手の番組に、日本では絶対にあり得ないシーンが挟み込まれていることなのよ。ベスト100もあれば2、3本はそういう映像が流れる。
 なんだと思うよ。

 あのな、スポーツの失敗シーンなんだ。
 と言っても、ドラゴンズの宇野がフライの捕球をしそこねてボールをヘディングしたとか、そういうカワイイやつじゃあねえぜ。

 たとえばスキーの滑降競技。ゲレンデのあちこちに置かれた旗を縫うように滑っていたスキーヤーが、バランスを崩して転倒、ものすごいスピードで落ちるように転がってくる。これを、ビヨーンとかプオーンみたいな効果音付けて、笑うところ、として切り取って出してくるのよ。
 いや、ケガするだろうし、最悪死ぬことだってあるだろ。
 仮に傷一つなかったとしても、真剣にスポーツをしている人の失敗を笑うってのはどういう了見だよ。どうも理解を超えるな。


 別の番組に、素人ドッキリ番組というのがある。
 たとえば、新発売の缶ジュースのキャンペーン。
 仕掛け人の女性スタッフがスーパーの出口付近にテーブルを置き、その上に缶を並べて無料配布をしている。客がそれを飲もうと近づくと、テーブルクロスの下からニュッと手がのびてきて客の足を引っ張る。
 で、驚く客の反応を見て大笑いする、みたいな。

 あるいは、公園の長いベンチの隅に仕掛け人が座る。そのうち誰か別の一般人も、同じベンチの空いてるところに座るわな。
 そこで仕掛け人は立ち上がり、伸びをするフリをして背中を見せる。ベンチは真っ赤な色をしてるんだが、彼のシャツにも赤いペンキの色がべっとり。一般人もあわてて立ち上がり背中を確認、服を脱ぎ出す人もいて大騒ぎ、みたいな。
 ほか、駐車場に止めておいた車がいつの間にかペンキで真っ黄色に塗られてるとか、インタビュー中のマイクから水が勢いよく飛び出すとか、まあ他愛もないよな。

 これ、一つのドッキリにつき5分間くらい、それを5本流して30分番組にする、って感じだ。ナレーションはいっさいなく、軽妙なBGMに乗せてひたすら映像を流し続けるというスタイル。


 この手の番組は番長も割と好きだ。
 日本だったら、すぐに視聴者から苦情が来て終わらされるだろう。そもそも作り手側に、そういう番組を作ろうとする発想がないだろう。めんどくせえもん。だから、日本にもドッキリ番組ってのはいっぱいあるが、対象にされてるのはみんなタレント、主には芸人だもんな。プロだからできるんですマネしないでくださいね、的な。
 それに比べるとフランス人は寛容だね。あそこにカメラがあるんですよってスタッフにバラされて、一緒になって笑ってる。
 そういうのっていいじゃねえかよ、なあ。
 日本人だとまともに怒る人が多そうで、成立しない笑いかもしれねえ。


 ただ、これもやっぱり、センスの理解できないのが中にあってなあ。

 街中で視覚障害者の男性が、白い杖を片手に、車いすを押して歩いている。車いすにはお婆ちゃんが座ってる。お母さんなのかな。目の不自由な人が年老いた母の介護をするってのは、それだけでも人目を引くペアだよな。
 で、この視覚障害者の人は足元がおぼつかなくて、ちょいとした拍子に車いすを手放してしまう。
 運悪くそこは下りの坂道。老婆を乗せた車いすはころころと坂道を転げ落ちていく。

 見ている人は当然、車いすを止めようと走って追いかけるわな。視覚障害者もただならぬ気配に気付いて後を追うんだが、歩くたびに白い杖が左右に揺れ、善意の人の行く手を阻むんだ。
 アンタ、吉本新喜劇見たことあるか? 「かいーの」の間寛平扮する老人が、杖を振り回すじゃねえか。アレよ、アレ。ただまああそこまで極端じゃなくて、常識的な範囲だけど人は通れない、適当な頃合いなんだな。
 で、助けに走り寄った善意の素人さんは間に合わず、車いすはひっくり返ってドーン! 中からお婆ちゃん飛び出てビターン! でもそれは人形でしたー! テッテレー! ワッハッハワッハッハ!!

 ……。
 障害者に高齢者、しかも善意をあざ笑うという三段構えの一斉射撃、織田信長の鉄砲隊もびっくりだぜ。
 ま、こういうのも笑えるのが真に差別のない社会なのかもしれねえが。
 ちょーっと番長には、ハイブロウすぎたかな。


 いや、まいったね。
 所変われば品変わる、ってことなのかねえ。




bancho200.gif



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