2010.04.06 (Tue)
レジは地獄への一里塚だぜ
まいったね。
レジ並びには、まいったね。
フランスのレジってのは、スーパーに限らず、どこもかしこもおしなべて混んでやがる。常に長蛇の列だ。進むスピードが明らかに遅い。
なぜか。まずレジ打ちにやる気が感じられねえ。基本的に不機嫌で、そうでなくても隣の同僚といつまでもぐだぐだくっちゃべってやがる。日本のような、お客様をお待たせしないように少しでも速くレジを打とうという気持ちはかけらもねえ。
それと、オペレーションが悪い。そもそも機能しているレジの数が客に比べて少なすぎることが多いのよ。で、しょうがなく我慢して並ぶんだが、店側の都合で突然「別の列に移ってくれ」と言われることもしょっちゅうよ。
長い列の後ろに並ぶときは、ああ無事にレジまでたどり着ければいいなあと、天に祈る心境だぜ。番長は仏教徒だけどもよ。

(サイト「Trendy News」より、フランスのセールでレジを待つ行列)
あと、計算のできねえヤツが多すぎる!
番長、現金で支払うときはスッと出せるように財布の中であらかじめ小銭を数え、合計額の端数に対してどういうふうに小銭を出せばいいかシミュレーションをしておくのよ。小銭入れがふくらんで財布がパンパンになるのが嫌だし、ちっちゃい2セントや1セントの硬貨をさっさと使い切りたいからな。
日本で言えば、1円玉を使い切ったり、小銭入れに5円玉2枚を残さないような工夫だと考えてくれりゃあいいよ。
たとえば財布の中に小銭が、50セント硬貨1枚、20セント硬貨1枚、2セント硬貨1枚、1セント硬貨2枚あって、10セントと5セントの硬貨はなかったとしよう。
で、レジ。合計額の端数が39セントだったとする。
番長の頭の中では即座に計算がなされる。よし、それなら20セント以外の計54セントを出そう。これで2セントと1セントを使い切り、10セント硬貨と5セント硬貨を返してもらおう、ってな。
ところが、端数の4セント分を突き返し、50セントから39セントを引いて、11セント分の小銭、10セント硬貨と1セント硬貨を渡すヤツがいるんだ、少なからず。おいおい、小銭が増えちまうだろうが!
……うーん、このくだり、伝わったかな。
と、ここまでは店側の話を書いた。
だが、番長気付いちまった。問題は客の側にもある。
大方の日本人は、自分のせいでレジの列が長くなったりすると気まずくなり、焦り、申し訳ないなあなんて自責の念すら感じ出すよな。アンタもそうだろ?
ところが、フランス人にはそういう心理はまったくないようだ。
フランスでは、いまだに小切手を使う人が少なくない。これは専用の読み取り機があるんだが、がっちゃんこがっちゃんこと金額を印刷したりして、やたら時間が掛かるんだな。その上でサインやらなにやらが必要なうえに、IDを確認して番号を控えたりする。銀行に口座を持ってるならデビットカードを使えよと思わなくもないが、まあこれはしょうがねえ。じっと待つさ。
そういうマトモな話じゃないのよ。
あらあら財布はどこだったかしらとカバンをひっくり返し出したり(最初から用意しとけ!)、買い物点数10点以下ってレジに山ほど商品を持ったヤツが並んだり(レジ上のでっかい看板が目に入らねえのか!)、期限の切れたクーポンを使わせろとごねたり(いつまでも大事に取ってんじゃねえよ!)、「2個買うと3個目はタダ」というサービスなのに「どうして2個でタダにならないの」と的外れな文句を延々と繰り返したり(説明書きをちゃんと読め!)、使えないクレジットカードについて口論が始まったり(オマエの口座にカネが入ってないんだろうが!)。
それと、横入りをしてくるヤツ。えんえんと行列を我慢してようやく次に会計の順番が回ってくるというところにやって来て、「ムッシュー、僕の会計は2品だけなんだ。先に入れてくれないか?」とか言い出すヤツ。ガキに多い。
バカヤロウ、ここでテメエを入れちまったら、後ろで誠実に並んでらっしゃる全員の方に迷惑がかかるだろうが。だいたいお前らなんて、時間は売るほど余ってんだろ。並べ並べ、若いうちから横着こいてんじゃねえよ。
いや、まいったね。
もしもレジの行列がなかったら、フランスはもちっと暮らしいいとこだろうぜ。

レジ並びには、まいったね。
フランスのレジってのは、スーパーに限らず、どこもかしこもおしなべて混んでやがる。常に長蛇の列だ。進むスピードが明らかに遅い。
なぜか。まずレジ打ちにやる気が感じられねえ。基本的に不機嫌で、そうでなくても隣の同僚といつまでもぐだぐだくっちゃべってやがる。日本のような、お客様をお待たせしないように少しでも速くレジを打とうという気持ちはかけらもねえ。
それと、オペレーションが悪い。そもそも機能しているレジの数が客に比べて少なすぎることが多いのよ。で、しょうがなく我慢して並ぶんだが、店側の都合で突然「別の列に移ってくれ」と言われることもしょっちゅうよ。
長い列の後ろに並ぶときは、ああ無事にレジまでたどり着ければいいなあと、天に祈る心境だぜ。番長は仏教徒だけどもよ。

(サイト「Trendy News」より、フランスのセールでレジを待つ行列)
あと、計算のできねえヤツが多すぎる!
番長、現金で支払うときはスッと出せるように財布の中であらかじめ小銭を数え、合計額の端数に対してどういうふうに小銭を出せばいいかシミュレーションをしておくのよ。小銭入れがふくらんで財布がパンパンになるのが嫌だし、ちっちゃい2セントや1セントの硬貨をさっさと使い切りたいからな。
日本で言えば、1円玉を使い切ったり、小銭入れに5円玉2枚を残さないような工夫だと考えてくれりゃあいいよ。
たとえば財布の中に小銭が、50セント硬貨1枚、20セント硬貨1枚、2セント硬貨1枚、1セント硬貨2枚あって、10セントと5セントの硬貨はなかったとしよう。
で、レジ。合計額の端数が39セントだったとする。
番長の頭の中では即座に計算がなされる。よし、それなら20セント以外の計54セントを出そう。これで2セントと1セントを使い切り、10セント硬貨と5セント硬貨を返してもらおう、ってな。
ところが、端数の4セント分を突き返し、50セントから39セントを引いて、11セント分の小銭、10セント硬貨と1セント硬貨を渡すヤツがいるんだ、少なからず。おいおい、小銭が増えちまうだろうが!
……うーん、このくだり、伝わったかな。
と、ここまでは店側の話を書いた。
だが、番長気付いちまった。問題は客の側にもある。
大方の日本人は、自分のせいでレジの列が長くなったりすると気まずくなり、焦り、申し訳ないなあなんて自責の念すら感じ出すよな。アンタもそうだろ?
ところが、フランス人にはそういう心理はまったくないようだ。
フランスでは、いまだに小切手を使う人が少なくない。これは専用の読み取り機があるんだが、がっちゃんこがっちゃんこと金額を印刷したりして、やたら時間が掛かるんだな。その上でサインやらなにやらが必要なうえに、IDを確認して番号を控えたりする。銀行に口座を持ってるならデビットカードを使えよと思わなくもないが、まあこれはしょうがねえ。じっと待つさ。
そういうマトモな話じゃないのよ。
あらあら財布はどこだったかしらとカバンをひっくり返し出したり(最初から用意しとけ!)、買い物点数10点以下ってレジに山ほど商品を持ったヤツが並んだり(レジ上のでっかい看板が目に入らねえのか!)、期限の切れたクーポンを使わせろとごねたり(いつまでも大事に取ってんじゃねえよ!)、「2個買うと3個目はタダ」というサービスなのに「どうして2個でタダにならないの」と的外れな文句を延々と繰り返したり(説明書きをちゃんと読め!)、使えないクレジットカードについて口論が始まったり(オマエの口座にカネが入ってないんだろうが!)。
それと、横入りをしてくるヤツ。えんえんと行列を我慢してようやく次に会計の順番が回ってくるというところにやって来て、「ムッシュー、僕の会計は2品だけなんだ。先に入れてくれないか?」とか言い出すヤツ。ガキに多い。
バカヤロウ、ここでテメエを入れちまったら、後ろで誠実に並んでらっしゃる全員の方に迷惑がかかるだろうが。だいたいお前らなんて、時間は売るほど余ってんだろ。並べ並べ、若いうちから横着こいてんじゃねえよ。
いや、まいったね。
もしもレジの行列がなかったら、フランスはもちっと暮らしいいとこだろうぜ。

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