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2010.04.14 (Wed)

ティッシュじゃねえよ、紙ハンカチだ

 まいったね。
 ティッシュペーパー依存には、まいったね。


 ティッシュってのは、ありゃあ便利なもんだな。リビングならテーブル、オフィスならデスクの隅にでも置いておけば、サッと取り出しアラ便利。鼻をかんだり口をふいたりはもちろん、ちょいとしたホコリや汚れをぬぐったり、カだクモだハエだってな昆虫をとっつかまえてつぶしたり、果ては花びら飾りに工作してみたりと万能選手よ。
 とまあ、大方の日本人にとって、ティッシュと言われて最初に思い浮かぶのは、ボックスティッシュなんじゃねえだろうか。ドラッグストアやスーパーに行けば、トイレットペーパーと並んでドカーンと大きな面積を占めている。かさばるもんだからか、戸外に山積みになってるってのもよく見る光景だよな。

 ところが、だ。
 フランスにはこのボックスティッシュってのが、あんまり売ってねえのよ。
 ちゃんと存在はする。だが、小さいスーパーや街角の雑貨屋ではまず見かけないから、大きめの店舗や薬局を探してくれ。日本に比べると明らかに肩身の狭い印象で、売り場の隅で息を潜めてるぜ。
 フランスでティッシュと言って、ってフランス語では「ティッシュ」という言葉は使わねえが、まず思い浮かぶのはポケットティッシュなんだな。それも日本のモノとはちょいとタイプが違う。



Kleenex.jpg
ウィキペディアより)



 まず紙質が違う。日本のティッシュは軟らかいが、フランスのはもうちょっと紙ナプキン寄りというか、ペーパータオル寄りだ。で、上の写真を見てわかるとおり、折りたたまれ方も違う。外見も日本のものに比べて横幅が短くスリムだが、厚みがある。
 で、なんでこのポケットティッシュの方が一般的なのかと言えば、ごく単純に言って、フランスではティッシュをあんまり使わねえんだよな。だからボックス買いをする必要がないのよ。需要のないものは売り場の目立たないところへ追いやられる、こいつは必定ってもんだぜ。

 ちなみにフランスでも、トイレットペーパーはどんなスーパーに行っても必ず売ってる。絶対にある。広く売り場を占領してるんですぐにわかるぜ。
 で、日本だと隣にはたいていティッシュが積んであるわけだが、フランスではその代わりに、「多目的紙」みたいなものが置いてあることが多い。吸水性のいい紙でトイレットペーパーより分厚く、ペーパータオルにしたり、何かの敷き紙にしたりする。


 ところで、フランス語でティッシュのことを何と呼ぶか、なんだが。ムショワール・アン・パピエというのが正式な呼び名だな。「紙製のハンカチ」という意味だ。あるいはムショワール・ジュタブル。これは「捨てられるハンカチ」という意味。だが、一般的にはクリネックスと言うことが多いな。そう、商品名よ。
 つまるところ、ティッシュってのは、フランスではまだまだハンカチの代用品って意識が強いんだろうな。

 思い出すのは去年の今頃、新型インフルエンザがはやっていた時分に流されていた政府公報のテレビコマーシャルだ。予防法が紹介されるんだが、

1)手を良く洗いましょう
2)ムショワール・アン・パピエ(=ティッシュ)で鼻をかみましょう
3)かんだティッシュはゴミ箱に捨てましょう

 の3つなんだな。
 フランスでは、年輩の人を中心に、多くの人がハンカチで鼻をかむ。けれども、インフル予防の観点で言うと、ハンカチの中にウイルスが残ってる状態はマズイ。だからわざわざ、ティッシュを使うように広報したんだろう。


 聞けば日本ってのは、世界一のティッシュペーパー消費国らしいな。2位のアメリカに3倍の差を付け、1人あたり年間16箱のボックスティッシュを消費する計算になる、なんて紹介してるサイトもあったぜ。
 リコーのサイト「Print out Factory」によると、



 伊達正宗が支倉常長一行をヨーロッパに派遣したのは、江戸時代初期のこと。その時のことについて、パリの国立図書館にはこんな記録が残されています。
 「日本人たちは、紙で鼻をかむとその紙をすぐに捨ててしまった。見物人たちは、その紙を拾い集めていた」。
 日本では、紙が日用品として普及した室町時代のころすでに、薄いが引っぱりに強く柔軟な吉野紙などが「鼻紙」として使われるようになっていました。しかし、ヨーロッパではまだまだ紙は貴重品で、上流階級はハンカチで、庶民は手か服の袖で鼻をかんでいたとか。ですから、鼻をかむために紙を使い捨てる、という習慣が非常にめずらしく、ぜいたくに感じられたのでしょう。
 ちなみにこの支倉常長の鼻紙ですが、ローマの博物館に今も保管されているそうです。




 だそうだ。日本人ってのは筋金入りのティッシュ好きなんだな。

 かくいう番長もティッシュは好きでね。幸い花粉症ってわけじゃあねえんだが、きたねえ話でごめんよ、どうも鼻くそがたまりやすい体質というか鼻の形をしていてね。鼻をかんだり、あるいは丸めたティッシュを鼻の穴に詰めてクルンとやったり、としょっちゅうティッシュを使ってたぜ。日本では。
 ところが、フランスにはあんまりティッシュがないもんだからよ。使わずに生活していたんだが、なきゃあないでなんとかなっちまうもんなんだな。一応ボックスティッシュを置いてはいるんだが、使う頻度がものっすごく少なくなっちまったぜ。
 ティッシュなんてもんは、習慣で、くせで使っちまってるんだろうなあ。


 いや、まいったね。
 考えてみりゃ、ハンカチで鼻をかんだ方がエコだよな。
 そのうち日本でもはやるんじゃねえか。中田英寿あたりでCMを打つんだよ。
 「僕は地球を汚さない。だから、ハンカチで鼻をかむ」なんてな。
 あ、スポンサーがつかねえか。こいつはまいったね。




bancho200.gif



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