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2010.07.22 (Thu)

フランス語と英語、実はクリソツ?

 まいったね。
 ドーバー海峡には、まいったね。


 これまでにも何度か触れたが、番長、実際にフランスへ行くまでフランス語を勉強したことがまったくなかった。囓ったことすらなかった。自分の人生にフランスなんて国が絡んでくるとは想像もしてなかったぜ。
 しょうがねえんで語学学校でヒーコラ言って勉強した。おかげさんで中途半端にフランス語は身についたぜ。子どもだまし程度のもんだがな。で、思ったことを今日は書いてみようと思ってんのよ。

 まずは、フランス語と英語の関係についてだ。
 英語ってのは、日本人なら誰しもがある程度は知ってる。義務教育から教えられるからな。ま、いちばん身近な外国語と言っていいだろう。
 そんな英語とフランス語。勉強をし始めたころは全然違うと感じたもんだが、実はそんなに変わらないんじゃねえかという気がしてならねえのよ。

 たとえば、「フランス語と英語は違う」という例文を両国語で書いてみようか。


 仏) Le francais et l'anglais sont differents.

 英) French and English are different.



 見てもらえばわかるとおり、そんなに違わねえだろ。「different」とかさ。
 これは、ボキャブラリーが共通しているからだ。どちらもラテン語から派生した言語だから、語幹が同じなんだな。
 発音でも、カタカナにするとそんなに変わらねえ。


 仏)「ル・フランセ・エ・ラングレ・ソン・ディフェラン」

 英)「フレンチ・アンド・イングリッシュ・アー・ディファレント」



 英語はカクカクしゃべるのに対して、フランス語っては鼻濁音が多くてふにゃふにゃしてるからかな、実態以上に違って聞こえるんだよな。
 語学学校でクラスが同じになったイギリス人、の中でも博学なおじさんに聞いたんだが、彼の実感としては語彙の50%くらいは共通しているとのことだった。フランス語の知識がなくても、文章だったらわりと読めちゃう、と。


 文法もそんなに違わねえ。

 フランス語には、ざっと挙げるだけでも、複合過去・半過去・単純過去・前過去・大過去・前未来・単純未来、などの時制がある。
 パッと見、勘弁してくれ、って感じだろ?
 ところがどっこい、こんなことを言うと怒られるかもしれねえが、ややコケオドシ的な面が否めないんだな。というのも、日常使われるのは複合過去と半過去だけ。それぞれ英語の過去形と現在・過去完了形に相当する、と考えてもらえばいいだろう。

 違っているとこと言えば、形容詞の語順がある。「EU」は英語の「ユーロピアン・ユニオン」に対してフランス語では「ユニオン・ユーロピアンヌ」とひっくり返る。エイズの「AIDS」は「SIDA」(シーダ)になる。
 けどまあ、こりゃ「東京都立大学」が「首都大学東京」になるようなもんでね。実際に使ってみると、そう大した差じゃないのよ。


 フランス語は動詞の活用形が多い。現在形だけでも主語によって6種類に変化するんだが、上に挙げた時制によって活用が全部変わる。さらに、英語でいうところの仮定法に当たる条件法や接続法といった用法があって、こいつにもそれぞれに過去形があり、と全部違うんでエライことになるんだな。
 総じてフランス語は、英語より覚えなきゃいけないことの量は多いかもしれねえ。

 あと、困るのは名詞にすべて性別があることだ。これも理屈じゃねえので覚えるしかない。同じラテン語系列でも、フランス語とドイツ語では同じ名詞の性別が違ったりするからまいっちまうぜ。たとえば「月」は仏語だと女性だが、独語では男性らしい。

 そういうところには確かに違いがある。だが、根本的な違いじゃねえんだよ。語尾が「だがや」だろうが「だべさ」だろうが「ぞなもし」だろうが、主たる言葉が一緒なら意味は通じるだろ。
 男性名詞か女性名詞かなんて、どうせ冠詞が「ル」か「ラ」かくらいでしか区別しねえから、わからなかったらムニャムニャ言っときゃいいのよ。


 まあ考えてもみてくれ。
 イギリスとフランスを隔てるドーバー海峡(フランスではカレー海峡と言う)は、最も近い部分で34キロ。
 日本の津軽海峡が19キロ、尾道-今治のしまなみ街道が59キロ。陸上では東京-横浜間が29キロ。
 いくら海を隔ててるとはいえ、お隣さんだよ。行き来も昔から頻繁で、そんな極端に言葉が違うわけがないって道理だ。

 言語の違いを数値にして表す試みなんてのはないのかねえ。ないだろうから番長の実感で言わせてもらうが、フランス語と英語の違いなんて、日本の標準語と沖縄方言の違いくらいしかないんじゃねえか。乱暴な言い方だけどよ。
 ネイティブの沖縄方言って、まったく聞き取れねえよな。でも語源は同じだから、英語なんかに比べりゃずっと理解がしやすい。勉強すれば成果が出やすいってイメージでな。
 あるいは、北京語と上海語、広東語の違いというのかねえ。もっとも番長、中国語はできないから適当な喩えだけどな。


 でもってさらに。
 フランス語は英語以上に、スペイン語やイタリア語、ルーマニア語に似ているらしいんだな。それぞれの国の人間に言わせると。英語以上に単語が共通しているから、当てずっぽうで言っても通じちゃうことがあるんだってさ。
 言語学的にも、これらの言語はラテン語を語源とする言語の中で、ロマンス諸語という同じ語族に属しているんだってさ。
 ちなみに、英語はドイツ語やオランダ語などとともにゲルマン諸語、だそうだ。

 上の喩えで言えば、フランス語とスペイン語の違いは、博多弁と鹿児島弁くらいの違いと言えるかな。
 ま、ネイティブの鹿児島弁ってのは、これまた本当に聞き取れねえけどなあ。


 5カ国語を喋れるなんて聞くと、凄いなあと思うじゃねえか。これがヨーロッパには、ゴロゴロいるとは言わねえが、すごく珍しいってわけでもないんだよな。
 やる気さえあれば、日常会話などに限定した範囲なら、たとえば英・仏・西・伊・独・蘭語を操るとか、そう不可能なことでもなさそうだぜ。
 もし、英語と中国語とロシア語とアラビア語とタガログ語の5カ国語を話せる人がいたら、その人は本当に天才か、とんでもない努力家だろうけどな。


 ところで、フランスの語学学校には英語を母国語とする人もたくさんいてね。イギリス人やアイルランド人、アメリカ人や英語圏のカナダ人なんだが、彼らは中学、高校くらいで外国語(カナダ人の場合は第二の母国語)としてフランス語を勉強していて、だいたい4~5年は毎週何時間か授業を受けていた。
 しかも、上記のように、おそらく日本人が英語を学ぶよりは習得はかんたん。
 にもかかわらず、やっぱり喋れない。読む方、書く方は得手だったりするんだが。いったんコツをつかむと、伸びるのは早い印象ではあるがな。

 よく言うだろ、日本の英語教育はおかしい、中学高校と6年やっても全然喋れないとか。日本だけがおかしいってんじゃなく、どうも全世界共通の現象らしいぜ。


 いや、まいったね。
 英語が母国語だったら人生ラクだっただろうなと思うことがあるが、せめてラテン語圏だったら、もうちっとマシだったかもな!
 もっとも、これからは中国語ってのも英語ばりに国際語になっていくかもしれねえ。そうだとすれば、その点は日本語も悪くないかもな。大人になってから漢字を覚えることを考えるとゾッとするぜ。




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2010.07.20 (Tue)

クイズ! 発明したのは誰だ?

 まいったね。
 「世界初」には、まいったね。


 ババン! 今日はクイズに答えてもらおうじゃねえか。

 世界で最初に飛行機をつくったのは、だ~れだ?


 正解は……知らないっていうオトボケさんは置いておくとして、多くの人がこう答えたんじゃねえかな。


 「ライト兄弟」と。



s-Wright_Brothers_in_1910.jpg
ウィキペディアより)



 ところが、フランスでは全然違った答えが返ってくるぜ。


 「クレマン・アデール」と。



Clement_ader,_1891
ウィキペディアより)



 その差はハッキリしてる。ライト兄弟が最初の有人動力飛行に成功したのは1903年12月17日。飛行時間12秒、飛行距離36・6メートルを達成した。
 しっかーし。さかのぼること13年前、1890年10月9日。アデールは約50メートルを飛んだっていうのよ。


 もっとも、アデールの飛行は高度20センチだったそうだ。うーん、普通に垂直跳びをしても50センチくらいは行くよな。アデールは滑走路の上をジャンプしていただけだ、とも言われている。
 それに、このアデールの記録ってのは、ライト兄弟が記録を打ち立ててからフランス政府が「後出し」してきたものだとか。どうも怪しいねえ。
 また、ライト兄弟の飛行機「ライトフライヤー号」にはちゃんと操縦装置がついていたが、アデールの「エオール号」にはなかった。つまりはグライダーの延長線上だという指摘があるんだな。ライト兄弟がガソリンエンジンを使っていたのに対し、アデールは蒸気機関だしな。もっとも、馬力はアデール方が2~3倍はあったようだが。


 実は、飛行機の発明を巡っては、この時期に世界中で動きが並行していてね。ちゃんと記録に残る形で成功したのはおそらくライト兄弟が最初だろうが、国によっては全然違うことが言われてんのよ。
 たとえばロシアでは、世界初の航空機をつくった人と言えば、これはアレクサンドル・モジャイスキーということになっている。アデールより6年前の1884年7月20日、30メートルほどジャンプしたそうだ。もっとも、直後に大破したんで一般的には失敗とみなすんだが、ロシア人はこれが世界初だと信じてやまねえのよ。
 さらに、アルベルト・サントス・デュモンって人がいてね。ブラジルではこの人こそが飛行機の父だと言われている。あまり知られていないが、日本でも二宮忠八って人が1891年にプロペラ飛行の実験に成功しているんだぜ。


 しかし、誰が何と言おうと、フランスでのアデールの地位は確固としたもんよ。フランス語で飛行機のことをアヴィオンって言うんだが、これはアデールがつくった飛行機の名前に由来してるくらいだからな。
 ちなみに、映画を発明した人ってのも、日本ではトーマス・エジソンだと言われることが多いが、フランスではリュミエール兄弟だとされている。映画ってのは、いったいどの時点をもって発明とするかの定義が難しいらしくてね。そのへんで解釈が分かれるらしいぜ。


 いや、まいったね。
 ともかく、郷に入っては郷に従え。フランスに行ったら、クレマン・アデールとリュミエール兄弟のことを褒めておけば安心だぜ。




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2010.07.16 (Fri)

一生フランスを離れられない? 国際離婚の後始末

 まいったね。
 国際離婚の後始末には、まいったね。


 離婚をするのは夫婦の勝手、というわけにはいかねえ。一番の被害者は、親のもめ事に巻き込まれる子どもだ。
 離婚をした後の子どもの処遇について、日本は世界の例外だってこと、アンタ知ってたかい?

 日本は単独親権と言って、離婚後は父親か母親のどちらか一方が子どもを引き取る。親権を持つ方の親は、子どもを育てる権利と義務を独占する。
 たとえば、母親が親権を持っている場合。離婚した父親は、前の妻の許可がなければ子どもに会うことすらできねえ。勝手に会いに行って連れ出しでもすれば、それは誘拐として犯罪になる。もう親権がないからな。

 他方、欧米では共同親権が一般的だ。これは、離婚した後も父親と母親の双方が親権を持つやり方。子どもがどういう生活をするかというのは各カップルごとに交わされた合意によって、それぞれ違うんだが。フランスの場合、期間を区切って双方の家で過ごすことが一般的だ。
 たとえば夏休み。フランスではおおむね2ヵ月ほどあるが、このうち7月の1ヶ月間は母親と、8月は父親と、ってな具合に過ごすわけだ。中には、普段も平日の月~金だけ母親と暮らし、週末は父親の家へ行くなんて場合もあって、決して珍しくない。引き回される方の子どもにとっちゃ、たまったもんじゃないかもしれねえがな。
 もちろん、離婚した親が再婚をしたり、別の愛人をつくったりなんてこともままある。その再婚相手も連れ子がいたりして、そういう「複合家庭」ってのがフランスにはごろごろしてんのよ。教育上はあんまりよろしくねえ気もするが、当のフランス人たちは「それが現実」と意に介さない様子だぜ。


 もっとも、比べてみれば、欧米諸国が共同親権を導入した理由ってのは明らかだ。親権を取れなかった親からすれば、子どもに対するすべての権利を奪われてしまい、会うことすらままならない単独親権ってのは、いかにも乱暴じゃねえか。他方、子どものことなんざ知ったことじゃないとばかりに親権を放棄するバカ親には、いつまでも養育の義務は続くんだってことをはっきりさせる効果が期待できる。
 子どもの立場からしてみたって、多少の面倒はあっても、双方の親がかかわった方が何かといいだろう。どっちが親権を取るかってんでドロドロした争いが起きることもなくなるし、日本でも導入した方がいいんじゃねえのか。共同親権になって困るのなんて、メロドラマの作家くらいのもんだろ。


 ところが、これが国際離婚となると、一つ厄介な問題が起きてくるんだな。
 たとえばフランス人男性と日本人女性のカップルが離婚したとする。女性がもう嫌だ、クニに帰りたいってんで日本に帰ろうとしても、子連れとなるとそう簡単にはいかないのよ。
 というのも。共同親権の場合、どちらかの親が引っ越す場合には、もう片方の親に必ず居場所を連絡しなきゃならない。そりゃそうだ、自分の子どもがどこにいるのかわからなくなっちまったら、会いに行くこともできなくなる。そりゃ親権の侵害だからな。
 ちなみに、移転先の住所を知らせなかっただけで6ヵ月以下の拘禁または7500ユーロ以下の罰金、住所を知らせないまま子どもを連れて引っ越してしまうと1年以下の拘禁または1万5000ユーロ以下の罰金、となる。
 で、日本に行くならそうやって事前に言っておけばいいわけだが。フランス人の夫の方にも親権があるから、拒否することができる。なんせ日本は遠い。時間も金もかかるし、行くにはパスポートやビザが必要だ。本当に帰ってくるかの不安もある。「自分が子どもと会う上で著しい障害になる」と申し立てれば、フランスの裁判所はこれを禁じる可能性が高い。
 つまり、子どもと一緒に暮らしたいと考える限り、ずっとフランスに居続けなきゃならねえってことが、起こり得るんだな。


 そりゃさすがに受け入れられないってんで、とにかく里に帰りたいってんで、実力行使に出る人もいる。子どもを連れてエイヤッと日本に出国するわけだ。中には夫の暴力に悩み、やむにやまれずって人もいる。
 しかし、どんな事情があろうが、これは犯罪になってしまうんだな。気付いた父親が素早く警察に連絡すれば、国境での出国審査で御用ということになる。もっとも、首尾良く日本国内にさえ入っちまえば、もうフランスの法律は適用されねえ。そのまま日本にとどまってる限りは逮捕されることもない。ま、二度とフランスの地を踏むことはできなくなるがな。
 ところが、実はこの点に関しても日本は例外でね。世界の82カ国が加盟するハーグ条約ってのがあって、もともと住んでいる国の外に子どもが不法に連れ去られた場合、子どもの返還を相手国に求めることができることになっている。日本は未加盟なのよ。
 もしこの条約に日本も加われば、こんなこともできなくなる。そして、どうやら近い将来、できなくなりそうだ。鳩山前首相が条約加盟の検討を指示したからな。


 この子どもの国外連れ去り、東アジア諸国の中では日本が目立って多いらしい。在仏日本大使館がこの6月に発行したメールマガジンによると、



国際結婚された方々の一部について、不幸にして結婚生活が破綻してしまい、一方の親が他方の親に無断で子供を国外に連れ出す「国際的な親による子の奪取」等の親権行使に関する問題が報告されています。
フランス政府はこのような問題の発生について、東アジア諸国の中で、日本人が関わる事例が最も多くなっていることを指摘し、また「日本の親による子の奪取」の事例では、具体的な解決策を見出せないものが多く発生していることを憂慮し、政府として真剣に取り組む意向を示しています。




 だそうだ。韓国でもなく中国でもない、日本が一番多いんだと。韓仏カップルや中仏カップルってのがどれほどいるのかよくわからねえし、両国の離婚制度についても知らねえが、しかし人口10倍の中国よりも多いってのは率直に驚きだな。
 しかも、フランス政府がわざわざ乗り出してきて、日本大使館に対してアピールしてると。こいつはただことじゃないぜ。
 なんだってそんなことになってるのか。番長が思うに、日本とフランスでは「離婚後の生活」の常識があまりにもかけ離れてるからじゃねえか。

 日本の最高裁が出した2008年度の司法統計によると、裁判所で調停が成立するなどした20299件のうち、親権者が母親となったのは18553件(91・4%)、父親は2274件(8・6%)。そのうち生活費(養育費)の支払いが決まった6455件をみると、支払者が夫なのは6341件(98・2%)、妻は114件(1・8%)だ。
 これを見てもわかるとおり、日本では「離婚をしたら子どもは母親が引き取り、父親は生活費を支払う」というケースが一般的なわけだ。育児は母親の仕事であり、親権は母親に、という考え方が根強く残っているからだな。

 ところがフランスは、説明したように共同親権の国だから、そういう考えはまかり通らねえ。女性が働くことも当たり前の国だから、養育費を父親だけに負担させるというのもまったく一般的じゃないんだな。
 むしろ、子どもを手元へ置くためには、しっかりとした収入の裏付けがあることが肝心になってくる。フランスでは、私はこういう安定した職に就いていて、これだけの給料があるから子どもを養えますよというのを証明することが、離婚調停では最も有効になってくるんだな。「収入もない彼女のもとに子どもは置けない」と元夫に主張されたら、共同親権の国とはいえ、夫にとって有利な決定が下るだろうな。専業主婦は圧倒的に不利ってわけだ。
 しかし、ただでさえ失業率の高いフランスで、日本人がオイソレと仕事なんて見つけられねえよ。結局、追いつめられた女性が取り得る手段ってのは限られてくる。その有力な一つが、子連れでの帰国強行ってことになるようだな。


 いや、まいったね。
 これから結婚をしようという人に、離婚のときのことを考えろとはなかなか言いにくいが。国際結婚をする前には、最悪の結果も想定して事を進めた方が良さそうだぜ。




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