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2010.07.02 (Fri)

番長に聞け! フランス留学ってどんなもの?

 まいったね。
 留学生の悩みには、まいったね。


 またまた登場、「番長に聞け!」のコーナー。
 悩める子猫ちゃんたちのお悩みを、番長が快刀乱麻、ズバッと解決しちまうぜ。
 今回はこんなご相談。



 仏文科に通う大学生です。フランスに留学しようと思っています。
 外国で暮らすのはもちろん、親元を離れるのも初めてです。留学生活とはいったいどんなものなのか、いまひとつ想像できません。何か参考になる本などはないでしょうか。




 なるほど、なるほど。あんたエライじゃねえか。
 聞いたところじゃ最近、留学しようという若者の数が日本では減ってるんだろ。なんとも嘆かわしい話だと番長、思ってたのよ。やっぱ武者修行ってヤツが必要だよな、うんうん。

 で、留学生活とはどんなものなのかというお尋ねだが。実際にフランスで留学している人や、かつてしていた人のブログってのはネット上にごろっごろ転がってるから、読んでみるといいぜ。
 あとはなんだ、「成功する留学」だとか何だとか、そういう本も売ってんだろ。立ち読みでもしたらどうだい。
 番長から一つ言えるのは、来てさえしまえば何とかなるってこった。実は番長、実際にフランスの地を踏むまで、フランスとは縁もゆかりもない生活をしていてね。当然ながらフランス語もまったくできなかった。
 行くことが決まってから付け焼き刃的に会話教室に通ったりしたんだが、それでどうにもなるもんじゃねえよ。実際に生活を始めてみたら、あまりに何も聞き取れないんで泣きそうになったもんだぜ。ところが、習うより慣れろとはよく言ったもんだねえ。暮らしてるうちにある程度のレベルまでは何とかなっちまうんだな。
 ってなことなんで、ズバンと飛び込んで来てみな。なんとでもなっちまうから。


 と、こういうポジティブな情報ってのは、日本にもあふれてる。
 なぜって、フランス大使館をはじめとする公的機関や、留学業者あたりは、留学について悪く言うはずがないもんな。一人でも多くフランスに行ってほしいわけだから。
 それから、留学の経験者。よほど勇気のある人を除けば、留学が失敗だったとは言わねえよ。それは自分を否定することに他ならねえし、高いカネと貴重な時間とをかけたわけだしさ。
 しかし、物事にはなんでも裏表があるように、留学にももちろんネガティブな面はあるさ。留学生も日々苦悩してんのよ。

 そのことを既に1964年、今から50年近く前に書ききってる人がいる。遠藤周作って名前の作家だ。名前くらいは聞いたことあんだろ? その本のタイトル、ズバリ「留学」という。



留学 (新潮文庫)留学 (新潮文庫)
(1968/09)
遠藤 周作

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 全3章からなる物語なんだが、留学というテーマが同じなだけで、それぞれ主人公や登場人物には何の関係もない。このうち1章と2章はいずれも短編だ。

 まずは第1章「ルーアンの夏」の中から、一場面を見てもらおうか。主人公の工藤はカトリック教会の手招きでフランス西部のルーアンに留学する。周囲のフランス人たちの優しい態度に、まるで無知な子どものような扱いだと工藤は感じるが、善意から出ているとわかっているだけに煩悶する。
 以下、日本でのキリスト教の状況を聞かれた工藤と、フランスの司祭や信者の夫人とのやりとり。



「しかし、日本じゃ、知識階級の信者は少ないんです」
「それは教育の結果によるんじゃないかね。日本人がカトリックを理解できる知的水準になればその心配はなくなるだろう」
「我々の大学は、この国にくらべて劣っているとは思いませんが……」
 司祭の顔に薄笑いが浮んで、
「そう言う意味で言ったのではないのだ。しかし、君たちの国には大学の数は幾つあるかね」
「どんな小さな都市にも一つはあります。幾つか数えたことはありませんが、五、六十は大学をもっていますけど」
「それは君、大学とよぶもんじゃないだろう。仏蘭西ではそんなに軽々しく沢山の大学を作らないよ」

(中略)

「前から聞きたいと思っていたんですよ。日本の家は紙と木でできていると聞きましたけど」
「紙は窓硝子のかわりに使うんです」
「窓硝子のかわり」夫人は驚いた眼をして答えた。「考えられませんよ。風が吹いたらどうなるのです」
(中略)説明すればするほど、夫人たちは奇妙なイメージを頭につくりあげていく。工藤はくたびれ果てて、しきりにハンカチで額をふいた。自分のもどかしい仏蘭西語に次第に腹がたってくる。仏蘭西語だけではなく、こうした無理解な質問に答えねばならぬ自分に腹がたってきた。(中略)こんな町になぜ何時までも住まねばならぬのだ。畳を干した藁と混同し、障子をただの紙だと想像する連中になぜ、この夏のあいだ、つきあわねばならぬのだ。




 うーむ、「フランスあるある」だな。
 いや、さすがに現在では、ここまであからさまな日本に対する無知ってのはねえよ。だが、フランスにとって、極東に位置する日本ってのは本当に遠いとおーい国なんだ。香港や台湾と区別が付いてない程度なら笑って済む話だが、ここでの工藤のような違和感やもどかしさってのは常につきまとう。
 多くのフランス人にとって、フランスにいる日本人の知り合いってのは、身近にいるただ一人の日本人。つまりフランスの日本人ってのは、一人一人が日本代表なんだよな。当然のごとく日本のあれこれを尋ねられる。それがフランス人のイメージする日本と違っていると、ひどい居心地の悪さを感じさせられることがあるんだな。
 番長、日本では生活保護費が月13万円だって言ったら、そんなわけないとキレられたことがあったぜ。高すぎると。いやいや、事実だからしょうがねえだろ。おそらく、フランスは税金こそ高いが福祉の充実した国だってのが、自慢だったんだろうな。


 さて、遠藤周作の「留学」に戻ろうか。
 メインは第3章の長編「爾も、また」ということになる。
 あらすじを説明しよう。主人公の田中は仏文学科の助手でマルキ・ド・サドが専門。希望と野心を胸にフランスに留学するが、研究で壁にぶつかり、日本では学内の地位を追い落とされ、密かに眼をかけていた女学生は結婚。さらには病に体をむしばまれて喀血、失意のうちに帰国する。そんな物語だ。

 田中以外の主な登場人物はこんな感じよ。



向坂……田中と同宿の日本人建築家。歴史あるヨーロッパ文化に真正面から取り組もうとしてほかの日本人留学生たちから孤立。肺病にかかり、田中に見送られながら帰国の途につく。

真鍋……作家。パリで一流の芸術品と直接向き合ううち、自らの才能の限界を知って帰国する。

小原……日本銀行の駐在員として30年前にフランスへ赴任、フランス人女性と結婚してそのまま居着くが、家庭で妻と子どもから馬鹿にされている。日本への望郷の念を募らせる。

菅沼……田中の後輩で売り出し中の仏文学者。大学内で実権を握った助教授のとりなしで田中から間を置かずに渡仏。社交的なタイプで、悪気はないが田中を苛立たせる。

ルビイ……フランスでのサド研究の第一人者だが、己の功績が認められずひがんでいる。訪ねてきた田中を冷たくあしらう。

藤堂……在仏12年の自称天才画家。芽が出ず、渡仏した日本人の小間使いのような仕事で生計を立てているが、プライドだけは人一倍。




 どうだい、こんなワクワクするような面々が織りなす物語。田中とあわせて7人だが、「男女7人夏物語」も裸足で逃げ出す人模様だろ。
 長旅を終えて空港に降り立った田中は、パリ市内へと向かうバスのアナウンスが聞き取れなかったり、自分に対する扱いが日本と違ってひどく惨めなことに当惑し、落胆する。やっとのことでパリ滞在中の宿となるホテルにたどり着いた田中は、たまたま以前から同宿に逗留していた日本人の向坂と出会い、こんな会話を交わす。



「なんだか、想像していた巴里とちがうみたいで……とても冷酷な街ですねえ」
「そりゃあ」向坂は建築家らしいものの言い方をした。「この巴里の家も路も教会も石の集積だし、その石に一つ一つの歴史の重みがある。巴里にいることは、その重みをどう処理するかという生活の連続です。ぼくみたいに二年組になってくると、この重みと圧力が肉体にも心にも苦痛になってくることがあるんです」




 そんな向坂は肺病にかかり、帰国を余儀なくされる。そのときの台詞。



 「何時(いつ)か、言ったでしょう。この国に来る日本人には3種類あるって。この石畳の重さを無視する奴とその重みを小器用に猿真似する者と、それから、そんな器用さがないために、ぼくみたいに轟沈してしまう人間と……」




 暗い、暗いねえ。
 人によっては、しょってんじゃねえよ、くらいに思うのかもしれねえ。確かにそういう面もある。この小説が書かれたのは敗戦直後、日本人が西欧に対する圧倒的なコンプレックスに苛まれていた時代だ。そこは差し引かなきゃならねえ。
 だがこの台詞、フランスに暮らすということの本質を突いているような気がするぜ。
 フランス生活、異国での生活ってのは、チャラチャラしたもんじゃねえのよ。


 そんな「留学」の中で番長がいちばん好きなのは、終盤、田中がリヨンの街を訪れる場面。ノートルダム聖堂やローマ劇場のあるフルヴィエールの丘で、彼はこんなことを考えるんだな。



 ここで彼が感動したものはそんな名所旧跡ではなかった。奇妙なことだが、彼は丘の上からリヨンの街を見おろした時、なぜかわからぬが、急に涙が出そうなほどの感動に捉えられた。

 街はまるで灰色の大きな染みのようにみえた。工場から煙がながれ赤っぽい屋根をもった家々がソーヌ河とローヌ河とを間にはさんで拡がっている。路には小さな人が歩き、電車が走っている。点々と沢山の教会の塔がそうした家々や路や、くりひろげられている様々な生活の上に土台をおろして灰色の空にむかって、鋭く細いその先端をさしのべていた。耳をすますと街のざわめきにまじって鐘の音までかすかにきこえた。街の尽きたところからは、哀しそうに褐色の平野がひろがり、紫色の靄の中に消えていった。

 (これがヨーロッパだ)

 ふいに田中はそう思った。これがヨーロッパなのか、自分でもはっきりわからなかったし、日本にいた時のほうが、同じ質問を誰かに受けたなら、もっと明快に答えられたかもしれぬ。しかし、今、考えてみるとあんなものは書物の上での知識だった。僅かだが、この国に来て生活しているうちに自分が以前、考えていたのとは別のヨーロッパを感じはじめたのだ。その感じが今、リヨンという街を通して眼の前にある。この灰色の哀しそうな生活の拡がり。車の音、人々のざわめき。そしてそのみすぼらしい人生の中に尖塔へ曇った空の割れ目から数条の光線が落ちている。田中にはヨーロッパというものが、長い間、本質的にはこのような姿でうずくまってきたような気がしてならなかった。




 うーん、沁みるねえ。灰色の空と灰色の町、これぞフランスだぜ。

 なにも番長、若いアンタのやる気を挫こうってんじゃねえ。むしろその逆だ。フランスじゃなくてもいいが、ぜひ若いうちに海外に打って出てもらいたい。だが、マカロンとエッフェル塔がフランスだと思ってんなら、悪いことは言わねえから観光旅行にとどめておきな。こういう暗さも受け止められる人にこそ、渡仏してもらいたいぜ。

 勘違いしてもらいたくねえんだが。日本人には海外で学ぶ人間が少ない、英語もろくにできない、だから日本は国際社会で取り残される。そんな議論があるよな。番長、こういった意見には与しねえ。お国がどうなるこうなるなんてのは知ったこっちゃねえよ。
 ただ、人間の深みってのは踏んだ場数で決まってくると思うんだよな。海外に行けばそれでいいってわけじゃねえが、行かないよりはいいだろうさ。

 このサイトは、日本人が勝手に抱いているフランスへの幻想を、それは誤解だよと言うためにつくったものだ。だから番長は、アンチ・フランスの日本大好きっ子と思われることが少なくない。
 だが、そうじゃあねえんだ。フランスの都合のいい面だけを見る、正露丸に砂糖をまぶして飲み込むようなマネはやめてくれ、ってことなんだな。


 いや、まいったね。
 もうすぐ夏休みだ。9月にはフランスでは新学期が始まる。今年もたくさんの工藤や田中が、日本から来るんだろう。幸運を祈ってるぜ。




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*Comment

■フランス留学の意義って何?

日本よりGDPは下だし、わざわざ留学しに行く国だとは思えないんですが。
語学を学ぶにしても、日本に戻ってフランス語を使って就職するなんて
かなりの狭き門ですよね。ビジネスの世界じゃやっぱり英語だし。
料理やファッションを学ぶという+アルファがなければ、フランスへの留学は
失敗に終わる可能性が大きいですよね。
語学だけの留学は絶対お奨めしません。それに特に文系の大学も
理系に比べたらフランスでも日本でも就職は厳しいですよ。
フランス語+専門性ってところですかね。それと心意気かな
Y子 |  2010.07.02(金) 15:58 |  URL |  【コメント編集】

番長、お久しぶりです。
確かに、「フランス留学」ってえと、なんかわかんないけど「あらステキ☆」なイメージが湧きました。日本にいたころ限定で(amanなんかの雑誌にも煽られるし)。
ま、街並なんか実際「あらステキ」なとこが多いんですが、文化の全く異なる所での生活は、素敵どころじゃない毎日の連続ですよね。
留学は、語学であれば、現地で自分の話すフランス語が通じた時の喜びを想像して(多分無意識に)赴くのであろうし、何か特別な分野を勉強したくて行くのなら(例えば音楽や料理など)、その分野が成り立った現地で呼吸するだけでも、ものすごい興奮、喜びがあると思います。(同じ日本国内でもそうですよね。)
番長が仰るように、留学ってのは高額で貴重な時間をかけるわけですから、その貴重なものを「うーん、フランス~?よかったー」だけで終わらせない為にも、一体何の為にたくさんの犠牲(友達にだってそうそう会えませんよ~)を払ってわざわざ遠い所まで行くのかってことをわかってなきゃ、もったいない話です。
言うなりゃ目的ですわな。
そして、この目的ってのがはっきりしていると、甘いだけではない留学生活の現実にも立ち向かえるわけでしょうし(ま、しんどい時はしんどいでしょうので、それは言っておきます)、充実度だって断然変わってくるでしょうし。
お悩みの方は、専門誌などを読みあさり、留学生活のイメージを先ず掴み、また仏文科とありますが、フランス文学の何を勉強したいのか、また自分の専門知識を、フランス人がビビるくらい(どんなん?)ガッチリ固めていく、てことから手始めにどうでしょう(留学してからの勉強の深みにも違いが出るでしょう)。
準備、頑張って下さいね。

ところで番長、ソルボンヌ大学、ながーい間疑問に思っていたことが前記事によって解けました。感謝でございます!なるへそ~でございます!(昔「バカロレア受験」を題材にしたB級映画があったんですけど、ご存知ですか?どうやってカンニングするかってのがテーマだったような…ガキの頃にTVで見ました)

ぷー |  2010.07.02(金) 20:31 |  URL |  【コメント編集】

■番長さんは優しい

番長さんは優しいですね。
はっきりした目的意識がなく留学して見ようかという人には「やめとけ」と言ってやったほうがいいと思います。
パリやシドニーやロスで日本人向けカラオケバーに流れてしまった若者があまりに多すぎるような気がするのですが。
おじさんの心配しすぎですかね。
豊栄のぼる |  2010.07.03(土) 00:44 |  URL |  【コメント編集】

■はじめまして

最初から読みましたが初コメントです。
これまでの体験経験知識から、フランスにネガティブなイメージを持っていましたが、番長さんのブログを読み、フランスもいいところかも、フランス人もいい人かも、と思うようになりました。番長さんの狙いとは逆でしょうか。

厳しいコメントが続いてますが、ご質問の方はまだお若い大学生ですよね。
在学中に休学して留学されるのであれば、どんな留学であれ就職への負の影響はあまりないのではないでしょうか。

<人間の深みは踏んだ場数で決まる>

番長さんの言葉はいつも素敵ですね。
人生は資格取得やお金儲けだけが目的ではないのですから、「留学したい」と思った自分の気持ちを大切に、今持てる自分なりの目的をしっかり持って挑戦していただきたいです。
きっと、フランス語力や学問だけでなく、いろんなものが得られるはずです。

番長、これからもブログを楽しみにしています。
yoko |  2010.07.03(土) 12:06 |  URL |  【コメント編集】

■チャレンジする気持ちが大切

はじめまして。
いつも興味深く読ませていただいてます。

確かに目的も大事なんですけど、今の若い方たちに何事に関しても「きちんとした目的がなきゃダメだ!」って言いすぎるのも逆効果なんじゃないかなと思います。
最近ただでさえ安定志向の多い日本人、みんな足すくんじゃって何もできないですよ。

興味を持ったことにチャレンジしてみる、今より一歩前に進んでみる、まずそこんとこが重要じゃないかと。
いつも目的に向かってストイックに努力されてきた年配の方は「え?そこからなの!?」とあきれられるかもしれませんけど、残念ながらそれが現実だと思います。

とにかく海外に出て、たくさん挫折や失敗を味わえばいいじゃないですか。
たとえ乗り越えられなくても、経験しないよりはマシですよ。
人生何が起こるかわかりません。そのときは成し遂げられなくても、そのときに味わったいろいろなことが、後から意外な形で役に立つこともありますからね。

でも協力してくれるご家族や、出会った親切な方たちへの感謝の気持ち、また留学できることのありがたさは、いつも心に留めておかなくてはなりませんね。
日本人は本当に恵まれていると思います。
めろん |  2010.07.04(日) 00:33 |  URL |  【コメント編集】

番長、おひさしぶりです。

毎回思いますが、番長は知識・興味の幅が本当に広いですね。
そして、番長は本当の意味でフランスが好きなんですね。
だからこそ、このブログが存在し、色々な角度からフランスを見て、
皆さんからのコメントにも必ずお返事されて。

留学・・・わたしもかつて、イギリス留学をした事があります。
今思うとかわいいレベルですが、その時なりの苦労を経験しました。
でも、その経験が今のフランス生活に繋がったのは確かです。
(仏人夫とはイギリスではなく日本で出会ったんですけどね)

番長のおっしゃる「人間の深みってのは踏んだ場数で決まってくる」程、
わたしは人生経験豊富ではありませんが、全く同感です。
わたしもいつか、そうなれたらいいなと。

蛇足ですが、昨今の不景気・金銭事情も、他国の学生達に比べれば、
日本のソレはそれほど悲惨ではないと思います。もちろん人によりますが。
恵まれているわたし達は、その分海外に出るチャンスもありますよね。
えみり |  2010.07.04(日) 04:11 |  URL |  【コメント編集】

番長 こんにちは!

どんなに西洋化されようと、日本は独とくの文化をもつ民族だと思いますね。
わたしはイタリア超短期留学派?なので特別なことはいえる立場ではありませんが、番長の言われる「人生は場数」には賛成ですね。海外留学は現地、日本人同士がつるんで語学が上達しないなんて話がありますが、それはどこの国の人も同じ。強いて言えばゲルマン系は本来の語学教育をもっているので早いのはたしか。ビジネスチャンスにしようと長期休暇を利用して留学していたりするので、目的がはっきりしていてシビアです。日本人同士でもむしろ交流を楽しんで海外生活を謳歌するほうが絶対に貴重。人生の云々や個人の悩みなんて日本に居ようが場所が変わろうが同じですよね。無茶はせず(理性)楽しむべきです!

終盤のリヨンの街を描写した場面ですが。かんじるものはたしかにありますね。フィレンツェの高台から見下ろした景色。ドゥオーモを囲む細かく入り組んだ赤色の屋根が連なる街並み、鳩が舞い、紙くずなのかなんなのか青い空は霧のような白いベールをまとっている。歴史の重厚感からくる灰色も想像できますが、イタリアに限ってはピーカンですね。

はなし変わりますが、先日のニュースで、日本のキャラ弁がパリに飛び火してパリの食文化に歓迎されているとか。日本の弁当文化が波及しそうな予感とは、なんか感激しました。
よねこ |  2010.07.04(日) 11:51 |  URL |  【コメント編集】

番長の記事内容は、なかなか深いですね…

苦労なんて、しない方が良いに決まってますからね。
目的意識を明確にすることは、重要でしょうね。

理想と現実の違いってのは、記事の海外への留学の場合に限らず、日常の生活全般の様々な場面で誰でも遭遇することでもあると思いますよ。
まあ理想の楽園というのは、世の中には存在しないということですね…
あ |  2010.07.04(日) 16:02 |  URL |  【コメント編集】

■Re: フランス留学の意義って何?

 Y子さん、押忍! いやいやまあまあ、番長は遊学だろうがあるいは遊楽だろうが、海外へ行くってのはいいことだと思うぜ。意義なんてのは後付けで説明すりゃいいんだからさ、特に若いうちは、いっちょドーンと飛び込む。失敗も含めて人生の経験なんだ。そりゃ成功するにこしたことはねえが、なに、なーんも身につかなかった、ただ散在しただけだったとしても、若いウチの1年や2年なんてのは安いもんよ。いやホント、年取ったら何もできねえぜ。おっと、番長はハタチだけどな!
フランス番長 |  2010.07.05(月) 17:48 |  URL |  【コメント編集】

■ぷーさん、押忍!

 スチャラカな番長とは違ってきちんとしたアドバイス、痛み入るぜえ。留学志望の子猫ちゃんたちは是非!参考にしてくれよな。その点に関しては番長、まったくの同意見なんで、特にコメントすることもないんだが……。その「バカロレア受験を題材にしたB級映画」ってのがひっかかってねえ。いや、そういや番長もうっすらと記憶があんのよ。と言っても「超能力学園Z」じゃねえよなあと思って検索をかけてみたんだが。インターネットってのは本当に便利だねえ、見つけたぜ。「ザ・カンニング IQ=0」(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B6%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0_IQ%3D0)ってのがそれだと思う。ウィキペディアのあらすじのところを読んでいて思い出したが、あったねえクスクス鍋の時限爆弾。あーくだらねえ。ま、それくらいバカロレアがフランスじゃあ大イベントってことなんだろうなあ。試験に悩まされるのは万国共通のようだぜ。
フランス番長 |  2010.07.05(月) 17:55 |  URL |  【コメント編集】

■Re: 番長さんは優しい

 豊栄のぼるさん、押忍! いやいや、どうせカラオケに行くんなら、東京で行くよりパリやシドニーだろうよ。そこには悲哀ってものがあるもんな。ああ、オレはフランスだオーストラリアだに来てなおカラオケに来てる、っていうさ。ある意味じゃ、若者にはそういうのが必要なんだと思うぜ。
フランス番長 |  2010.07.05(月) 18:02 |  URL |  【コメント編集】

■Re: はじめまして

 yokoさん、押忍! ビヤーンブニュだぜ。なんとうちのサイトを読んで、フランスにポジティブなイメージを持つとは。なかなかの御仁だねえ。いや、そう言ってもらえりゃ本当にありがたい。狙いってほどじゃねえが、期待はしてたのよ。これでフランスを見直す人もいねえかな、ってのは。そして留学生へのナイスなアドバイスもいただいちまったようで、感謝感謝だぜ。そうそう、人生あんまり小さくまとまらず、楽しんでほしいよな。挫折のない人生なんてのもロクでもねえと思うぜ。
フランス番長 |  2010.07.05(月) 18:07 |  URL |  【コメント編集】

■Re: チャレンジする気持ちが大切

 めろんさん、押忍! アンシャンテだぜ。いやあ、おっしゃることに番長も全面的に同意するぜ。番長、まあまあいくつもの国を旅して回ってる方だと思うんだが、これって前提は「もったいない」って気持ちなのよ。言ってみりゃケチな根性なんだけどさ。考えてもみてくれよ、アウストラロピテクス以来の悠久の人類の歴史の中で、こんなに手軽に地球上を動き回れるってのはほんっとに最近のことでさ。旅客機が実用化されて、かつ誰でも乗れるくらいに安くなったってのは。しかし、いま地球上に暮らす70億人弱の人間のうち、飛行機に乗って海外で暮らすだけのカネを比較的簡単に入手できて、かつパスポートを持ってりゃどこでも割と簡単に行ける国籍の人間なんてのは、まあホントに例外中の例外よ。これを活かさない手はないじゃねえかよ、なあ。これだけ恵まれてるのにむざむざ権利を捨てちまうなんてのは、ああもったいない、もったいないオバケが出るぜ!

フランス番長 |  2010.07.05(月) 18:23 |  URL |  【コメント編集】

■えみりさん、押忍!

 いやいや、せっかく褒めていただいたが、そんなに人様に誇れるような知識ってのはねえのよ。番長の知ってることなんてのは、ウィキペディアでもちょいちょいとめくりゃ書いてあるようなことでね。ある程度は広いかもしれねえが、浅いんだよな。それぞれの専門の方にはかなわねえよ。ま、浅はかな人間には浅はかなりのやり方があるってとこかな。ところで留学なんだが。番長も、とりあえずやって悪いことは何もないと思うぜ。留学したからって威張ることはねえが、気負うこともねえ。最初は物見湯山の気分で十分よ。理屈ってのはいつも後から付いてくるんだからな!
フランス番長 |  2010.07.05(月) 18:28 |  URL |  【コメント編集】

■よねこさん、押忍!

 ヨーロッパ人たちを見ていてうらやましいのは、他の国の言葉に接する機会が非常に多いということだね。番長も語学学校に通ってたことがあるんだが、ドイツからきたおじさんってのがいて、1週間だけ勉強してくのよ。毎年同じ時期に来てるそうでね。午前中はフランス語を勉強し、午後は郊外へゴルフに行くってんだな。この敷居の低さがうらやましくてねえ。短期休暇も語学の習得と簡単に結びつけることができる。そこへ行くと日本の場合、おいそれとはいかねえもんな。ところでキャラ弁の件。番長、そのへん詳しくは知らねえんだが、確かに弁当のプチブームってのはきてるね。フランス人の昼飯って言えばバゲットのサンドイッチが定番だから、ああいう手の込んだ弁当ってのは新鮮なんだろうな。
フランス番長 |  2010.07.05(月) 18:33 |  URL |  【コメント編集】

■あ さん、押忍!

 そうだねえ。誰しも理想の楽園で暮らしたいんだが、ままならねえ。しかし、それこそが人生の本質なんだろう。古今東西の芸術作品ってのは、詰まるところ「人生いかに生くべきか」ってことじゃねえか。楽園がねえもんだから、どうすりゃいいかわからなくてみんな苦労するってこったろうな。もっとも、そう悲観的にならなくっても、案外足元に転がってたりするもんよ。
フランス番長 |  2010.07.05(月) 18:36 |  URL |  【コメント編集】

■アンシャンテ。

番町さん、アンシャンテ。
いつも楽しく、時には反論・煩悶しつつ拝見しています。

実はつい2週間前、2年に渡るフランス留学(リヨン・アンジェ)から帰国しました!
久方ぶりの日本はなんだか不思議の国。ポジティブな点もネガティブな点も合わせ、小さな発見がいっぱいです。個人的には、そういった以前とは違った“視点”を手に入れられたこと、自分の属してきたものとは異なる文化の中で、様々な人と交わることで得た経験って、なかなかどうして、素敵なものだと思うのです。月並みですけど。力一杯、心から主張します。

だから、番長の“工藤”や“田中”に対するエールに、ちょっと胸が熱くなりました。そう、確かに留学生活は面白おかしい、楽しい嬉しいことばかりではなかったけれど。悩んでも、泣いても失敗しても、それでもいいと思うのです。“人生は場数”、いいですね。
私は帰国前日、最後の最後に、あったま堅い役所の人とガチンコ口論しました。これも場数のひとつかな?あの国のダメなとこや不可解なところもいっぱい見ましたが、それでもやっぱり、フランス、大好きです。

あ、前述の遠藤周作の作品、今度読んでみます~。フルヴィエールの丘からの景色を思い出しながら☆ではでは、また!
yaxi |  2010.07.16(金) 09:49 |  URL |  【コメント編集】

■Re: アンシャンテ。

 yaxiさん、押忍! いい留学生活を送れたみたいで良かったじゃねえか。アンタみたいな人がいる限り、ああ私も留学したいわ、って人が途切れるってことはないだろうぜ。遠藤周作の感想もぜひまた聞かせてくれよな。待ってるぜ。ところで、反論や煩悶もあったとのことだが、そっちの方も良かったらぜひコメントしてくれねえか。なんせこうやって記事を書いてるだけじゃ裸の王様だからねえ。異論、反論、大歓迎だぜ。てなわけで今後ともキャトル・シス・キャトル・ヌフ!
フランス番長 |  2010.07.17(土) 17:04 |  URL |  【コメント編集】

素晴らしい!この本読んでみたくなりました。BookOffで探そうっと!いやぁ~~番長って小説家?いやー番長の文章も素晴らしいわぁ。
働くママ In SD |  2011.07.29(金) 08:27 |  URL |  【コメント編集】

■Re: タイトルなし

 働くママ In SDさん、押忍! ハッハッハ、かえって読みたくさせちまったとは、番長も罪な男だね。ま、ネタ本としてはかなり面白いと思うんで、突っ込みを入れながら読んで楽しんでくれよな!
フランス番長 |  2011.08.08(月) 14:48 |  URL |  【コメント編集】

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