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2010.07.16 (Fri)

一生フランスを離れられない? 国際離婚の後始末

 まいったね。
 国際離婚の後始末には、まいったね。


 離婚をするのは夫婦の勝手、というわけにはいかねえ。一番の被害者は、親のもめ事に巻き込まれる子どもだ。
 離婚をした後の子どもの処遇について、日本は世界の例外だってこと、アンタ知ってたかい?

 日本は単独親権と言って、離婚後は父親か母親のどちらか一方が子どもを引き取る。親権を持つ方の親は、子どもを育てる権利と義務を独占する。
 たとえば、母親が親権を持っている場合。離婚した父親は、前の妻の許可がなければ子どもに会うことすらできねえ。勝手に会いに行って連れ出しでもすれば、それは誘拐として犯罪になる。もう親権がないからな。

 他方、欧米では共同親権が一般的だ。これは、離婚した後も父親と母親の双方が親権を持つやり方。子どもがどういう生活をするかというのは各カップルごとに交わされた合意によって、それぞれ違うんだが。フランスの場合、期間を区切って双方の家で過ごすことが一般的だ。
 たとえば夏休み。フランスではおおむね2ヵ月ほどあるが、このうち7月の1ヶ月間は母親と、8月は父親と、ってな具合に過ごすわけだ。中には、普段も平日の月~金だけ母親と暮らし、週末は父親の家へ行くなんて場合もあって、決して珍しくない。引き回される方の子どもにとっちゃ、たまったもんじゃないかもしれねえがな。
 もちろん、離婚した親が再婚をしたり、別の愛人をつくったりなんてこともままある。その再婚相手も連れ子がいたりして、そういう「複合家庭」ってのがフランスにはごろごろしてんのよ。教育上はあんまりよろしくねえ気もするが、当のフランス人たちは「それが現実」と意に介さない様子だぜ。


 もっとも、比べてみれば、欧米諸国が共同親権を導入した理由ってのは明らかだ。親権を取れなかった親からすれば、子どもに対するすべての権利を奪われてしまい、会うことすらままならない単独親権ってのは、いかにも乱暴じゃねえか。他方、子どものことなんざ知ったことじゃないとばかりに親権を放棄するバカ親には、いつまでも養育の義務は続くんだってことをはっきりさせる効果が期待できる。
 子どもの立場からしてみたって、多少の面倒はあっても、双方の親がかかわった方が何かといいだろう。どっちが親権を取るかってんでドロドロした争いが起きることもなくなるし、日本でも導入した方がいいんじゃねえのか。共同親権になって困るのなんて、メロドラマの作家くらいのもんだろ。


 ところが、これが国際離婚となると、一つ厄介な問題が起きてくるんだな。
 たとえばフランス人男性と日本人女性のカップルが離婚したとする。女性がもう嫌だ、クニに帰りたいってんで日本に帰ろうとしても、子連れとなるとそう簡単にはいかないのよ。
 というのも。共同親権の場合、どちらかの親が引っ越す場合には、もう片方の親に必ず居場所を連絡しなきゃならない。そりゃそうだ、自分の子どもがどこにいるのかわからなくなっちまったら、会いに行くこともできなくなる。そりゃ親権の侵害だからな。
 ちなみに、移転先の住所を知らせなかっただけで6ヵ月以下の拘禁または7500ユーロ以下の罰金、住所を知らせないまま子どもを連れて引っ越してしまうと1年以下の拘禁または1万5000ユーロ以下の罰金、となる。
 で、日本に行くならそうやって事前に言っておけばいいわけだが。フランス人の夫の方にも親権があるから、拒否することができる。なんせ日本は遠い。時間も金もかかるし、行くにはパスポートやビザが必要だ。本当に帰ってくるかの不安もある。「自分が子どもと会う上で著しい障害になる」と申し立てれば、フランスの裁判所はこれを禁じる可能性が高い。
 つまり、子どもと一緒に暮らしたいと考える限り、ずっとフランスに居続けなきゃならねえってことが、起こり得るんだな。


 そりゃさすがに受け入れられないってんで、とにかく里に帰りたいってんで、実力行使に出る人もいる。子どもを連れてエイヤッと日本に出国するわけだ。中には夫の暴力に悩み、やむにやまれずって人もいる。
 しかし、どんな事情があろうが、これは犯罪になってしまうんだな。気付いた父親が素早く警察に連絡すれば、国境での出国審査で御用ということになる。もっとも、首尾良く日本国内にさえ入っちまえば、もうフランスの法律は適用されねえ。そのまま日本にとどまってる限りは逮捕されることもない。ま、二度とフランスの地を踏むことはできなくなるがな。
 ところが、実はこの点に関しても日本は例外でね。世界の82カ国が加盟するハーグ条約ってのがあって、もともと住んでいる国の外に子どもが不法に連れ去られた場合、子どもの返還を相手国に求めることができることになっている。日本は未加盟なのよ。
 もしこの条約に日本も加われば、こんなこともできなくなる。そして、どうやら近い将来、できなくなりそうだ。鳩山前首相が条約加盟の検討を指示したからな。


 この子どもの国外連れ去り、東アジア諸国の中では日本が目立って多いらしい。在仏日本大使館がこの6月に発行したメールマガジンによると、



国際結婚された方々の一部について、不幸にして結婚生活が破綻してしまい、一方の親が他方の親に無断で子供を国外に連れ出す「国際的な親による子の奪取」等の親権行使に関する問題が報告されています。
フランス政府はこのような問題の発生について、東アジア諸国の中で、日本人が関わる事例が最も多くなっていることを指摘し、また「日本の親による子の奪取」の事例では、具体的な解決策を見出せないものが多く発生していることを憂慮し、政府として真剣に取り組む意向を示しています。




 だそうだ。韓国でもなく中国でもない、日本が一番多いんだと。韓仏カップルや中仏カップルってのがどれほどいるのかよくわからねえし、両国の離婚制度についても知らねえが、しかし人口10倍の中国よりも多いってのは率直に驚きだな。
 しかも、フランス政府がわざわざ乗り出してきて、日本大使館に対してアピールしてると。こいつはただことじゃないぜ。
 なんだってそんなことになってるのか。番長が思うに、日本とフランスでは「離婚後の生活」の常識があまりにもかけ離れてるからじゃねえか。

 日本の最高裁が出した2008年度の司法統計によると、裁判所で調停が成立するなどした20299件のうち、親権者が母親となったのは18553件(91・4%)、父親は2274件(8・6%)。そのうち生活費(養育費)の支払いが決まった6455件をみると、支払者が夫なのは6341件(98・2%)、妻は114件(1・8%)だ。
 これを見てもわかるとおり、日本では「離婚をしたら子どもは母親が引き取り、父親は生活費を支払う」というケースが一般的なわけだ。育児は母親の仕事であり、親権は母親に、という考え方が根強く残っているからだな。

 ところがフランスは、説明したように共同親権の国だから、そういう考えはまかり通らねえ。女性が働くことも当たり前の国だから、養育費を父親だけに負担させるというのもまったく一般的じゃないんだな。
 むしろ、子どもを手元へ置くためには、しっかりとした収入の裏付けがあることが肝心になってくる。フランスでは、私はこういう安定した職に就いていて、これだけの給料があるから子どもを養えますよというのを証明することが、離婚調停では最も有効になってくるんだな。「収入もない彼女のもとに子どもは置けない」と元夫に主張されたら、共同親権の国とはいえ、夫にとって有利な決定が下るだろうな。専業主婦は圧倒的に不利ってわけだ。
 しかし、ただでさえ失業率の高いフランスで、日本人がオイソレと仕事なんて見つけられねえよ。結局、追いつめられた女性が取り得る手段ってのは限られてくる。その有力な一つが、子連れでの帰国強行ってことになるようだな。


 いや、まいったね。
 これから結婚をしようという人に、離婚のときのことを考えろとはなかなか言いにくいが。国際結婚をする前には、最悪の結果も想定して事を進めた方が良さそうだぜ。




bancho200.gif




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11:00  |  俺節フランス  |  トラックバック(2)  |  コメント(29)  |  編集  |  上へ↑

*Comment

■ボンジュール

なるほど フランス大変だ~

俺も 10年前に離婚しました できちゃった婚でした
長男の親権は嫁  調停しました。

4年前に再婚しました 2ヶ月の長女がいます

文章を読んでいくうちに 自分を置き換えて想像してみましたが

タフじゃなければ 大変だ~


翔丸 |  2010.07.16(金) 14:37 |  URL |  【コメント編集】

■駆け込み寺日本

かよわい日本女性にとっては日本は駆け込み寺でいいではありませんか。
フランスのクソ野郎の言うことを聞く必要はないと思いますがね。
鳩山さんは誰にでもいい顔をしますからね。
フランスだけでなくそれ以外の国の男が同じことを日本政府に要求しているらしいですが、放っておいてもいいのではないでしょうか。
豊栄のぼる |  2010.07.16(金) 14:48 |  URL |  【コメント編集】

東アジアの国では、フランスより豊かな国は日本ぐらいでしょうからね(他に韓国?)。
だから仏日カップルの場合、日本に帰る人が多いんでしょうね。
離婚自体は人間同志の問題だから、国ごとに差は無いのではないでしょうか…。

共同親権が欧米で主流なのは、養育費などの経済面での問題が根底にあるからだと思います。
日本の母子家庭世帯の収入の低さが度々問題になっていますが、なかなか改善されてないですからね…
日本も、本格的な対策を実施しなければならない時期にきてると思いますよ。

国際離婚にまつわる問題は、とても難しい問題ですね…
あ |  2010.07.16(金) 15:22 |  URL |  【コメント編集】

■マイミク記念(笑)

日本人と離婚してよかった。 (違w

私も、離婚して親権を持っている母親。
結婚による退職で、その頃に比べて半分になった収入で子供を養ってる。
とっても苦しい。。
でも、離婚の際には、当然のように親権は私になった。
元夫とは、離婚届を出してから一度も会話をしていない。
なので当然、子供も父親には会っていないのよ。

どうなのかなぁ・・・?
欧米方式か日本方式がどちらが良いのだろう?
どちらでも、、、親の立場じゃなくて、離婚した親を持つ子供達にとって、生活の安定も心の安定も得られるような方式があったら、それが一番いいのにな。。
なな♪ |  2010.07.16(金) 16:11 |  URL |  【コメント編集】

これは日仏間の問題を超えて立派な国際問題になってますよね。ちょっと前にこの問題に関する記事を読んで驚いた記憶があります。英語だとChild abductionっていうかなり響きの強い言葉になりますしね。日本は「国際的な子の奪取の民事面に関する条約(ハーグ条約)」に署名をしていないわけですが正直申しまして私個人としては日本はやはりこういった人権や社会保障といった部分ではまだまだ後進国だと思います。。。なんでもアメリカや欧州のスタンダードにすればいいというわけでは勿論ないのですが、アジアで最も進んだ国、日本はアジアではなく欧米の一員、国際法を大事にするなどと言うのであれば経済的な豊さ(とはいってもこれも最早他の先進国と比べて日本は豊と言えるか怪しいですが。。。)だけではなく他の部分でも国際的なスタンダードになるようにしてほしいです。
名無し |  2010.07.16(金) 16:25 |  URL |  【コメント編集】

■へー

そんな問題が有ったのですね。

というか、オイ!日本のマスコミ!、そういう事こそちゃんと
報道しろっつーの!(笑)

海外、外国生活はばら色、外人はいいぞーってイメージ
洗脳ばかりで、現実はほとんど知らせない。

しかし、当事者達は本当に大変でしょうね・・・。
日本は遠いからねえーーーー。

共同親権ねえ。一見良さそうに見えるけれど、ややこしそう
だよね。親は子供に会いたくても、子供達は意外と
会いたくない、忘れたい場合も有りますからね。
子供たちに最優先されるのは、落ち着いた安全な環境。
父親が彼女と暮らす家に週末招かれても、困っちゃうよね。

子供の事を考えているのは日本の法律のほうかもね。
どちらかとずっと暮らす。で、会いたいときは会える。
(暴力などで分かれたのでなければ)

鳩山さん、あの方、皆に良い顔しようとしてたよね。
あてにしないほうがいいですよね。
国民もtrustしてなかったから。
MIMI |  2010.07.16(金) 17:48 |  URL |  【コメント編集】

■あ、そうそう

国は違うけど、最近増えてる韓国と日本の国際結婚。

日本の皆さん、韓国は未だに戦時中という事をご存知
なのかしら?停戦中だけど、終戦してない。

あと、勿論、韓国は徴兵制があるので、子供が生まれたら
兵隊に2年でしたっけ?入って訓練を受けなければいけない
のですよねー。

韓流ドラマで盛り上がるのも良いけど、現実を知らないと。
えー、知らなかったーって、後々大人同士がもめても
子供が可愛そうだよね。

MIMI |  2010.07.16(金) 18:52 |  URL |  【コメント編集】

DVの父親でも共同親権なら父親に子供を預けなきゃいけいわけ??
父親失格で子供も父親に会いたくないのに、法律をかざして
子供に会って暴力行為行う可能性だってあるよね。モラハラだってあるかも。
だったらハーグ条約に加盟する必要性あるのかな?
文化が違いすぎる。人権の問題というよりも。
欧米の文化に合わせないからって後進国扱いは酷いよね。

子連れでの帰国強行は母国日本が駆け込み寺なわけだから、
異国で無職の子持ち女性の最後の切り札なのでは。
最後の切り札すら失った在仏女性を日本から助けてあげることなんて
子供が成人するまでできないじゃん!子供と同時に女性の人権も考えて
欲しいわ。その前にそういう男と結婚しなければ良い話しなんですけどね。
結婚は博打で、国籍違えばかなり博打度高くなりますものね。恐ろしい。

番長に質問。
東西問わず、DVやモラハラ男の見極め方法を教えて欲しいです。
こういう男は要注意みたいな。
Y子 |  2010.07.16(金) 19:11 |  URL |  【コメント編集】

■Re: ボンジュール

 翔丸さん、押忍! アンシャンテだぜ。調停を経て10年前に離婚、さらに4年前に再婚、2ヵ月の長女と。アンタも十分タフなように番長には見えるけどな! サンク・ヌフ・シス・トロワだぜ!
フランス番長 |  2010.07.17(土) 17:05 |  URL |  【コメント編集】

■Re: 駆け込み寺日本

 豊栄のぼるさん、押忍! やはり日本人としては日本人女性の立場に同情したくなるが、しかしフランス人男性側の事情ってのもそれはそれなりにあるんだろうな。DVをふるうような輩は問題外だが、さしたる落ち度もないのに子どもを日本に連れ去られて一生会えないなんてことになるようだったら、そりゃちとかわいそうってもんだぜ。だからといってハーグ条約に加盟するのがいいかどうかと言えば、そこは早計には判断してもらいたくはねえがな。誰かがスパッと決めるんじゃなく、メリットとデメリットをしっかり議論して欲しいぜ。
フランス番長 |  2010.07.17(土) 17:05 |  URL |  【コメント編集】

■あ さん、押忍!

 欧米でももともとは単独親権をとっていたようで、たとえばイギリスなんてのは日本同様に長らく単独親権だったのが、数年前に共同親権に変わったんだそうだ。ハーグ条約導入の是非を考えるときには、こういう親権制度であるとか、日本で女性が親権を持っていくことが当たり前になっている慣習であるとか、いろいろな面に目配りをしてほしいもんだよな。
フランス番長 |  2010.07.17(土) 17:06 |  URL |  【コメント編集】

■Re: マイミク記念(笑)

 なな♪さん、押忍! ビヤーンブニュだぜ。そうかい、苦労されてるねえ。フランスの場合、共同親権だから当然、どんなに嫌いあって別れたとしても、離婚後の連絡は必ず取らなきゃいけないんだな。イヤになって勝手に携帯の番号を変えようもんなら罰せられちまう。それはそれで大変だよなあ。ともかく、離婚ってのは確率の問題で誰にでも起こり得ることだってのを、クールに見据える視線が欲しいよな。
フランス番長 |  2010.07.17(土) 17:06 |  URL |  【コメント編集】

■名無しさん、押忍!

 このハーグ条約に関する議論、まさに国際的な問題だよな。しかし、どうも欧米との関係で話されてることがほとんどの気がするのよ。それはそれでいいんだが、じゃあ日本人の国際結婚相手ナンバーワンの中国や、2位のフィリピン、3位の韓国・朝鮮との間ではどんな問題が起きてるのか。全然情報がない気がするんだが、これは番長が目にしてないだけなのかねえ。ヨーロッパから子どもを連れ去って逃げる日本人女性が多いように、日本から子どもを連れ去って逃げる中国人やフィリピン人の女性ってのはいねえんだろうか。問題になってねえんだろうか。そこらへんも知りたいぜ。
フランス番長 |  2010.07.17(土) 17:07 |  URL |  【コメント編集】

■Re: へー

 MIMIさん、押忍! 国際結婚に限らず、「結婚」そのものがやっぱりバラ色のものとして語られる傾向にあるからなあ。日本にも山ほどあるじゃねえか、結婚に関する雑誌やら何やらってのは。人生の一大イベントだってんで、これでもかってばかりにロマンチックな文言であふれてんだろ。しかし、現実はそう甘いことばかりじゃないわけでさ。それは国際カップルの場合でも例外ではないよ、ってだけのことなんだよな。しかし、国際の場合は国内より面倒な事情はかなり多いっていうさ。ま、少なくともこういう問題もあるってことを知っておいて損はねえだろって話だぜ。
フランス番長 |  2010.07.17(土) 17:07 |  URL |  【コメント編集】

■Y子さん、押忍!

 いや、DVの場合はハーグ条約が無条件に適用されないこともある、そうだ。ただ、そのへんは裁判所の判断次第なんだよな。きちんとDVが認定されるか自体にもハードルはあるからねえ。さらに、日本人女性の方がDVをふるっているとして訴えられる場合もあるそうだ。そりゃそうだろう、たとえばフランスでフランス人の夫が暴力を振るわれたってことをウソも交えて警察に言った場合、たとえば自分で自分に傷を付けて証拠だとか言えば、そっちの方が通るよな。総じて言って、日本人女性には厳しい結果になることが多いかもしれねえな。ところで暴力男の見分け方だが。うーん、そもそも暴力衝動ってのは人間だったら誰にでもあることだと思うんだよな。それをせき止めるレベルの低い人が暴力をふるいやすい人ってことになるが、そのタイプの人って何に対しても沸点が低いと思うのよ。すぐに文句を言うとか、イライラしやすいとかさ。そのへんを見るしかねえんじゃないのか?
フランス番長 |  2010.07.17(土) 17:08 |  URL |  【コメント編集】

■番長ごちになります!!

いいちこですかあー☆ぐふふふふ
番長の縄張りまでTGVでお出かけすればいただけるのかしら?

本当に深刻な問題。DVなど特にどちらかに非がない場合は両親に親権があると私も思っているし子供も両親に会いたいだろうと思うのでフランスのやりかたに賛成ですし私の場合特に日本に帰ることも考えてないので帰りたいのに帰れないという苦しみを味わうことは幸いありませんがそういう状況に置かれている方も少なくないでしょうね。本当に大変でしょう。

私の場合DV。。。DVなんだろうなあ、身体的な暴力はなかったとしてもこれはDVって呼べるなあ。。。

それなのに日本に子供連れて逃げ帰ることを考えてないと言うことだけでも感謝して欲しいっすよ。番長。

PSおつまみはなんにいたしやしょう?

ますちゃん |  2010.07.18(日) 07:27 |  URL |  【コメント編集】

■初めまして。

確かに、この国際離婚後に発生する子供の養育権問題、こちらでは頻繁に話されていますよね。

我が家には子供はいませんが・・・(だから言えるのかもしれないけれど)、個人的には、男女間の関係が終わったとしても、子供たちにとっては、常に父親・母親な訳ですから、DV等の特別な理由がない以上は、双方への行き来ができる共同親権がいいと思います。
全く違うお国柄同士の人々が共同生活を営むわけだから、何にせよ、歩み寄りがなければ成り立ちませんよね。
Mouvette |  2010.07.20(火) 02:47 |  URL |  【コメント編集】

これは個人的感想ですが、日本人はやはり子供は親のもの、特に母親のもの、という感覚が強いように思います。なので、かわいがったり、一緒に遊んだり、という楽しいことは多いですが、こと子供自身の人権、という視点に立つと、十分守られているとは言えないことが多いですよね。
日本に帰国して驚いたのは、日本の学校では、参観日や個人面談でも、母親しか行く必要がない、ということです。もちろん父親も来ている人もいますが、父親にも面談したい、ということは一度もいわれたことがない、ということです。フランスでは、しょっちゅう両方が呼ばれて、面談していたのですが。日本って、ワーカホリックなお父さんが住みやすい国ですね。
さつき |  2010.07.20(火) 14:13 |  URL |  【コメント編集】

■Re: 番長ごちになります!!

 ますちゃんさん、押忍! つまみはなとりの「やわらかイカ軟骨」で頼むぜ。番長はアレに目がなくてねえ。っと、番長も共同親権には賛成だ。ハーグ条約に関しては、ちょっと何とも言い難いが、拙速な判断だけは避けて欲しいと思うね。ただ、コチラ立てればアチラが立たなくなるってのは、この話の場合どうしたって起きるからな。調整が難しいところだよなあ。
フランス番長 |  2010.07.21(水) 18:36 |  URL |  【コメント編集】

■Re: 初めまして。

 Mouvetteさん、押忍! アンシャンテだぜ。フランスでは主に、アラブ人との間の話が取りざたされることが多いようだな。イスラム教って壁もあるし、本国では一夫多妻ってのもあるからねえ。番長も原則としては共同親権に賛成だぜ。これをさっさと日本でも整備して、親権に対する考え方を変えるってのがまずは先決なんじゃねえかなって気がするよな。
フランス番長 |  2010.07.21(水) 18:38 |  URL |  【コメント編集】

■さつきさん、押忍!

 そうだねえ、日本ではまだまだ子どもイコール母親という刷り込みが強いようだな。もっとも、同輩を見てると、やっぱり男の問題は大だって気がするぜ。番長に一番苦手な手合いが、やたら調味料とかに凝って料理をつくる男。そんなのよりあり合わせのものでおいしくつくる料理の方がずっといいっての。家事とか育児に関して、まだまだ距離があるよな。たまに赤ちゃん抱いてかわいいねって、そりゃたまに抱いてるからだろって。社会のせいにせず、男の方で進んで子どもに対する権利を取りにいかなきゃダメだよな。頑張ろうぜ、同輩諸君!
フランス番長 |  2010.07.21(水) 19:04 |  URL |  【コメント編集】

国際離婚により起こる子供の連れ去り、共同親権については、本当に大きな問題ですね。

個人的には、もう少し議論を深めてからハーグ条約を批准すべきかなと思っています。

日本は欧米諸国とは違いますので、世界標準に必ずしもあわせる必要はないとも思うのです。

日本政府はどさくさにまぎれて?早期批准を目指しているようですが、犠牲になるのは子供です。特に「子供の幸せとは何か」を為政者は考えていただきたいです。
国際離婚とハーグ条約 |  2011.06.13(月) 13:15 |  URL |  【コメント編集】

■自分のしたことはすべて跳ね返ってくるのでは。

法律や制度は社会の秩序を保つ為のもので、自分が得して生きる為ではありません。子供は親の同志にさせられる為に生まれてくるのでもありません。権利だけ主張し、自己責任を拒否すれば、連帯責任を負わされます(親権を個人でなく、国家に決められる)。ハーグ条約加盟要請は「欧米は日本の習慣から逃げる道具」と捉える人に現実を突きつけました(日本から連れ去られるケースもありますが)。それから「名無しさん、押忍!」の文中に因んで。日本女性と結婚し、日本で暮らしていた中国人男性(日本国籍取得)が、夫婦仲悪化の後、2人の間に生まれた子供を連れて中国に帰ってしまったケースを聞いたことがあります。離婚手続きを経ていない連れ去りです。日本国籍なので中国政府は関与せず、だったそうです。
ブチ猫 |  2011.06.17(金) 13:20 |  URL |  【コメント編集】

■ハーグ条約絶対反対です。

相手と一緒になるために自分の国を離れて、相手の文化に合わせて生活してきた者に最初から最後まで負担が大きいです。
これは全く「フェアーな国際的な締結」とは言えません。
こんな条約に加盟しなかった今までの日本はまともだと思います。
民主党になってから、日本は本当にツイてないことばかりですね。
Cocoro |  2011.07.05(火) 16:08 |  URL |  【コメント編集】

初めまして。すんごい面白い番長さんのブログに巡り合えて感激してます。ハーグ条約は最近日本でもやっと話題になっているようですね。私の住むここアメリカでも日本人妻による子供連れ出しは多数発生しています。・・日本人って結構悪名高いですね。国際結婚で子供を儲けた私にも重大な問題なのですが、日本のハーグ加入は今後避けられない問題になるでしょうね。多くの日本人は何かあれば自分の国に帰ればいいやとという精神の人が多いのでしょう。本当に子供を、子供の将来を守りたかったら逃げる前に出来ることは沢山あると思います。DV等の問題があるのならまず警察を呼んでポリスリポートをとらなきゃいけないし、カウンセリング受けるなり(国際結婚だもん、お互いの常識ってモンが違うから子供が出来たらもめるの当たり前だし)、まずは諦める前にやるべきことをやるのが最終的に自分と子供を守ることになると思います。言葉のギャップがあるんで何かと不利な事は多いと思いますが、国際結婚をする以上 自分の身は自分で守れる強さはなきゃだめです。日本みたいに何もしらない~じゃ通用しませんから大体の国では。知らない方が悪いって言われるのがオチです。
働くママ IN SD |  2011.07.28(木) 04:43 |  URL |  【コメント編集】

■働くママ IN SD さん、押忍!

 番長の記事を楽しんでもらえたようで何よりだぜ。こんなもんでもウェブ上に晒しておく甲斐があったってもんだな。ハーグ条約は、日本政府も加盟することで方針を決めたようだ。具体的なことはこれから詰められるんだそうで、意見が分かれるところであることは重々承知だが、時代の趨勢から見て加盟自体は避けられないところだろうとは番長も思う。あとは泣く人が出てこないように運営面で細心の注意を払ってくれるように期待するばかりだな。日本政府も、国際結婚の手続きを取ろうとする日本国籍者にはハーグ条約の存在をきっちり知らせるようにするとか、随所で配慮をしてもらいたいもんだぜ。惚れたハレタは勝手だが、こさえた子どもは勝手ってわけにはいかねえからな。
フランス番長 |  2011.08.08(月) 14:54 |  URL |  【コメント編集】

■Re: ハーグ条約絶対反対です。

 Cocoroさん、押忍! 恋は盲目と言うが、そもそも結婚をする段階で、フェアじゃない部分はフェアじゃないとしてハッキリさせておくことが大事だと思うんだな。日本人女性が外国人男性と結婚し、外国で生活する。これはもちろん大変なハンデがあるわけだ。それをやっぱり、相手の男性にきっちりわからせる。できりゃ子どもについての取り扱いも決めておく。そりゃ難しいだろうが、かと言っていつまでも難しいからできないで済ませておくから悲劇が繰り返される面もあるんじゃねえだろうか。ハーグ条約加盟を機に少しでも意識が変わるんであれば、それはそれでいいことなんじゃねえかな。
フランス番長 |  2011.08.08(月) 15:07 |  URL |  【コメント編集】

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