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2010.07.27 (Tue)

モロッコのフランス語、日本の英語

 まいったね。
 公用語?には、まいったね。


 番長先日、モロッコへと旅行に行ってきた。
 アンタ、知ってるかい、モロッコって国のことを。そうよ、カルーセル麻紀が性転換手術を受けたあの国よ。あとはあれだな、聖子ちゃんが歌ってたろ、「マラケッシュ~迷路のま~ち つかまえたらい~なり~よ~」なんてな。稲荷じゃねえぜ、言いなりだ。あのマラケッシュてのはモロッコにある町の名前だ。
 そんなこともあって番長の中では、神秘の国という印象だったんだが。実は地中海を挟んでフランスやスペインに面する、ヨーロッパからごく近い国だった。
 アフリカ大陸にあるんだが、交通網やホテルなんかはちゃんと発達していて、旅行しやすい。それでいて物価はヨーロッパに比べれば安い。しかも、迷路のように入り組んだ旧市街や砂漠に代表される自然景観など、見どころが多いときて、ヨーロッパ人にはとても人気のある観光地だ。日本から見たときのタイみたいな位置だな。


 そんなモロッコの公用語は、アラビア語だ。アラビア語しかないことになっている。
 ところが、フランス語がおっそろしく通じる。まったくわからないって人は珍しいくらいだ。バイクタクシーの運転手のじいさんやスーパーのレジうちのねえちゃんでもちゃんと通じる。
 これは、かつてのフランスの植民地だった影響だろう。正確には保護領だったそうだが。
 モロッコは「国際フランス語圏協会」に正式加盟している。同じく植民地だった隣国のアルジェリアは入ってねえのにな。

 モロッコのテレビには国営放送が2チャンネルあるんだが、うち1局は通常、フランス語で放送されている。アラビア語の字幕はなし。ニュースもバラエティもフランス語。映画はごていねいにフランス語の吹き替え版。
 現地に住んでいる方のブログによれば、放送時間の半分以上がフランス語のみで放送されているんだそうだぜ。

 もちろん、新聞や雑誌もフランス語のものがたくさん売られていた。
 看板や標識、駅のアナウンスからスーパーの商品表示にいたるまで、すべてアラビア語に加えてフランス語が併記されている。英語はない。
 それほどフランス語が身近な国だった。


 さて、メクネスという中規模都市から列車に乗ったときのこと。
 1等車だった。物価が安かったんで、ここは一つ張り込んでおくかと思ったのよ。2等車より倍くらい値は張ったぜ。そりゃ、客もそれなりの地位にいる人なんだろうよ。
 番長は3人のモロッコ人と同じコンパートメントに乗り合わせたぜ。両端に年かさの男性が2人、おそらく50代から60代初頭くらいだ。で、2人の真ん中に女性が1人。アラフォーってとこだろうか、見るからに気ぐらいの高そうなオバハンだ。
 この3人は連れってわけじゃない。いずれもたまたま乗り合わせた、見ず知らずの他人だった。

 なんとも驚いたことに、この女性が他のモロッコ人乗客と話すとき、フランス語を使うんだな。必ず。
 モロッコ人ではないのかと思って、気付かれないように観察してみたんだが。
 どうもそうとは思えないのよ。

 3人とも荷物が非常に少ない。女性はハンドバッグひとつ、男性はビニール袋を提げているだけ。旅行者には見えねえ。
 少なくとも男性2人は地元の人だった。この2人だけで話すときは、アラビア語と思しき言葉で会話を交わしていたからな。1人は軍人のようで、帽子をかぶってるんだが、これにモロッコ国旗にもある星印が付いていた。もう1人は、これはもうモスクの前でしゃがんでるのをよく見るような、そういう格好をしてたな。
 女性も、これはあてにはならねえが、顔は見るからにモロッコ人。いわゆるエキゾチックな顔立ちをしていた。目といい鼻といい、太った体つきといい、典型的なアラブ・スタイル。服は黒っぽいのを着てたが。何と言うのかねえ、中国は大変な経済成長を遂げたが、しかし、未だに日本人と比べると服装に抜きがたい違いが感じられることがあるよな。あの感じが漂っていたぜ。ま、これは極めて主観的な話だが。実際、ヨーロッパで見る中国人と日本人の服装の差ってのはどんどんなくなってきたように思うからな。


 それよりも、気になったのは彼女の使うフランス語よ。独特のイントネーションもあったんだが、それよりも。
 あいづちをうつときに必ず「ウィ、ビヤンシュー」って言うのよ。これは「もちろん」という意味なんだが、何度も何度も、数十回は繰り返してたな。
 これは英語で例えれば、ずっと「イエス、シュアー」と言い続けているようなもんだ。ネイティブだったら「アブソリュートリー」とか「イグザクトリー」とかなんとか言い換えるよな。
 フランス語でも同じことで、エヴィダモンとかアブソリュモンとかトゥータフェとかヴザヴェレゾンとか、なんなりと言い方はある。

 総合的に言って、3人ともモロッコ人だったと思うぜ。
 なぜアラビア語を話さないのか。いくらフランス語が身近だからって、これはたとえば、日本人同士が英語で会話するようなもんだぜ。


 ところが、こういう「モロッコ人がモロッコ人に対してフランス語で話す」って場面に、このほかでも何回も出くわしたのよ。
 スーパーで子どもにフランス語で説教をしていた父親。
 空港で職員にクレームをつけていた女性。
 うーん。

 似た現象が起きている国に、インドがあるよな。知識階級は英語を話す。独特の、かなり強いイントネーションがあるが。
 でも、インドは国内に100以上の言語を持つと言われている多言語国家だ。公用語のヒンディー語ですら、人口11億人のうち4割くらいしか使えないらしい。だから、英語の出番が増えるのもまあわかるよ。

 しかしモロッコに存在するのは、アラビア語のほかにはベルベル語だけ。山岳地帯の言語だが、これをさらに細かく分類しても3言語にしかならない。
 ちなみにモロッコの全人口は3200万人で、ほとんどがアラビア語を理解する。インドとは事情が違うわけよ。

 例のアラフォー女性の姿は、自らの知的レベル、およびそういう教育を受けられた背景としての富、洗練されたわたし、を示すためにフランス語をしゃべってるように感じられたぜ。つまりはステイタス。ヴィトンのバッグと変わらねえ。
 もっとも番長には、モロッコ人との会話にフランス語を使うってこと自体が、すこぶる知的レベルの低い話に思えてならねえけどな。日本でヴィトンのバッグを持ってる人を見ても、センスがいいとは思わないのと同じようにな。


 モロッコは1912年にフランス統治下に入り、第二次世界大戦後の56年、独立した。その間わずかに50年。
 なあ、たとえば韓国人が日本からの独立後、日本語を進んで話すことがあっただろうか。ないよな。金輪際ないよな。
 なんなんだろうこの違いは。
 なんてことを考えているうちに、メクネスを出た列車はモロッコ最大の都市、カサブランカに着いた。ハンフリー・ボガードが主演した同名の映画でも有名だよな。アンタも名前くらいは聞いたことあんだろ。

 この町はビジネス都市で、観光客にとっての見所はあんまりねえ。そんな中、ほぼ唯一の呼び物となっているのが、ハッサン2世モスクってヤツだ。
 とにかく巨大で、ミナレット(尖塔)の高さ200メートルは文句なく世界一、全体の大きさも世界で3番目だとか(1番はメッカ)。のべ1万人にのぼるモロッコ人職人が7年の歳月をかけて完成させたというモスクは、確かに壮麗だった。モロッコじゅうから寄付やら税金やらを集め、かかった予算は5億ドル(だいたい500億円)を下らねえという説明だった。社会保障とかインフラ整備とかに使えよ、と思ったがな。
 このモロッコの誇り、前国王の名を冠した巨大モスク、なんと設計したのはフランス人。ミシェル・パンソーという人だそうだ。
 こりゃ明治神宮をアメリカ人に設計させるような話じゃねえかよ、なあ。


 番長があえて言う話じゃねえが、外国語を学ぶというのはとても重要なことだ。言葉を学ぶというのは、言語体系を通じてその価値観を学ぶということでもある。フランス語を勉強すれば、フランス的な発想ってもんが身についてくる。視野が広がるぜ。
 他方、言語を学ぶというのは、その言語に対して屈服することだ。無条件降伏をすることに他ならねえ。

 以下、話をわかりやすくするために、フランス語を例に取るが、どの言語でも同じことだぜ。
 フランス語に関して、フランス人は絶対的な存在だ。
 こっちの喋ったことを聞いたフランス人が、わからない、違うと言えばそれまで。なぜと疑問をぶつけたところで「フランス語ではそうなってるから」と言われればそれまで。
 言語というのは、どれだけ体系的に学問化されていたところで、そういう性格のものだ。山のことはなんでモンターニュって言うんですか、なんて聞いても詮無いことだろ。

 じゃ、言語を習得して楽しいのはどういうときか。
 フランス人の話していることが聞き取れるようになったとき。こちらの言ったことがフランス人にちゃんと通じたとき。
 言ってみれば、フランス人に近づいたとき、フランス人に認められたとき、なのよ。

 すなわち、フランス語という枠内においては、フランス語ネイティブとフランス語学習者の間では、常に上下関係がはっきりしているわけだ。

 それぞれの植民地では、もともとフランス語を使っていたわけじゃねえ。支配されて宗主国の言語を使うようになった。
 モロッコでは公用語でこそないが、上記の通りの有様。西アフリカでは多くの国でいまだに公用語だ。現地の人々はこの言葉を習得しようとし、その度ごとに無条件降伏を強いられる。フランス人が先生に、師匠になる。そういうことを繰り返しているわけだ。


 番長が思うに。
 語学や学問に限らずあらゆることについて言えるが、人に屈服できないヤツってのはダメだ。ひざまづいて教えを請う謙虚さがないヤツってのはさ。
 だが、言語を学ぶというのは、人のランク付けに直結するって一面もある。
 モロッコで目にしたいびつな情景は、まさにそういうことの一端だったんじゃねえかなと、思ったわけだな。

 日本だって例外じゃねえ。
 楽天だユニクロだって会社では、英語を社内公用語にするらしい。そこまでいかなくても、出世するにはTOEICで何点が必要、なんて会社は枚挙にいとまがねえよな。
 そういえば英語を日本の第二公用語にしようなんて議論が、大まじめにされたこともあった。モロッコで見たフランス語オバチャンは、日本にもたくさんいるようだな。


 いや、まいったね。
 残念だったねえ、第二次大戦後にアメリカの日本支配がごく短期間で終わっちまったのは。おかげさんで、今でも日本はTOEIC世界ランクで最下位を競おうかって有様だぜ。




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11:00  |  フランス語  |  トラックバック(0)  |  コメント(31)  |  編集  |  上へ↑

*Comment

はじめまして。
突然ですが、君が代の作曲者は林広守という日本人のはずですよ。
確かに当初、フェントンというイギリス人に作曲が依頼されたのは事実のようですが、歌詞が合わずに没になったはずです。
英語嫌い |  2010.07.26(月) 20:48 |  URL |  【コメント編集】

日本はアメポチとよく言われますが、まあその通りでしょう。
全国にアメリカ軍基地がありますし、上納金も払ってますし。
親分子分の関係ですが、しょうがないですね…
あ |  2010.07.26(月) 23:47 |  URL |  【コメント編集】

■英語嫌いさん、押忍!

 ご指摘を活かして、記事を一部修正させてもらったぜ! メルシーのボークーよ。
フランス番長 |  2010.07.27(火) 00:02 |  URL |  【コメント編集】

■あ さん、押忍!

 いやいや、アメリカと日本の関係ってのはなかなか複雑だと思うぜ。それこそフランスとモロッコの関係並にな。同じ北アフリカでも、アルジェリアがあんだけ対フランス感情が激しいのに対して、モロッコの恭順っぷり。実に興味深いぜ。
フランス番長 |  2010.07.27(火) 00:04 |  URL |  【コメント編集】

番町さん、お疲れ様です。

モロッコは、イスラムの国?ぐらいしかイメージなかったので、目から鱗がぽろぽろです。

これまでの人生、なんで英語圏に生まれなかったかな~と思ったことは数知れず。。。。
苦し紛れの英語ですら、人格が変わるのを自覚しますが、

心で描く→言葉にする→実現させる時は、やっぱり日本人でいたいと思いました。

ま、私の英語、そんな心配は無用なんですが。。。



れいぼん |  2010.07.27(火) 00:46 |  URL |  【コメント編集】

■言葉

言葉って、単なるツールでもあり、言葉では言い表せない何かが
有るのですよね。

例えば、同じ文章を英訳しても、ち、違うんだよなー、そうじゃないん
だよなーーー、って100%訳せない場合も多いですよね。

あと、アジアの言葉は数学をする人達には有利みたいですね。
確かに、九九だって、日本語のあの語呂合わせが無かったら
どうやって覚えるの?って感じですよね。お経みたいに音で覚えている
なんて、世界でもあまり無いのでは?
インド式20x20までの掛け算は、あれはコツを掴めば誰でも
出来るみたいですが。まあ、複雑な計算は電卓で良いかな?と。笑
電卓無ければ、筆算。(な、懐かしい)

日本に英語が根づかなかったのは、日本には歴史が有って
誇り高くすぐには崩せないものや事が多かったからでしょうね。
英語でわびさびなど表現出来ません。一瞬に冷めます!笑

あの、2社の社内英語、正気なのでしょうかねえ・・。
とあるブログには社長の出自についての疑惑が書かれていますが
本当の日本人で、日本企業という誇りを持って居る企業だったら
日本人社員にまで英語強制はしないのでは?なんて世間の人は
思っているのでは?日本企業として応援していたのですが、
あんな風に米英(英語なんて米英でしょ?世界語ではないですよね)
にのみかしずくような姿を見ると、ちょっと考え直してしまいますよね。
そうなると、あの企業が棚ボタですね・・・。
日本企業、コンサルなどに乗せられて地雷を踏んでいなければ
良いのですが・・・・・・。大体コンサルって海外仕込みですよね。


MIMI |  2010.07.27(火) 08:14 |  URL |  【コメント編集】

■アラビア語は共通?

このご婦人は、フランス語でしゃべれば出自を隠せるからそうしたとも推測できます。
またアラビア語というのはどこでも通じるのでしょうか。
あれだけ広い地域にまたがっていれば違うと思うのですが。モロッコの中でも違って当然だと思います。

先日横浜市のケアマネさんが母の介護度の認定のために訪問してくれましたが、母の言葉(広島弁に近い石見弁)が全く通じず、私と家内が一時間通訳しました。日本ですらこうですから。
豊栄のぼる |  2010.07.27(火) 10:40 |  URL |  【コメント編集】

番長、お帰りなさ~い。

国民性と旧宗主国との国力差ですかね。
商売するにはアラビア語よりフランス語を残しておいた方が便利だし、先進国ぽいし。
例外かも知れませんが、アルジェリア人の知り合いがラ・マルセイエーズがかかったとき「ほら、フランス国歌だよ」と言って嬉々として歌ってました。
違和感があったのですが(歌詞ぢゃなく、それはそれでオドロキですが)、歴史問題はデリケートなはず(?)なので、あえてツッコみませんでした。
普段はフランス語、仕事は英語を使うといっていましたが金融系なので参考になりませんね。
最近知ったのが、アラビア語のニョロは右から読むって事。
よく見ると、アルジャジーラTV(NHK・BS)の字幕の動きが逆(?)で酔っちゃいそうです。

ところで、「頑固じいさん、孫三人」みてましたよ!!
水曜の6時半からだったかなあ!?
今は亡き、シャイなアンチクショウの頑固な父さんと二人で、晩御飯食べながら無言で見てました。大人の階段上る前の多感な時期、唯一父と時間を共有した思い出です、しみじみly。あ、母は夕食作り置きしてカラオケね。
丸っこいガスがビシッと筋がとおってて頼りになるんですよねぇ。
ビバヒルが始まったときに「このコ、頑固じいさん孫三人のポニーテールのコだよね」と同い年の友人に言っても、返事さえ返ってきませんでした。
ビバ昭和。。。



DOM |  2010.07.27(火) 18:18 |  URL |  【コメント編集】

でも、番長はそのご婦人に、なんでフランス語で話すのか、直接聞いて確認してわけじゃぁねぇよな?憶測で言いきるのは、ちょっとデンジャーもといダンジェローじゃねぇと、アタイは思うぜ。

ひょっとして、フランスに移民した人とかで、アラビア語が不自由なのかもしれねぇしな。あるいは、豊栄のぼるさんがおっしゃるように、出自を隠したかったのかもしれねぇ。

> このモロッコの誇り、前国王の名を冠した巨大モスク、なんと設計したのはフランス人。ミシェル・パンソーという人だそうだ。
>こりゃ明治神宮をアメリカ人に設計させるような話じゃねえかよ、なあ。

別にフランス人がモスクを建設したって、いいじゃぁねぇか。
日本人の建築家が外国に教会つくって評判になってる例だってあると思うぜ。
本当にいいモンだったら、何人のものだろうが取り入れたらいいのよ。
太っ腹じゃねぇか、モロッコ人。

妙な純血主義や国粋主義に島国のアタイらは拘泥する傾向があるが、そういうとこにおおらかな文明のほうが、長い目で繁栄するとアタイは思うよ。

モロッコ人のご婦人がなぜかフランス語で話す件については、アタイも気になるので、友達に聞いたりしてみるよ。なんか分かったらまた連絡するぜ。
フラン女番 |  2010.07.27(火) 20:03 |  URL |  【コメント編集】

番長、こんにちは&お帰りなさい

「言語はコミュニケーション手段である」と考える私はそれ以上に突っ込んでみたことがないのですが・・・、確かに見方を変えれば、服従行為なのかもしれませんね。そう考えると、言語学習は相手の言語・文化を吸収する征服行為なのかも・・・(笑)。

そう言えば、ルーブル宮のピラミッドの設計者も中国系アメリカ人で、フランス人ではないですね。アメリカでは、有能な人材を世界各国から集めるのに余念がないし・・・彼らは征服・服従を超えて、«pragmatique»な気がします。
Mouvette |  2010.07.27(火) 20:50 |  URL |  【コメント編集】

■れいぼんさん、押忍!

 ハッハッハ、番長のフランス語および英語力ってのもいいかげんブロークンなもんよ。ま、言葉だとか文化だとかはさ、何が得だソンだって基準を離れて考えたいところだよな。ま、ビジネスの第一線はもっと抜き差しならない状況だってのは、わかるつもりだけどよ。すべてを一緒くたにされちゃあ困るよな。
フランス番長 |  2010.07.27(火) 21:14 |  URL |  【コメント編集】

■Re: 言葉

 MIMIさん、押忍! よほど単純な文章でも、100%そのまま訳すってのは不可能なんじゃねえかと番長は思うんだな。たとえば「私はりんごを食べます」って文章があったとしてだ。そのリンゴがいったいどんなものなのかってのは、各国の人によって違うわけじゃねえか。日本人なら「ふじ」や「つがる」を思い浮かべるだろうが、フランスにあるリンゴってのはおしなべてもっとこぶりだからな。味も違う。言語ってのはそういうもんなんだよな。実際、フランス語では背が低いことを「リンゴ3個分」と言うが、こういう感覚ってのもフランス生まれじゃなきゃなかなか理解できねえ部分があると思うぜ。そこへ行くと、数式ってのも一つの言語であり、かつとてもシンプル。英語よりずっと国際語なのかもしれねえが、背後にあるものはやっぱり違う。ご指摘の通り、九九ってのがあるのは日本だけだもんな。だから言語はおもしれえんだろうな。
フランス番長 |  2010.07.27(火) 21:19 |  URL |  【コメント編集】

■Re: アラビア語は共通?

 豊栄のぼるさん、押忍! アラビア語はフスハー(標準語)とハンミーヤ(方言)とに分かれる。モロッコなどのマグレブ諸国で話されているアラビア語ってのはかなり方言がキツイらしく、エジプト人なんかは理解できないらしい。とは言えモロッコ国内ではちゃんと通じるし、お隣アルジェリアなんかでも大丈夫なんだそうだ。少なくとも日本の方言のような違いはないと思うぜ。
フランス番長 |  2010.07.27(火) 21:23 |  URL |  【コメント編集】

■DOMさん、押忍!

 なんと! 頑固爺さん孫3人を見ていた人ってのはホントに希少価値なんだぜ。ほとんどこの話題を出して盛り上がったためしがねえもんな。そうそう、番長もビバヒルのあの子は「クリス」だって言ってもみんな無反応でガッカリさせられたもんよ。しかし頑固爺さんのころが一番かわいかったよな、あの子は。ありゃ最終回だったかねえ、kのクリスとchのクリスのエピソードとかさ。いまこうやってコメント書きながら思い出したぜ。番長はガスの親友、ジョー・カプランがお気に入りだったな。っと、何の話だっけ。そのアルジェリア人は割と例外的な人かもしれねえが、何が例外かなんてのも見方によるんでわかりゃしねえよな!
フランス番長 |  2010.07.27(火) 21:29 |  URL |  【コメント編集】

■フラン女番さん、押忍!

 確かに番長も、自分のその推定・推測がダンジェローだってことはよくわかってる。しかし、モロッコ人がモロッコ人にフランス語で話しかけてる場面ってのを、モロッコではそこら中で目にした・耳にしたってのもまた事実なのよ。モスクも確かに勝手。あるいは、モロッコ政府が本気でモロッコにTGVを走らせようとしてるらしいってのもまた、そりゃ勝手だぜ。だが、実際に現地に行くと思うのよ。そんなことをしてる場合なのかい、何を追い求めてるんだい、ってさ。ハッキリ言って、フランス人と同じベクトルの向きで勝負したら、モロッコはいつまでたってもフランスの後塵を拝し続ける存在だろうよ。モロッコ人がフランス語をしこしこ勉強することに象徴されるようにな。そうじゃなくて、モロッコらしさで勝負した方がいいんじゃねえの?ってのが、番長の意見ってことだな。
フランス番長 |  2010.07.27(火) 21:47 |  URL |  【コメント編集】

■Mouvetteさん、押忍!

 いやー、たとえばアメリカの場合だが、あれはアメリカが集めているというよりは、勝手にアメリカに集まってきてるんじゃないのかねえ。世界で唯一の超大国にさ。英語が国際語なのは、英語がわかりやすいからでも、イギリス人が優れているからでもなく、超大国であるところのアメリカで使われている言語だからだよな。だから、今後覇権が中国に移って、アメリカが没落するようなことが仮にあれば、国際語は簡単に中国語に取って代わると思うぜ。それは実利主義ってよりは、むしろ覇権主義と呼ぶんじゃねえかな。

フランス番長 |  2010.07.27(火) 22:24 |  URL |  【コメント編集】

■はじめまして。

こんにちは、番長。
在仏1か月半のミライです。
3週間ほど前にこちらを発見し、以来過去ログを貪る毎日です。

「フランス(人)っておもしろいねぇ~」「わけわかんないねぇ~」と
困ったことや驚いたことを毎日家族と笑い合っている中で
番長のブログは「なるほど!そういうことなのか!」と
日々沸き起こる疑問を払拭してくれる、貴重な情報源となっています。

モロッコといえば、言語とは関係ない話になってしまうのですが
先日、旅行でモロッコにいっていた友人とパリで会いました。
すると、なんとモロッコ~スペインへ空路で渡った際に
預けたスーツケース等がなくなってしまったということでした。
スーツケースの行先はスペインですから、この先日本に届くかどうか…と
一同沈黙…。
その他にも複数のトラブルがあった後のlost baggageだったそうで
一筋縄ではいかない国、という印象を持ってしまいました。

番長は無事に過ごされましたか?
ミライ |  2010.07.27(火) 22:37 |  URL |  【コメント編集】

■モロッコ人と台湾人

番長、押忍!

モロッコは訪れたい国の一つです。次の旅行はジブラルタルかアルヘシラスから、モロッコのセウタへフェリーで渡りたいと思っていたところでした!
なんとタイムリー!

番長の文章から、モロッコとフランスの関係は、台湾と日本にクリソツじゃないかと思いました。
我が家の仏夫も(他の仏人同様?)アルジェリアのことは、ぼろくそ言いますが、モロッコはいい国だ、モロッコ人はフランス語を話しフレンドリーだと評価高いです。モロッコ人の合気道の師匠に習ったことも。

日本はかつての台湾の宗主国、同じ中国人でも大陸の人たちとちがい日本や日本人に対してとても友好的です。20年以上前初めて台湾を訪れた時もタクシーに乗るなり、「日本語得意です!」と戦争を体験した年代のドライバーさんに言われました。日本語で一生懸命案内をしてくれました。ほかにも台湾では、日本人としてとてもフレンドリーに接してもらい、若い世代もよく日本語を勉強しています。
戦時中も大陸と違って、虐殺など悲惨な事件がなかったからか?
ほんとに大陸との違いの大きさに驚きました。
(昨今は、大陸の人たちもツーリストビザ発給が緩くなり、日本を訪れ日本を好きになる大陸の人増加中ですが。)

日本人がそれほど台湾を好きかと言えば、それは個人個人わからないけど、同じ中国人でも台湾人のほうが大陸よりいいイメージなのでは?先日7/26の土用の丑の日も台湾産のウナギはそれほど抵抗ないけど、大陸のは・・ちょっとって感じです。(今年はウナギの稚魚が海水の影響で不良で国産は品薄割高でしたから)

だからと言って、番長が見たモロッコ人同士でフランス語を話すように、台湾人同士で日本語を話しているかと言えば、謎(多分ないでしょう)ですが?

また、モロッコネタ、マグレブネタ、スペインネタなどもよろしくです。
v-14


bichon |  2010.07.28(水) 15:48 |  URL |  【コメント編集】

■再びこんにちは

仰るとおり、確かに大国アメリカに夢をはせ(アメリカンドリームの名残?)、かの大国を目指す人は多いと思います。ただ、それは、アメリカが有能な人材に対し、大金を出すのを惜しまないことに大きく由縁しているのではないでしょうか。国籍を問わず、有能な人材を多く国に留めようとするアメリカ(政府)の姿勢は、実利主義だと思います。
ただ、言語に関しては、確かに覇権主義の一面はあると思います。英語に限らず、かつてフランスが世界にその名を轟かせていた時代(あら、とお~い・・・)には、人々はこぞってフランス語を勉強したわけですしね。
Mouvette |  2010.07.28(水) 16:37 |  URL |  【コメント編集】

■うちの家人もです

モロッコはどうか知らないけど、アルジェリアの場合革命前は皆がフランス語で革命後に徐々にアラビゼされてしまったので、家人(50代)姉(60代)を話すときは、いわゆるあのラップみたいなフラビーです。しかの姉さんの場合アラブ語は話せるがかけないとかよめないとかの状態で。職業は小学校の先生だったのに。

番長の「アクセとしての仏語」はもしかして言い当て妙かも。やっぱり旅行中でも仏語しゃべれる人はきれいな身なりしてましたもんね。

しかし、カルーセル麻紀って。。。あたしもモロッコと言えばそうやった。
天真爛漫子 |  2010.07.28(水) 17:45 |  URL |  【コメント編集】

■頑固爺さん

番長!
番長のイイタイコト、良く分かったような気がするぜ!
そうだよな。モロッコならモロッコらしさで勝負しようぜ、ってのは納得だ。
それに、この目で見た、ってのは、事実として重みがあるよな。
コンヴァンキュ~だよ。

アタイは、なぜモロッコはそんなにもフランスびいきなのか、かなり気になってきたので、調べてみるぜ。他の方も書いておられるが、日本に置き換えてみれば台湾を思い起こさせるね。(台湾はその前の清朝の統治や、その後の国民党の統治が厳しかったので、相対的に日本の統治時代が悪くは思えない、ってことらしいやね。)

モロッコとフランスにも深い歴史的背景があるんだろうな。戦略上の要地だし、つねにドイツなど諸外国もねらってた場所だから、反乱軍が外国勢力と手を結んだりしないように、フランスも気をつかって統治してたのかもな。

ところで、アタイも、頑固爺さん孫三人はしっかりみてたぜ。
ビバヒルが始まったときもブレンダ=クリス!って思った。
ジョーカプラン、懐かしいねぇ。

そうか、世間では頑固爺さんは認知度が低いのか・・・知らなかったぜ。
フラン女番 |  2010.07.28(水) 22:26 |  URL |  【コメント編集】

■Re: はじめまして。

 ミライさん、押忍! アンシャンテだぜ。ロストバゲージかい。番長、モロッコで困ったことは一度もなかったな。格安航空会社に乗ってったのに幸運だったぜ。ま、ロストバゲージを避ける最善の策は、直行便だけに乗ることだよ。ここ最近で被害にあったのは1件だけ! エールフランスだったなあ。トランジットが間に入ったのが災いしたんだと思ってるぜ。モロッコは確かに一筋縄ではいかない部分も多々あるが、主に観光客狙いの商売が鬱陶しいってことくらいかねえ。しかし、インドほどはしつこくないという印象だぜ。
フランス番長 |  2010.07.29(木) 19:03 |  URL |  【コメント編集】

■Re: モロッコ人と台湾人

 bichonさん、押忍! モロッコはいいとこだぜ、是非楽しんできてくれよな。ハマムも入ってくるといいぜ。さて台湾。確かに親日的な国だよな。本土中国との違いは、やっぱり教育じゃないのかねえ。中国は社会主義国で、アメリカの手先だった日本は敵国だったわけだからな。しかし台湾はアメリカ側。その名残が続いてるのかなとも思うぜ。ん? ああでも韓国は西側か。うーん、よくわからないねえ。実は足元日本こそが一番よくわからないかもしれねえ。あんだけケチョンケチョンにやられといて、なんでアメリカに付き従うのか。いや、別に不満があるわけじゃねえんだが、単純に不思議だよな。
フランス番長 |  2010.07.29(木) 19:17 |  URL |  【コメント編集】

■Re: 再びこんにちは

 Mouvetteさん、再び押忍! なるほど、アメリカに比べて日本ってのはそのへんに関して後手後手だよなあ。もっとも、そのための犠牲もまた払ってるとは思う。というか、アメリカという国がそもそも移民の国だからっていうのはデカイかもな。フランスでもドイツでも、世界中どの国でも移民を受け入れた国では移民問題が起きていて、移民排斥を訴える人々が一定の勢力を持っているが、アメリカでそういう動きが、少なくとも現在では表沙汰にならなくなったというのも、そういう素地があるからだろうな。
フランス番長 |  2010.07.29(木) 19:20 |  URL |  【コメント編集】

■Re: うちの家人もです

 天真爛漫子さん、押忍! ま、モロッコにいる人にとってフランス語を学ぶことは実利が多いんだろうとは思うんだよな。なんせ銀行なんてのもみんなフランスで見たような看板を掲げた、系列銀行ばっかりだったもんな。そういうのが長じてアクセ的フランス語になるのかもしれねえ。それにしても度を超してるような気がしたけどな。
フランス番長 |  2010.07.29(木) 19:24 |  URL |  【コメント編集】

■Re: 頑固爺さん

 フラン女番さん、押忍! 頼もしいねえ、ぜひちょっと調べてみてくれよ。なぜモロッコはそんなにフランスびいきなのか。ただ、モロッコは確かスペイン領だったこともあるんだよな。今でもあるよな、セウタとかメリリャとか。そのへん関係してるのかねえ。ところで、アンタも頑固爺さん孫三人を見てたのかい! いやー、なんだか嬉しいねえ。しかし今思い出すと、黒人のほとんど出てこないドラマだったような気もするな。今じゃ成立しねえかもな。カプランはユダヤ人だったな、確か。
フランス番長 |  2010.07.29(木) 22:31 |  URL |  【コメント編集】

■『テレビでもニューハーフ・ゲイが流行ってますがね?』

 今では「ニューハーフ」「ゲイ」の多くのタレントがテレビ出演してますね?綺麗で面白い方もいれば、ゲゲッ?の人も居て自由ですよね?8月の激暑で厳しいでしょうが、共通するキーワード=「カルーセル麻紀」を含むブログ記事:常におもしろい写真を貼ってますが、「ニューハーフ」の友人が居るもので「悩み」打開解消作戦も記事りました。<`ヘ´>トラックバックをさせて戴きとう思っております。<m(__)m>
智太郎 |  2010.08.18(水) 12:16 |  URL |  【コメント編集】

■Re: 『テレビでもニューハーフ・ゲイが流行ってますがね?』

 智太郎さん、押忍! オイオイすごいねえ、コメントは意味不明だが、しかし「カルーセル麻紀」でクローリングでもかけたのかい。フランス関連ブログ界隈じゃ、番長じゃなくヨソさんでそのものズバリ、アンタがお探しのタイプの人が書いてんのがあるから、そっちを当たった方がいいと思うぜ。
フランス番長 |  2010.08.18(水) 18:08 |  URL |  【コメント編集】

■外国語を学ぶとは

番長、bonjour!

つい最近ここを発見したのですが、こんな面白いブログがあったのか!と思って拝読させて頂いただけに、更新を中止されてしまったとは何とも残念です。更新が再開される日を楽しみにしています。

さて、番長は外国語を学ぶことはその国に無条件降服することだと仰いますが、個人的にはそこまで卑屈になることも無いのかと思います。
確かに、『フランス語ネイティブとフランス語学習者の間では、常に上下関係がはっきりしている』、『語学や学問に限らずあらゆることについて言えるが、人に屈服できないヤツってのはダメだ。ひざまづいて教えを請う謙虚さがないヤツってのはさ。』、という点は尤もです。しかし、だからといってそれを降服として捉えてしまうと何だか消極的な感じがしてしまいます。
『じゃ、言語を習得して楽しいのはどういうときか。フランス人の話していることが聞き取れるようになったとき。こちらの言ったことがフランス人にちゃんと通じたとき。言ってみれば、フランス人に近づいたとき、フランス人に認められたとき。』、という感覚を持って語学に取り組むのは、仏語ないし仏人に対する友好的な感情を持っているからであって、決してマイナスなイメージは無いはずです。そこにあるのは仏語に歩み寄るような、畏敬の気持ちが大きいのではないかと思います。特に英語のような“国際語”を勉強する場合には抜き差しならない状況に陥って、というケースも多いでしょうが、それ以外の言語は基本的には個人の好奇心などから生まれた親近感というのが近しい感情なのではないでしょうか。
勿論の先述の通り、謙虚さは必要ですが、私としては屈服しているといった消極的なイメージを持つ必要は無いと思います。


話は変わりますが、ムスリムにとっては国籍以上に言語がアイデンティティーに影響を及ぼすそうです。例えば日本人でも完璧なトルコ訛りのアラビア語をマスターすれば、仲間として受け入れられるのです。宗教間、宗派間での争いが絶えない中東地域においては出自よりも言語が共同体に加わるための条件となるのだと学生時代に習いました。
そういった意味では、豊栄のぼるさんの仰っているように、例の女性は出自を隠す必要に迫られて仏語を話していた可能性もあるのかもしれません。
michael |  2010.08.22(日) 01:06 |  URL |  【コメント編集】

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 |  2013.01.02(水) 05:38 |   |  【コメント編集】

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 |  2013.05.12(日) 12:59 |   |  【コメント編集】

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