2010.02.10 (Wed)
対決! 番長vsSNCF
まいったね。
勝ち目のない戦いには、まいったね。
SNCFことフランス国鉄ってのが血も涙もない極悪非道なヤツだってことは、番長これまでにも声高に言ってきたところだ。
だが、子猫ちゃんたちは今ひとつピンときてねえようだな。
ま、無理もねえ。野郎も普段は、洗練された先進国の鉄道でございってな顔をしてやがるからな。
こいつは番長の責任でもある、そう思ってんのよ。
前回の記事では妙な癒し系のゆるキャラ出しちまったし、なんせSNCFのヒドさの実例ってものを書いてねえ。
てなわけで、ここらで一つ、番長の経験談でも話させてもらうとするか。
番長あるとき、よせばいいのにSNCFで遠出をすることになった。
遠出と言っても、特急列車で4時間程度の遠出だったのが災いしたな。もっと遠けりゃ飛行機に乗ってるよ。
ん? 飛行機なんてものを使うとは、ずいぶん出世したじゃねえかって?
さにあらず、さにあらずだぜ。
ヨーロッパじゃな、ライアンエアだのイージージェットだのっていう格安航空会社が競い合ってて、飛行機が鉄道より安いなんてことはザラにあんのよ。
空港使用料だの税金だのは別途かかるが、番長なんと、航空券の運賃だけだと1ユーロって価格で国際線を飛んだこともあるぜ。
もちろん、いつでも1ユーロってわけじゃねえ。タイミングによるんだが、それにしても安いだろ。
バカバカしくって日本の航空会社なんて乗ってらんなくなるぜ。
ただ、飛行機ってのは当然、ある程度の距離があるところにしか飛んでねえ。
特急で4時間程度ってのは、まあ区間にもよるが、ちょうど微妙なとこなんだよな。
このときは他に選択肢がなかったもんだから、やむを得ずSNCFを使ったわけだ。
脱線ついでにもう一つ書いておくと、フランスの鉄道の種別ってのは、一種独特だ。
日本だと特急、急行、準急、各駅停車、みたいな順番になってるな。ここに快速なんかが入ってくる場合もあるが、速い順の見当はおおむねつく。
ヨーロッパだと、普通はインターシティって列車が特急にあたる。あとはまちまちだが、まあそんなに難しくもない。
ところがフランスは、だ。もちろん一番速いのはTGVだ。これはいいだろう。
問題はその後だ。
よし、ここでクイズとしゃれ込もう。次の車両種別、速い順に並べ替えてもらおうか。
これがわかったら、アンタも立派なSNCFマスターだよ。
ヒントをやろう。(1)のTERは、「Transport Express Regional」、直訳すれば「地域急行」ってなところかな。
よし、正解。
並び替えはできない。
なぜなら、どれが一番速いかは、時刻表を開いてみるまでわからないから。
というのはだな。
おう、先に言っとくけどな、以下ややっこしいんで読み飛ばしてもらっても一向に構わねえぞ。
コライユってのはそもそも列車の速さじゃなく、「コライユ型の客車で運行しますよ」ってことなんだな。
ただ、そのコライユ型客車は、少なくともデビューした当時はいい客車だったから、特急や急行の用を足すことが多かった。今でもそうだ。
ま、そのデビュー当時ってのは30年くらい前の話だ。今や往時の面影はまるっきりないがな。突然室内の照明が切れるなんてことはしょっちゅうよ。そうなると乗客は真っ暗な中に置き去りなんだぜ。不便を詫びるなんてことはもちろんねえぞ。あと、トイレがまともに機能した試しがねえ。
さて。
コライユ・テオズってのは、コライユの上位版だ。こいつは客車も最新型でキレイ。車内販売のサービスもしてるぜ。
ちなみにコライユってのはフランス語でサンゴ礁の意味だが、こいつの語源はco-rail、comfortとrailを組み合わせた造語なんだそうだ。ああっ、このネーミングをプレゼンした野郎の鼻持ちならねえドヤ顔、ウマイコトカケタデショ顔が浮かんでくるようでいらつくぜ。
まあともかく。これに対して、TERってのは「各地域圏ごとに設定された急行列車」のことだ。フランスには96の県があるんだが、この上位組織として26の地域圏がある。たとえば4つの県で1つの地域圏を形作ったりしてるんだな。
で、この地域圏ごとに、それぞれの重要都市をネットした急行のことをTERって言うのよ。

(典型的なTERの車両、田舎だと1両編成なんてこともある)
つまり、TERとかコライユとかっていう種別は、速いか速くないかってこととは直接関係がねえんだ。
どの列車がどの駅に停まってどこは通過するかってのも、特に決まりはない。実際、列車ごとに違うぜ。
わかったか。わかんねえだろ。
だが、わかんないってことをわかることが大事なんだ、心配しなくていいぜ。
本題に戻ろう。
番長は鉄道で片道4時間ほどの旅に出ることになったわけだ。
どうも話が進まねえな。こっからスピード上げてくぞ。
始発駅から乗ることになった。午前7時26分発の列車。普段になく早起きをした番長、意気揚々と出かけたわけだな。
あんまり張り切っちまったんで、午前7時過ぎには駅に着いちまった。ま、あのSNCFを相手にするわけだからな、用心してしすぎることはねえ。早く着いて早すぎるってことはねえのよ。
ところが、列車の発車予定を示す電光掲示板には、「50分遅れ」と表示されてやがる。

(上から2つ目の表示)
おいおい、ちょっと待て。
この駅始発の列車だぞ。遅れが生じる道理がねえじゃねえか。
それに、他の列車はぜんぶ定刻通りに走ってるぞ。一本だけ5分遅れってのがあるが、俺の乗るヤツだけ桁が一つ違うじゃねえか。
ひょっとして、緊急の車両故障か?
しかし、だとしたら50分ってのはなんだ。故障の修理に必要な時間が前もってわかるって言うのか? いったいどういうこっちゃ。
もっとも、ある程度はフランス慣れというか、SNCF慣れしてる番長、この程度のことでいちいち驚きゃしねえ。
こういうとき、泣こうがわめこうがどうにもなんねえってことはよーく承知してるぜ。
しかし、眠い目こすって駅まで来たのにこの有様、さすがにおさまりがつかなかったんで、駅職員に理由を聞きに行ったぜ。
そしたら、だ。
ご説明しましょう、ムッシュー。この列車は毎日1往復しています。行きは当駅を7時半に出まして、正午ごろ到着。帰りは午後4時半に向こうを出て、当駅到着は午後9時ごろというダイヤになっております。
ところが昨夜、当駅への到着が約3時間ずれ込みまして、深夜0時ごろになりました。ですから、運転士が十分に睡眠時間を確保できなかったのですよ。
なるほど、そりゃ大変だったな。
運転士の労働条件をきちんと守ることのほうが、定時運行よりも大事だもんな。もちろんそうだろう。
ってバカヤロウ、お前んとこには他に運転士はいねえのかオイ。
SNCFって言えば、公務員天国のフランスの中でも高給・高待遇なことでつとに有名だが、こういう有事にも対応しなきゃなんねえからじゃねえのかコラ。
なーんてね。そうだよなそうだよな。他にいる非番の運転士を出勤させたりできないよな、こんなささいなことで。発車が約1時間程度遅れるようなことでは。
努めて冷静にふるまった番長だったが、やっぱりあきれてるのが顔に出ちまったんだろうな。駅職員が補足してくれたぜ。
ムッシュー、仕方ありませんでしょう、昨夜は事故があったのです。線路に投身自殺があったのですから。
そうかい、そりゃお気の毒なことだ。
しかし、いちばん迷惑をこうむってるのは昨夜の列車に乗ってた客だ、とは考えられねえかな。それを今朝の客にまで迷惑を波及させるってのは、どういう了見なのかなこのタコ野郎。
なーんてね。しょうがないよなあ。しょうがないしょうがない、腹を立ててもしょうがない。昭和のいるこいる師匠ばりに切り替えるのが一番だ。
そういうことなら50分の間、列車はてこでも動かねえだろうからな。のんびり朝飯でも食うとするか。
やり場のない怒りは貯め込まずに受け流し、切り返すのがラ・ヴィ・アン・フラーンス(=フランス生活)のキモだぜ。
でまあ、駅構内のしみったれたサンドイッチスタンドに、連れと2人でぼんやり座ってたわけだ。
しかし、手持ちぶさたでなあ。こういう機会だから駅の中でも歩くかと、ちょいとうろついてみたのよ。
するとだ。番長目を疑ったぜ。
もう列車が来てんだよ。ホームに。
なんだなんだと思って見に行ったら、車掌が立ってるわけだよ。ホームに。
何時に発車するんだと聞いたら、「8時ジャストだ」と。
おいちょっと待てよ、元の発車予定時刻は7時26分だったよな。50分遅れれば8時16分のはずじゃねえか。どうなってんだいったい。
番長、手元の時計を見た。7時40分だった。
こいつはマズイってんで、とって返して連れと一緒に座席に着いたわけよ。7時50分ごろだったな。
荷物を下ろした瞬間、列車は音もなく動き出した。
その間、何のアナウンスもなし。駅構内でも車内でもだ。
列車の出発を告げるベルやホイッスルすらなし。
ちらっと見た電光掲示板には、相変わらず「50分遅れ」と表示されてたぜ。
8時ジャストでもなかったぜ。
オイ! 間に合ったからいいようなものの、乗り遅れてたらどうしてくれるんだよ!
いや、まいったね。
フランスでは、誰の言うことも当てにしちゃいけねえ。
信じられるのはおのれ自身だけだ。毎日が人生修行よ。

勝ち目のない戦いには、まいったね。
SNCFことフランス国鉄ってのが血も涙もない極悪非道なヤツだってことは、番長これまでにも声高に言ってきたところだ。
だが、子猫ちゃんたちは今ひとつピンときてねえようだな。
ま、無理もねえ。野郎も普段は、洗練された先進国の鉄道でございってな顔をしてやがるからな。
こいつは番長の責任でもある、そう思ってんのよ。
前回の記事では妙な癒し系のゆるキャラ出しちまったし、なんせSNCFのヒドさの実例ってものを書いてねえ。
てなわけで、ここらで一つ、番長の経験談でも話させてもらうとするか。
番長あるとき、よせばいいのにSNCFで遠出をすることになった。
遠出と言っても、特急列車で4時間程度の遠出だったのが災いしたな。もっと遠けりゃ飛行機に乗ってるよ。
ん? 飛行機なんてものを使うとは、ずいぶん出世したじゃねえかって?
さにあらず、さにあらずだぜ。
ヨーロッパじゃな、ライアンエアだのイージージェットだのっていう格安航空会社が競い合ってて、飛行機が鉄道より安いなんてことはザラにあんのよ。
空港使用料だの税金だのは別途かかるが、番長なんと、航空券の運賃だけだと1ユーロって価格で国際線を飛んだこともあるぜ。
もちろん、いつでも1ユーロってわけじゃねえ。タイミングによるんだが、それにしても安いだろ。
バカバカしくって日本の航空会社なんて乗ってらんなくなるぜ。
ただ、飛行機ってのは当然、ある程度の距離があるところにしか飛んでねえ。
特急で4時間程度ってのは、まあ区間にもよるが、ちょうど微妙なとこなんだよな。
このときは他に選択肢がなかったもんだから、やむを得ずSNCFを使ったわけだ。
脱線ついでにもう一つ書いておくと、フランスの鉄道の種別ってのは、一種独特だ。
日本だと特急、急行、準急、各駅停車、みたいな順番になってるな。ここに快速なんかが入ってくる場合もあるが、速い順の見当はおおむねつく。
ヨーロッパだと、普通はインターシティって列車が特急にあたる。あとはまちまちだが、まあそんなに難しくもない。
ところがフランスは、だ。もちろん一番速いのはTGVだ。これはいいだろう。
問題はその後だ。
よし、ここでクイズとしゃれ込もう。次の車両種別、速い順に並べ替えてもらおうか。
(1) TER (2) コライユ (3) コライユ・テオズ
これがわかったら、アンタも立派なSNCFマスターだよ。
ヒントをやろう。(1)のTERは、「Transport Express Regional」、直訳すれば「地域急行」ってなところかな。
よし、正解。
並び替えはできない。
なぜなら、どれが一番速いかは、時刻表を開いてみるまでわからないから。
というのはだな。
おう、先に言っとくけどな、以下ややっこしいんで読み飛ばしてもらっても一向に構わねえぞ。
コライユってのはそもそも列車の速さじゃなく、「コライユ型の客車で運行しますよ」ってことなんだな。
ただ、そのコライユ型客車は、少なくともデビューした当時はいい客車だったから、特急や急行の用を足すことが多かった。今でもそうだ。
ま、そのデビュー当時ってのは30年くらい前の話だ。今や往時の面影はまるっきりないがな。突然室内の照明が切れるなんてことはしょっちゅうよ。そうなると乗客は真っ暗な中に置き去りなんだぜ。不便を詫びるなんてことはもちろんねえぞ。あと、トイレがまともに機能した試しがねえ。
さて。
コライユ・テオズってのは、コライユの上位版だ。こいつは客車も最新型でキレイ。車内販売のサービスもしてるぜ。
ちなみにコライユってのはフランス語でサンゴ礁の意味だが、こいつの語源はco-rail、comfortとrailを組み合わせた造語なんだそうだ。ああっ、このネーミングをプレゼンした野郎の鼻持ちならねえドヤ顔、ウマイコトカケタデショ顔が浮かんでくるようでいらつくぜ。
まあともかく。これに対して、TERってのは「各地域圏ごとに設定された急行列車」のことだ。フランスには96の県があるんだが、この上位組織として26の地域圏がある。たとえば4つの県で1つの地域圏を形作ったりしてるんだな。
で、この地域圏ごとに、それぞれの重要都市をネットした急行のことをTERって言うのよ。

(典型的なTERの車両、田舎だと1両編成なんてこともある)
つまり、TERとかコライユとかっていう種別は、速いか速くないかってこととは直接関係がねえんだ。
どの列車がどの駅に停まってどこは通過するかってのも、特に決まりはない。実際、列車ごとに違うぜ。
わかったか。わかんねえだろ。
だが、わかんないってことをわかることが大事なんだ、心配しなくていいぜ。
本題に戻ろう。
番長は鉄道で片道4時間ほどの旅に出ることになったわけだ。
どうも話が進まねえな。こっからスピード上げてくぞ。
始発駅から乗ることになった。午前7時26分発の列車。普段になく早起きをした番長、意気揚々と出かけたわけだな。
あんまり張り切っちまったんで、午前7時過ぎには駅に着いちまった。ま、あのSNCFを相手にするわけだからな、用心してしすぎることはねえ。早く着いて早すぎるってことはねえのよ。
ところが、列車の発車予定を示す電光掲示板には、「50分遅れ」と表示されてやがる。

(上から2つ目の表示)
おいおい、ちょっと待て。
この駅始発の列車だぞ。遅れが生じる道理がねえじゃねえか。
それに、他の列車はぜんぶ定刻通りに走ってるぞ。一本だけ5分遅れってのがあるが、俺の乗るヤツだけ桁が一つ違うじゃねえか。
ひょっとして、緊急の車両故障か?
しかし、だとしたら50分ってのはなんだ。故障の修理に必要な時間が前もってわかるって言うのか? いったいどういうこっちゃ。
もっとも、ある程度はフランス慣れというか、SNCF慣れしてる番長、この程度のことでいちいち驚きゃしねえ。
こういうとき、泣こうがわめこうがどうにもなんねえってことはよーく承知してるぜ。
しかし、眠い目こすって駅まで来たのにこの有様、さすがにおさまりがつかなかったんで、駅職員に理由を聞きに行ったぜ。
そしたら、だ。
ご説明しましょう、ムッシュー。この列車は毎日1往復しています。行きは当駅を7時半に出まして、正午ごろ到着。帰りは午後4時半に向こうを出て、当駅到着は午後9時ごろというダイヤになっております。
ところが昨夜、当駅への到着が約3時間ずれ込みまして、深夜0時ごろになりました。ですから、運転士が十分に睡眠時間を確保できなかったのですよ。
なるほど、そりゃ大変だったな。
運転士の労働条件をきちんと守ることのほうが、定時運行よりも大事だもんな。もちろんそうだろう。
ってバカヤロウ、お前んとこには他に運転士はいねえのかオイ。
SNCFって言えば、公務員天国のフランスの中でも高給・高待遇なことでつとに有名だが、こういう有事にも対応しなきゃなんねえからじゃねえのかコラ。
なーんてね。そうだよなそうだよな。他にいる非番の運転士を出勤させたりできないよな、こんなささいなことで。発車が約1時間程度遅れるようなことでは。
努めて冷静にふるまった番長だったが、やっぱりあきれてるのが顔に出ちまったんだろうな。駅職員が補足してくれたぜ。
ムッシュー、仕方ありませんでしょう、昨夜は事故があったのです。線路に投身自殺があったのですから。
そうかい、そりゃお気の毒なことだ。
しかし、いちばん迷惑をこうむってるのは昨夜の列車に乗ってた客だ、とは考えられねえかな。それを今朝の客にまで迷惑を波及させるってのは、どういう了見なのかなこのタコ野郎。
なーんてね。しょうがないよなあ。しょうがないしょうがない、腹を立ててもしょうがない。昭和のいるこいる師匠ばりに切り替えるのが一番だ。
そういうことなら50分の間、列車はてこでも動かねえだろうからな。のんびり朝飯でも食うとするか。
やり場のない怒りは貯め込まずに受け流し、切り返すのがラ・ヴィ・アン・フラーンス(=フランス生活)のキモだぜ。
でまあ、駅構内のしみったれたサンドイッチスタンドに、連れと2人でぼんやり座ってたわけだ。
しかし、手持ちぶさたでなあ。こういう機会だから駅の中でも歩くかと、ちょいとうろついてみたのよ。
するとだ。番長目を疑ったぜ。
もう列車が来てんだよ。ホームに。
なんだなんだと思って見に行ったら、車掌が立ってるわけだよ。ホームに。
何時に発車するんだと聞いたら、「8時ジャストだ」と。
おいちょっと待てよ、元の発車予定時刻は7時26分だったよな。50分遅れれば8時16分のはずじゃねえか。どうなってんだいったい。
番長、手元の時計を見た。7時40分だった。
こいつはマズイってんで、とって返して連れと一緒に座席に着いたわけよ。7時50分ごろだったな。
荷物を下ろした瞬間、列車は音もなく動き出した。
その間、何のアナウンスもなし。駅構内でも車内でもだ。
列車の出発を告げるベルやホイッスルすらなし。
ちらっと見た電光掲示板には、相変わらず「50分遅れ」と表示されてたぜ。
8時ジャストでもなかったぜ。
オイ! 間に合ったからいいようなものの、乗り遅れてたらどうしてくれるんだよ!
いや、まいったね。
フランスでは、誰の言うことも当てにしちゃいけねえ。
信じられるのはおのれ自身だけだ。毎日が人生修行よ。

匿名の読者の方のご協力をいただきまして、消えてしまった記事を無事に再掲載することができたぜ。感謝感激雨あられなのよ!
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いやー電車にまつわるお話も凄まじいですが、記事そのものに関して、どなたかの御好意があったのですね!素晴しいー。パチパチ。(私は空欄を拝見して、いつぞやのトラブルがさらに発展してしまったのか、番長さん不当に苛められたりなんかしていないだろうか、なんて方向違いの心配してました。)しっかしこの電車の件、凄まじい。。。おフランスにおられる外人さん方、皆さんお偉い!私ならば生きて行く事を諦めちゃうかもしれませんよ。
くらら |
2010.02.10(水) 10:59 | URL |
【コメント編集】
「フランスも日本と同じように公務員の権力が強く、そして自殺者が多い」と聞いたことがある。知人のフランス人は「このままだと自分の国は滅びる」と嘆き、別のフランス人は「AFには乗るな、私は自分の老親を絶対に乗せない」と言う。おフランス、ガンガレ。フランスにはあんまり興味無いけど、今日はなんだかそんな気分。
追記:AF=エールフランスね。アエロフロートはSU(フライトコード)の認識だったんで。でもそう言われて見れば、どちらもAFだね(笑)。
追記:AF=エールフランスね。アエロフロートはSU(フライトコード)の認識だったんで。でもそう言われて見れば、どちらもAFだね(笑)。
黒プリシラ |
2010.02.10(水) 16:19 | URL |
【コメント編集】
むー。ここ日本では、外国大好き!な皆さんが「日本の電車は、車内も構内もアナウンスだらけで鬱陶しい。やんなっちゃうわ」みたいなことを事あるごとに仰るのですが、なんのアナウンスも無いってのも、それはそれでですね。。。フランスには、そういう運行を非難するような世論って、無いんでしょうか?
私もSNCFで、番長さんと同じようなケースでしたが手痛い洗礼を受けました。(私は乗り遅れました・・・トホホ)
以来、時間がどうであろうとホームに張り付いてます(笑)
アナウンスですが、パリの地下鉄では車内アナウンスは近年少しずつ導入されつつあるのでしょうか?この間3号線に乗った時、わりとキレイな車両で、アナウンス(確かアナウンスしてたと思うのですが、記憶違いだったらごめんなさい)&電光掲示で次の駅が表示されていて、「ええっ?!」と逆に驚いてしまいました。
しかし他の路線では相変わらずでしたので、順次導入中ということでしょうか。
以来、時間がどうであろうとホームに張り付いてます(笑)
アナウンスですが、パリの地下鉄では車内アナウンスは近年少しずつ導入されつつあるのでしょうか?この間3号線に乗った時、わりとキレイな車両で、アナウンス(確かアナウンスしてたと思うのですが、記憶違いだったらごめんなさい)&電光掲示で次の駅が表示されていて、「ええっ?!」と逆に驚いてしまいました。
しかし他の路線では相変わらずでしたので、順次導入中ということでしょうか。
opus-mf |
2010.02.11(木) 11:56 | URL |
【コメント編集】
番長、お初でございます!
とある勉強をしにおフランスへ渡ろうと思っておる者でございます。おフランスについてネットの波を流れ流れて番長に辿り着いた次第であります。
高齢化問題・オカッパ頭の番長・大観覧車・エスカレーター型階段、もうもう腹がよじれるぐらい笑いました!!
そしてこの列車のお話もそうですがフランスの超いいかげんっぷりったら日本じゃ有り得ない!!
たしかに ロマンチックな街角、おしゃれなパリジャン、とろけるマカロン……幻想世界は現実をおび・・・でも、しかし番長のブログを読んでるとおフランスの一味違った面白さに興味深々。
これから愛読させてもらいます!!!押忍!!
とある勉強をしにおフランスへ渡ろうと思っておる者でございます。おフランスについてネットの波を流れ流れて番長に辿り着いた次第であります。
高齢化問題・オカッパ頭の番長・大観覧車・エスカレーター型階段、もうもう腹がよじれるぐらい笑いました!!
そしてこの列車のお話もそうですがフランスの超いいかげんっぷりったら日本じゃ有り得ない!!
たしかに ロマンチックな街角、おしゃれなパリジャン、とろけるマカロン……幻想世界は現実をおび・・・でも、しかし番長のブログを読んでるとおフランスの一味違った面白さに興味深々。
これから愛読させてもらいます!!!押忍!!
シバ |
2010.02.11(木) 13:54 | URL |
【コメント編集】
袖摺り合わすも多生の縁なんて言うが、こんな小汚ねえサイトの記事をちゃんと読んで下さる方がいるだけでも有り難いのに、こうして復活させてくださる方がいるなんて、番長ほんとに感激なのよ。月並みなことを言うようだが、SNCFには爪の垢でも煎じて飲んでもらいてえよ。
フランス番長 |
2010.02.11(木) 14:58 | URL |
【コメント編集】
黒プリシラさん、押忍! おかげさまでの復活なのよ。番長、小学生の自分に朝礼で校長先生が言ってたことを思い出したぜ。おかげさまって言葉の「かげ」ってのは、陰であり影だと。つまり目に見えないところで自分は支えられてるんだっていう気持ちを現した言葉なんだと。当時は何言ってやがんだはげちゃびんくらいに思ってたが、まったくその通りだってことに気付かされるな。うん、飛行機もエールフランスとアエロフロートのAF(なんたる奇遇)は避けた方が無難だろうな。
フランス番長 |
2010.02.11(木) 15:01 | URL |
【コメント編集】
kenjiroさん、押忍! アナウンスがないと言っても、たとえばあれはコペンハーゲン空港だったかな、ポリシーでアナウンスをしないところもあるんだな。うるっせえから。それなら話はわからんでもないが、当然モニターなりなんなりで最新の状況は知らせてくれているという前提があっての話なのよ。SNCFには何もないからな。で、フランス人だが、SNCFに関しては既にあきらめの境地に達しているようだ。生まれたときから同じ調子なわけだからな。
フランス番長 |
2010.02.11(木) 15:04 | URL |
【コメント編集】
opus-mfさん、押忍! そうかい、乗り遅れちまったのかい。ま、ここに書いたくらいに派手なケースってのはそうそうはないしあってもらっちゃ困るが、5分程度「早く着く」ことなんざしょっちゅうだもんなあ。番長に全く理解できないのは、だったら到着した駅で定時の出発時刻になるまで待ってることはできないのか、ってことなのよ。パリのメトロだが、確かに新しい車両や施設もちびっとずつ導入されてはいるものの、まだまだオンボロだぜ。突然「次の駅で運行をやめます。だから全員降りろ」なんて言われることもしょっちゅうよ。そのくせ、運賃を効率よく巻き上げるシステムの方は整備が早いんだよな。
フランス番長 |
2010.02.11(木) 15:21 | URL |
【コメント編集】
シバさん、アンシャンテだぜ! 番長の記事を楽しんでいただけたんなら幸いよ。いやもうホント、フランスってのは超いいかげんな国なんだよな。だいたいラテン系なんだ、それもそのはずって話だぜ。番長のよくわかんねえのは、ラテン系なのにそうでもねえような澄まし顔をしてるところなのよ。いや、これはフランス人当人たちの問題じゃなく、変に持ち上げちまってる方が悪いのよ。そのいいかげんなところに味があるんだからな。ともかく、今後ともキャトル・シス・キャトル・ヌフ!
フランス番長 |
2010.02.11(木) 15:23 | URL |
【コメント編集】
日本を仏化させようという動きに疑問を感じ、色々調べるようになり貴サイトを知った者です。既に4~5件程コメントさせて頂いておりますが、当初は怒りと共に真剣に書き込んでおりました。が、ここまでくるとバカバカしくて怒る気も失せました。「勤勉、礼儀正しい、思いやりがある、清潔」な日本に嫉妬する在日仏人、或いは無責任な日本人が自分らに住み良く変えるべく動いているのだと結論付けるに至りました。フランスの歴史的建築物、美しい言葉etcは今の仏人のご先祖が造ったもの。たまたまその仏に生を受けただけで威張っているのでは? 外国人である当方が仏を心配する必要はありませんが、授かり物で「悪いこと」をすればそれは取り上げられます。運命はどんな方法を取るか知りませんが、身の丈を超えたことをすれば必ずそうなります。
ブチ猫さん、押忍! どの国にも良い面と悪い面がある。フランスもその例外じゃあねえ。ところが、どうも日本で言うフランスってのは良い面ばかりに焦点が当たってやしないかい、というのが番長の問題意識だ。それはフランスにとっても不幸なことだと思うんだな。フランスはチーズみたいに、見た目は白くてキレイだけど食べるとクサイ、でもその臭みの奥に旨味が隠されてると思うんだな。そこんとこ、キャトル・シス・キャトル・ヌフでお願いしたいぜ。
フランス番長 |
2011.02.21(月) 19:21 | URL |
【コメント編集】
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