2010.03.13 (Sat)
投票は義務だ!
まいったね。
フランスの投票制度には、まいったね。
今週末の3月14日と続く21日、フランスでは地方選挙がある。複数の県を束ねる地域圏という行政単位の議員が選ばれる。
フランス本土には22の地域圏があるが、現状ではそのうち20を野党の社会党が抑えているんだな。サルコジ率いる政権党のUMPはわずかに2地域圏のみ。どれだけ挽回できるかが見物だが、報道によると、今回も苦戦は必至なんだそうだ。
いやホント、いつも疑問なんだが、いったい誰がサルコジに投票したのかねえ。
とまあ、政治の話は置いておくとして。
フランスの投票制度ってのが日本とは結構違ってるんで、今回はその話をしようと思うぜ。もっとも、番長は選挙権がねえんで、こいつはフランス人から聞いた話だ。そのへん、あらかじめ断っておくぜ。
フランスでは、18歳になれば投票する権利が与えられる。だが、実際に投票をするには役所に出向いて申請をし、有権者であることの証明書をもらわなきゃならねえ。
20歳になれば自動的に登録される日本に比べて面倒なことだなあ、と思いきや、欧米ではこのタイプが主流のようだ。
もっとも、多くの国では他の行政手続き、たとえば住民登録証を取る手続きと同時に選挙人登録もされるらしい。
ところがフランスは違う。そういう特典めいたものは何もねえのよ。ほかの行政的な手続きに比べればそう面倒なことはないという話だが、窓口が開いている時間に役所へ行くだけで一手間だよな。

(フランスの有権者証)
この投票登録をしていない人も、若者や貧困層を中心に相当数いるようだ。
パリ郊外の貧困層が多く住む地域では、「選挙人登録しよう勢」とばかりに歌手なんかのタレント連中が運動を繰り広げてるくらいだからな。
投票所に着いたらどうするか。日本だと、まずは投票用紙をもらって、そこに候補者や政党を鉛筆書きし、二つに折って投票箱へ入れるわな。
フランスでは、投票用紙にあらかじめ候補者の名前や政党名が書かれている。だから投票用紙は全候補者分ある。5人なら5枚、10人なら10枚、20人なら20枚の投票用紙が、それぞれ山になってドンと置いてあるわけだ。
投票をする人は、まずその投票用紙を1枚ずつぜんぶ取る。さらに、投票用紙を入れるための封筒を取る。その後カーテンで仕切られたところへ行って、自分の意中の候補者の紙だけを封筒の中に入れ、あとの用紙は全部捨てる。で、投票箱のところまで行って封筒を中に入れる。
捨てちまう用紙がもったいないような気もするが、この方式だと疑問票(誰に投票しているのか、何が書いてあるのかよくわからない票)がないし、字が書けなくても投票できるというメリットがあるな。
この投票用紙、候補者が自分で用意するんだとよ。台紙は白と決まっているが、色は1色であれば何を使ってもいいそうだ。
なんと最大A4サイズ(210ミリ×297ミリ)。日本の投票用紙(衆院選の場合)は90ミリ×128ミリだから、フランスに比べると5分の1の大きさしかない。
フランスの投票制度には2種類がある。大統領選のように1人の候補者を選んで投票する場合と、「候補者の名簿」に投票する場合だ。後者は日本で言うところの比例代表制と同じで、各政党が候補者のリストをつくり、政党の得票率に応じて議席が振り分けられるわけだな。
今回行われる地域圏議会のほか、県議会など地方選挙のほとんどは、この名簿式だ。
さっき書いたように、投票用紙は候補者が用意することになっている。名簿式なら政党が用意するわけだが、1枚の紙に候補者全員の名前を載せなきゃいけない決まりなのよ。だから投票用紙が大きくなるんだな。
候補者の数によって用紙の大きさは変わる。A4用紙を使うのは候補者が32人以上いる場合で、3~31人だとその半分のA5用紙(148ミリ×210ミリ)、1~2人の場合はA6用紙(105ミリ×148ミリ)と規定されている。
どの候補者もロクでもねえ、選挙権はきっちり行使するが誰にも票は入れねえぜ、という態度を示すのが白票だ。
日本だったら、渡された投票用紙に何も書き込まずに投票すれば、それで白票になる。実にカンタンだ。
ところが、フランスではすべての投票用紙にあらかじめ候補者名が印刷されている。公式に用意された「白票」というものは存在しない。
じゃあどうするかと言うと、どうしても白票を入れたいヤツは、自分で投票用紙サイズの適当な紙を用意しておくわけよ。で、それを投票所に持ち込んで、封筒に入れる。
その場の思い付きじゃできねえ、ってことだな。
ちなみに、日本の投票箱は銀色だが、フランスの投票箱は透明だ。
規定の封筒以外を入れたら即バレよ。

(ウィキペディアより)
投票用紙を封筒に入れるのは、誰がどの候補者に投票したかを秘密にするためだ。ところが、投票自体をしたかどうかは、フランスでは秘密ではない。投票所に行って登録有権者一覧表を見せてくれと頼めば誰でも見られる。投票した人にはチェックがされているから、誰が棄権したかは一目瞭然だ。
2007年の大統領選挙では、当時サルコジの妻だったセシリアが投票に行っていなかったことが報道され、不仲説を裏付ける事実として話題になった。バレたのはこの制度のおかげってわけだな。
有権者の何パーセントが投票したかを示す投票率。この数字の高さで選挙に関心が集まったかどうかがすぐにわかる。日本では投票率が高くなると無党派層の投票が増え、選挙結果そのものにも影響があると言われている、大事な数字だな。
ところが、フランスでは使わないのよ。
代わりにあるのが、棄権率という数字だ。有権者登録をしている人のうち投票をしなかった人の割合を示す。
おおざっぱに言えば、100パーセントからこの棄権率を引き算すれば投票率になるわけだから、数字の役割はそう変わらねえ。
だったら投票率という数字で示す方が素直なんじゃねえかという気がするが、そのへんは「良い」という意味を「パ・マル(=悪くない)」という言葉で表現するフランス人だ、そういう文化なのかもしれねえな。
……いやスマン、番長いま適当なこと言った。
あるいは、投票するのが当然という意識から来ているのかもしれんな。
日本では、公示・告示後であれば、投票日前にも投票ができるわな。
フランスにはそういう便利な制度はねえ。じゃあ投票日に地元にいない人間はどうすると言うと、代理人投票ってのができるんだな。自分と同じ選挙区に住む誰かに、一票を託すことができる。
ただ、投票日になぜ地元にいないかを証明しなきゃならねえし、委託を受けられるのは一人につき2票まで。だいたい、どんな用事にしたって人に頼むのって面倒くせえよな。投票となりゃなおさらで、頼まれた方は本人に投票する気がなかったとしても投票所に行かなきゃならん。
こいつは、自分の気が向いたとき、空いた時間にポンと投票できる日本の制度に比べると、相当ハードルが高いよな。
日本の有権者ってのは甘やかされてるのかもしれねえな。これだけお膳立てが整えられてるってのに投票率が上がらないってんだから。

(投票を終えると、有権者証の裏面にスタンプが押される)
といった具合で、全般的にフランスでの投票は、日本よりも敷居が高い印象だ。
おそらく、フランスでは投票をすることが市民の義務とされているからだろう。有権者証の表紙には、「投票は市民の権利であり、義務である」とわざわざ書かれてやがる。
このへんは、フランス革命で普通選挙(男性のみだが)の権利を勝ち取ったっていう、連中ならではの意識の現れなのかもしれんな。
選挙人登録にしろ代理人投票の煩雑さにしろ、あるいはわざわざ棄権率って言葉を使うことにしろ、1票の価値の重さやありがたみをいちいち突きつけてくる感じじゃねえか。
ちなみに、オーストラリアやブラジルでも投票は義務で、怠ると罰金まで支払わなきゃならないそうだ。
一口に投票と言っても色々違うんだな。世界は広いぜ。
いや、まいったね。
アンタ知ってるかい、日本国憲法の第12条。「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない」とある。
選挙権ってのも当然その一つなわけだが、そういう意識は忘れがちだよな。
日本人ってのはずいぶん投票がしやすい環境にいるんだ。せいぜい不断に行使させてもらおうじゃねえか、なあ。

フランスの投票制度には、まいったね。
今週末の3月14日と続く21日、フランスでは地方選挙がある。複数の県を束ねる地域圏という行政単位の議員が選ばれる。
フランス本土には22の地域圏があるが、現状ではそのうち20を野党の社会党が抑えているんだな。サルコジ率いる政権党のUMPはわずかに2地域圏のみ。どれだけ挽回できるかが見物だが、報道によると、今回も苦戦は必至なんだそうだ。
いやホント、いつも疑問なんだが、いったい誰がサルコジに投票したのかねえ。
とまあ、政治の話は置いておくとして。
フランスの投票制度ってのが日本とは結構違ってるんで、今回はその話をしようと思うぜ。もっとも、番長は選挙権がねえんで、こいつはフランス人から聞いた話だ。そのへん、あらかじめ断っておくぜ。
■選挙人登録が必要だ
フランスでは、18歳になれば投票する権利が与えられる。だが、実際に投票をするには役所に出向いて申請をし、有権者であることの証明書をもらわなきゃならねえ。
20歳になれば自動的に登録される日本に比べて面倒なことだなあ、と思いきや、欧米ではこのタイプが主流のようだ。
もっとも、多くの国では他の行政手続き、たとえば住民登録証を取る手続きと同時に選挙人登録もされるらしい。
ところがフランスは違う。そういう特典めいたものは何もねえのよ。ほかの行政的な手続きに比べればそう面倒なことはないという話だが、窓口が開いている時間に役所へ行くだけで一手間だよな。

(フランスの有権者証)
この投票登録をしていない人も、若者や貧困層を中心に相当数いるようだ。
パリ郊外の貧困層が多く住む地域では、「選挙人登録しよう勢」とばかりに歌手なんかのタレント連中が運動を繰り広げてるくらいだからな。
■投票用紙が山のようにある
投票所に着いたらどうするか。日本だと、まずは投票用紙をもらって、そこに候補者や政党を鉛筆書きし、二つに折って投票箱へ入れるわな。
フランスでは、投票用紙にあらかじめ候補者の名前や政党名が書かれている。だから投票用紙は全候補者分ある。5人なら5枚、10人なら10枚、20人なら20枚の投票用紙が、それぞれ山になってドンと置いてあるわけだ。
投票をする人は、まずその投票用紙を1枚ずつぜんぶ取る。さらに、投票用紙を入れるための封筒を取る。その後カーテンで仕切られたところへ行って、自分の意中の候補者の紙だけを封筒の中に入れ、あとの用紙は全部捨てる。で、投票箱のところまで行って封筒を中に入れる。
捨てちまう用紙がもったいないような気もするが、この方式だと疑問票(誰に投票しているのか、何が書いてあるのかよくわからない票)がないし、字が書けなくても投票できるというメリットがあるな。
この投票用紙、候補者が自分で用意するんだとよ。台紙は白と決まっているが、色は1色であれば何を使ってもいいそうだ。
■投票用紙がデカい
なんと最大A4サイズ(210ミリ×297ミリ)。日本の投票用紙(衆院選の場合)は90ミリ×128ミリだから、フランスに比べると5分の1の大きさしかない。
フランスの投票制度には2種類がある。大統領選のように1人の候補者を選んで投票する場合と、「候補者の名簿」に投票する場合だ。後者は日本で言うところの比例代表制と同じで、各政党が候補者のリストをつくり、政党の得票率に応じて議席が振り分けられるわけだな。
今回行われる地域圏議会のほか、県議会など地方選挙のほとんどは、この名簿式だ。
さっき書いたように、投票用紙は候補者が用意することになっている。名簿式なら政党が用意するわけだが、1枚の紙に候補者全員の名前を載せなきゃいけない決まりなのよ。だから投票用紙が大きくなるんだな。
候補者の数によって用紙の大きさは変わる。A4用紙を使うのは候補者が32人以上いる場合で、3~31人だとその半分のA5用紙(148ミリ×210ミリ)、1~2人の場合はA6用紙(105ミリ×148ミリ)と規定されている。
■白票は持ち込みで
どの候補者もロクでもねえ、選挙権はきっちり行使するが誰にも票は入れねえぜ、という態度を示すのが白票だ。
日本だったら、渡された投票用紙に何も書き込まずに投票すれば、それで白票になる。実にカンタンだ。
ところが、フランスではすべての投票用紙にあらかじめ候補者名が印刷されている。公式に用意された「白票」というものは存在しない。
じゃあどうするかと言うと、どうしても白票を入れたいヤツは、自分で投票用紙サイズの適当な紙を用意しておくわけよ。で、それを投票所に持ち込んで、封筒に入れる。
その場の思い付きじゃできねえ、ってことだな。
ちなみに、日本の投票箱は銀色だが、フランスの投票箱は透明だ。
規定の封筒以外を入れたら即バレよ。

(ウィキペディアより)
■投票したか棄権したか、は秘密ではない
投票用紙を封筒に入れるのは、誰がどの候補者に投票したかを秘密にするためだ。ところが、投票自体をしたかどうかは、フランスでは秘密ではない。投票所に行って登録有権者一覧表を見せてくれと頼めば誰でも見られる。投票した人にはチェックがされているから、誰が棄権したかは一目瞭然だ。
2007年の大統領選挙では、当時サルコジの妻だったセシリアが投票に行っていなかったことが報道され、不仲説を裏付ける事実として話題になった。バレたのはこの制度のおかげってわけだな。
■投票率という数字を使わない
有権者の何パーセントが投票したかを示す投票率。この数字の高さで選挙に関心が集まったかどうかがすぐにわかる。日本では投票率が高くなると無党派層の投票が増え、選挙結果そのものにも影響があると言われている、大事な数字だな。
ところが、フランスでは使わないのよ。
代わりにあるのが、棄権率という数字だ。有権者登録をしている人のうち投票をしなかった人の割合を示す。
おおざっぱに言えば、100パーセントからこの棄権率を引き算すれば投票率になるわけだから、数字の役割はそう変わらねえ。
だったら投票率という数字で示す方が素直なんじゃねえかという気がするが、そのへんは「良い」という意味を「パ・マル(=悪くない)」という言葉で表現するフランス人だ、そういう文化なのかもしれねえな。
……いやスマン、番長いま適当なこと言った。
あるいは、投票するのが当然という意識から来ているのかもしれんな。
■期日前投票・不在者投票制度がない
日本では、公示・告示後であれば、投票日前にも投票ができるわな。
フランスにはそういう便利な制度はねえ。じゃあ投票日に地元にいない人間はどうすると言うと、代理人投票ってのができるんだな。自分と同じ選挙区に住む誰かに、一票を託すことができる。
ただ、投票日になぜ地元にいないかを証明しなきゃならねえし、委託を受けられるのは一人につき2票まで。だいたい、どんな用事にしたって人に頼むのって面倒くせえよな。投票となりゃなおさらで、頼まれた方は本人に投票する気がなかったとしても投票所に行かなきゃならん。
こいつは、自分の気が向いたとき、空いた時間にポンと投票できる日本の制度に比べると、相当ハードルが高いよな。
日本の有権者ってのは甘やかされてるのかもしれねえな。これだけお膳立てが整えられてるってのに投票率が上がらないってんだから。

(投票を終えると、有権者証の裏面にスタンプが押される)
といった具合で、全般的にフランスでの投票は、日本よりも敷居が高い印象だ。
おそらく、フランスでは投票をすることが市民の義務とされているからだろう。有権者証の表紙には、「投票は市民の権利であり、義務である」とわざわざ書かれてやがる。
このへんは、フランス革命で普通選挙(男性のみだが)の権利を勝ち取ったっていう、連中ならではの意識の現れなのかもしれんな。
選挙人登録にしろ代理人投票の煩雑さにしろ、あるいはわざわざ棄権率って言葉を使うことにしろ、1票の価値の重さやありがたみをいちいち突きつけてくる感じじゃねえか。
ちなみに、オーストラリアやブラジルでも投票は義務で、怠ると罰金まで支払わなきゃならないそうだ。
一口に投票と言っても色々違うんだな。世界は広いぜ。
いや、まいったね。
アンタ知ってるかい、日本国憲法の第12条。「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない」とある。
選挙権ってのも当然その一つなわけだが、そういう意識は忘れがちだよな。
日本人ってのはずいぶん投票がしやすい環境にいるんだ。せいぜい不断に行使させてもらおうじゃねえか、なあ。

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番長、こんにちは!
なるほどー、投票の制度が日本とはかなり違うんですね。
在日仏大使館そばに住む友人が、フランス大統領選挙のときにフランスの人たちが行列をなして投票に足を運んでいたのを目撃し、「フランス人は政治や選挙に対して日本人よりも意識が高いのではないかと思った」と感想を言っていたので、それに対して僕は「国家元首の直接選挙のような場合は、だいたいどこの国でも投票率高いんですよね」なんて知ったかぶりをしたのですが、実は期日前投票制度がないという大きな理由もあったとは知りませんでした。
投票用紙の用意の仕方も面白いです。なんせ欧米人は読めない字を書きますから、書かせたら混乱するのでしょう。
100円ショップの話も感心です。フランスに長期滞在したことはありませんが、イギリスにいるとき、1ポンド=230~240のころでしたので、えらく物価が高く感じました。ただそれでも食料品は日本より安かったです。なんせお米だって日本より安いのですからね。日本はお米が世界一高い国ではないでしょうか。
100円ショップは便利ですよね。それでそういう便利さに慣れていると、(100円ショップに限らず)海外に行ったときに、「なぜこっちにはないんだろう?」って感じたりします。
また「なぜだ!?」があったらどんどん書いてください。
なるほどー、投票の制度が日本とはかなり違うんですね。
在日仏大使館そばに住む友人が、フランス大統領選挙のときにフランスの人たちが行列をなして投票に足を運んでいたのを目撃し、「フランス人は政治や選挙に対して日本人よりも意識が高いのではないかと思った」と感想を言っていたので、それに対して僕は「国家元首の直接選挙のような場合は、だいたいどこの国でも投票率高いんですよね」なんて知ったかぶりをしたのですが、実は期日前投票制度がないという大きな理由もあったとは知りませんでした。
投票用紙の用意の仕方も面白いです。なんせ欧米人は読めない字を書きますから、書かせたら混乱するのでしょう。
100円ショップの話も感心です。フランスに長期滞在したことはありませんが、イギリスにいるとき、1ポンド=230~240のころでしたので、えらく物価が高く感じました。ただそれでも食料品は日本より安かったです。なんせお米だって日本より安いのですからね。日本はお米が世界一高い国ではないでしょうか。
100円ショップは便利ですよね。それでそういう便利さに慣れていると、(100円ショップに限らず)海外に行ったときに、「なぜこっちにはないんだろう?」って感じたりします。
また「なぜだ!?」があったらどんどん書いてください。
triolet |
2010.03.14(日) 18:28 | URL |
【コメント編集】
このコメントは管理人のみ閲覧できます
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2010.03.14(日) 18:33 | |
【コメント編集】
c_monkeyさん、押忍! ま、フランス人に言わせりゃフランス式の投票の方が合理的ってことになるだろうぜ。投票用紙はムダじゃねえかって気がするけどな。たとえば2007年の大統領選だと、一回目の投票のときには候補者が12人。11枚の紙はサヨウナラ、だからなあ。選挙カーってのはありゃ、日本独自の文化なんじゃねえかな。選挙って意外とそれぞれの国の文化が出やすいのかもしれねえ。てなわけでヌヌーさん稼業、サンク・ヌフ・シス・トロワ!
フランス番長 |
2010.03.15(月) 04:00 | URL |
【コメント編集】
ブログランキング「ブログん家」の管理者さん、押忍! こうやって声をかけていただいたのはありがてえが、既に番長、3つも4つもランキングには入っちまってるんでね。今回は見送らせてもらうぜ。後発サイトで大変だとは思うが、頑張ってくれよな!
フランス番長 |
2010.03.15(月) 04:02 | URL |
【コメント編集】
trioletさん、押忍! 今回の選挙、どうやら投票率が相当低いらしい。報道によると棄権率が52%を超えたそうだ。ま、なかなか地方選には関心が集まらないのかねえ。そうそう、確かに欧米人のアルファベットって読めねえもんなあ。そういう意味じゃ漢字ってのは、ある程度汚い字でも判別しやすいと言えそうだな。気付かされたぜ。
イギリスポンドは今や140円くらい、ずいぶんと下がったもんだねえオイ。実際、いま行くとあの物価の高かった国が普通に感じられるから大したもんよ。アイスランドなんてのは今行っても高く感じるから、いったい金融危機前にはどれだけ物価が高かったんだろうってとこだがな。くわばらくわばら。
イギリスポンドは今や140円くらい、ずいぶんと下がったもんだねえオイ。実際、いま行くとあの物価の高かった国が普通に感じられるから大したもんよ。アイスランドなんてのは今行っても高く感じるから、いったい金融危機前にはどれだけ物価が高かったんだろうってとこだがな。くわばらくわばら。
フランス番長 |
2010.03.15(月) 04:10 | URL |
【コメント編集】
番長のブログ読んでて、なるほどーと納得することばかり。
うちの仏夫(東京在住)は、日本での選挙権はありませんが、日本の選挙の時には、私が投票に行ったかどうかをしつこく確認し、当選結果もかなり気になるようです。棄権なんてしようものなら何を言われるかわかりません。フランス人の政治参加意識はかなり高い、その理由が今日はよくわかりました。
うちの仏夫(東京在住)は、日本での選挙権はありませんが、日本の選挙の時には、私が投票に行ったかどうかをしつこく確認し、当選結果もかなり気になるようです。棄権なんてしようものなら何を言われるかわかりません。フランス人の政治参加意識はかなり高い、その理由が今日はよくわかりました。
ビションさん、押忍! 日本人に比べると、フランス人の政治に対する意識は相当高そうだねえ。ただ、それにしちゃ今回の選挙も棄権率が5割を超えたということだけどな。ま、日本で言う中学生の時分には既に支持政党を固めているってお国柄だから、それもむべなるかなってことなんだろう。
フランス番長 |
2010.03.16(火) 10:10 | URL |
【コメント編集】
番長さんこんにちは!また遊びに参りました、てんたま♪でございます。
14日の投票、フランス人の友達が「投票するの見たい?」というので、厚かましくも投票所について行って、選挙の様子を見てきてしまいました(もちろん私は投票してませんが)。
学校に投票所が設置されていたりだとか、一人一人個別に区切られたスペースで名前書いたりとか、そういった点に関しては日本と大した違いはないように思えたのですが、選挙人であることをきちんと確認したり、番長が書かれたように、各候補者の投票用紙?がパンフレットみたいにどーん!と積んであって、とても興味深かったです。
友達も、ちゃんと有権者証にハンコ押してもらってました(^^)
こういうめっちゃ生活に密着したところも、
実際に暮らしていると、なんか気になってしまうものですね!
いつも番長さんの記事、楽しみにしております♪
14日の投票、フランス人の友達が「投票するの見たい?」というので、厚かましくも投票所について行って、選挙の様子を見てきてしまいました(もちろん私は投票してませんが)。
学校に投票所が設置されていたりだとか、一人一人個別に区切られたスペースで名前書いたりとか、そういった点に関しては日本と大した違いはないように思えたのですが、選挙人であることをきちんと確認したり、番長が書かれたように、各候補者の投票用紙?がパンフレットみたいにどーん!と積んであって、とても興味深かったです。
友達も、ちゃんと有権者証にハンコ押してもらってました(^^)
こういうめっちゃ生活に密着したところも、
実際に暮らしていると、なんか気になってしまうものですね!
いつも番長さんの記事、楽しみにしております♪
てんたま♪ |
2010.03.16(火) 20:47 | URL |
【コメント編集】
なんと! 投票所に行ってきたのかい。番長は話に聞いてるだけで、実際に足を運んだことはねえんだよなあ。投票用紙を入れたときに係員が「ア・ヴォテ!」って言ってたかい? 投票用紙はカラフルだったかい? あの有権者証のハンコ、ぜんぶ集めたら税金安くなったりすりゃ棄権率も下がるだろうになあ。って無理か!
フランス番長 |
2010.03.17(水) 00:10 | URL |
【コメント編集】
番長さん、お疲れ様でございます♪
そうなんですよー気分はまるで社会科見学でした(笑)投票用紙、確かにカラフルでした!!!最初は「ん?候補者のパンフレット?」と思ってしまったくらい。確か、A4サイズの紙だったと思います。あれ、投票所で切らしてしまったらどうやって補充するんでしょうね?各候補者の選挙事務所とかに「紙無くなりましたー」って連絡がいくんでしょうか?
有権者の確認も、ちゃんと投票所で誰が来たかを把握するみたいで、選挙人の名前がずらーっと書かれた名簿みたいのと、友達の身分証明書を突き合わせて確認してました。
「ア・ヴォテ!」は・・・用もないのに箱の近くに行ったら何かが起こりそうだったので(笑)聞けませんでしたが、きっと小声でも言っていたと思います!
以上、報告終わります、番長!(敬礼)
そうなんですよー気分はまるで社会科見学でした(笑)投票用紙、確かにカラフルでした!!!最初は「ん?候補者のパンフレット?」と思ってしまったくらい。確か、A4サイズの紙だったと思います。あれ、投票所で切らしてしまったらどうやって補充するんでしょうね?各候補者の選挙事務所とかに「紙無くなりましたー」って連絡がいくんでしょうか?
有権者の確認も、ちゃんと投票所で誰が来たかを把握するみたいで、選挙人の名前がずらーっと書かれた名簿みたいのと、友達の身分証明書を突き合わせて確認してました。
「ア・ヴォテ!」は・・・用もないのに箱の近くに行ったら何かが起こりそうだったので(笑)聞けませんでしたが、きっと小声でも言っていたと思います!
以上、報告終わります、番長!(敬礼)
てんたま♪ |
2010.03.17(水) 00:31 | URL |
【コメント編集】
てんたま♪さん、返信どうも! そうかいそうかい、置いてあったかい投票用紙。A4サイズってのは知らなかったが、調べてみたら確かにその通りのようだ。そのへんのデータ、後で記事に追加させていただくぜ。用紙の枚数は、有権者の数にあわせて刷ってあるはずだが、そこはフランス。足りなくなるなんてこともありそうだな。しかし、やっぱり目で見ないと気付かねえことって多いよなあ。いやはや、お役目ご苦労!(敬礼)
フランス番長 |
2010.03.17(水) 09:22 | URL |
【コメント編集】
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でも、今回も おもしろおかして勉強させてもらいました。
ありがとうございます。
よい → 悪くない と言い換えるところのくんだりは、
あーやっぱりなって感じです。
私もバイト中 (ヌヌヌの外国人学生ヌヌーです)
お母さん側の連絡漏れを指摘したところ
私のイニシアティブ・ボランティア精神の欠如に摩り替えられました。
ちなみに 選挙活動なんかは 日本に比べて地味な気が。。。
選挙カーの華やかな凱旋はないし、ポスターの設置場所なんかも 何か地味だし。
・・・うちの地域だけでしょうかね?(フランス東部)
個人的には、告示翌日に 候補者が あわれにもマジックの魔の手で
マッカーサー元帥になっていたのには 思わず笑いました。
(見方によっては テリー伊藤にも見えました。。。 日本病?)
このあたりのいたずらは 日本もフランスも変わりませんね!
また次回のネタも楽しみにしてます☆